人生を生きていると、うまくいくことばかりじゃありませんよね。むしろ、思い通りにいかないことの方が多いかもしれません。仕事のことで悩んだり、人間関係で傷ついたり、何かを始めたのに続かなかったり…。そんな時、ふと「こんなことして意味あったのかな」って思ってしまうこと、ありませんか?
でも、僕は思うんです。
人生に無駄な経験なんて、ひとつもない。
たとえ失敗に終わったことでも、うまくいかなかった挑戦でも、それはあなたにしか積み上げられない、かけがえのない経験です。失恋も、挫折も、転職も、後悔も、全部です。
「でも、もう若くないし…」って思う方もいるかもしれません。
50歳を過ぎたら、挑戦はもう遅い?
60歳を迎えたら、落ち着いて生きるだけ?
…そんなこと、ありませんよ。
むしろ、50歳も60歳も、人生の“深み”がどんどん増していく、素敵なタイミングだと思うんです。
たとえば、20代や30代のころには見えなかった景色が、年齢を重ねるごとに見えるようになってくる。それは、それまでの経験が心に積み重なっているからこそ。100歳になっても、そこに至るまでの経験があなたの人生に彩りを与え、味わいを増してくれます。
最近では、70代で小説家デビューする人もいれば、80代から新しい趣味を見つけて世界が広がったという人もいます。年齢を重ねることは、決して「できなくなることが増える」ということじゃなくて、「できることや感じられることの質が変わっていく」ことなのかもしれません。
だから、これまでのあなたのすべての経験は、未来のあなたの「人生の豊かさ」のための、大切な土台なのです。
頑張ってきたこと、失敗して悔しかったこと、涙を流した夜、心から笑えた瞬間…。そのひとつひとつが、これからの人生の中で、じんわりと心を温めてくれる日が必ず来ます。
もし、いま「自分には特別な才能なんてない」「たいした人生じゃない」って感じていたとしたら、どうかその考えを、ちょっとだけ横に置いてみてください。あなたがこれまで経験してきたことは、誰かにとってはきっと宝物のような話かもしれませんし、なによりあなた自身の人生を、かけがえのないものにしています。
人生は何歳からでも、何度でも、新しく始めることができます。
そして、新しく始めたことのひとつひとつが、またあなたの人生をさらに豊かにしてくれるのです。
だから、どうか自分の過去を否定しないで。
あなたの人生は、すでに立派な物語です。
今日も、明日も、あなたらしく一歩ずつ。
その歩みこそが、きっと、あなたの未来を優しく照らしてくれるはずです。