有名人も公表、躁鬱(そううつ)って何?!

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皆さん、こんにちは。
現役PSW(精神保健福祉士)です。

さて先日、人気の女性5人組アーティストである「Little Glee Monster」の芹奈さんが躁鬱(そううつ)だと、所属事務所が公表しましたね。
今回は、躁鬱について書いてみます。

気分は変動する!
私も、あなたも気分が常に一定だということは無いと思います。気分の波は誰にでも存在します。常に一定なんて人はロボットみたいで魅力に欠けますね。
躁鬱というのは、この気分の波が極端に激しく、しかも自分ではコントロールができない状態となり、日常生活や社会生活に支障をきたす状態が長く続いてしまうことを言います。

気分が激しく落ち込んだり、無気力や睡眠過多、自分の存在意義が曖昧になってしまうような状態を「うつ状態」と言います。気分の波で言うと平常よりも極端に低い、底の状態です。

一方で、気分が激しく高揚し、なんでもできる万能感、寝なくても大丈夫という気になったり、衝動的に行動してしまうような状態を「躁状態」と言います。気分の波で言うと平常よりも極端に高い、てっぺんの状態です。

躁鬱とは、底とてっぺんを繰り返す病気で、正確には「双極性障害」と言います。両極端な病的状態を繰り返すので、双極性です。
両極端な症状が現れる間隔は人それぞれで、数ヵ月間隔の方もいれば、数年間隔の方もいます。
もちろん、症状の重さも人それぞれです。
一般的にはうつ状態の方が長く続く傾向があると言われています。
躁状態は多くのエネルギーを使いますから、そんな状態が長期間にわたって続くことは、エネルギー的に無理があるのでしょう。

ここで誤解を受けやすいのが、かつては躁うつ病と言われたこともあり、うつ病(単極性)の一種と思われがちですが、実は異なる病気で、治療も異なっています。
自分の症状や生活での困りごとを適切に診察で伝えることが、治療への近道ですね。

どんなサインがあるの?
では、どんなサインがあるのでしょうか。これに気が付けば適切な治療も早くなるかもしれません。
まず、睡眠時間が2時間以上少なくても平気な日が続いている。
寝なくても元気で活動を続けられる。
人の意見に耳を貸さなくなる。
話し続けてしまう。
次々にアイデアが出てくるものの、どれも最後までやり遂げられず、うまく組み立てられない。
根拠のない自信に満ち溢れている。
買い物やギャンブルで莫大な金額をつぎ込む。
初対面の人でも構わず、やたらと声をかけていく。
性的に奔放になる(誰とでもセックスしてしまう)。

こんな状態が続いていることに気がつけば、それは躁状態かもしれません。
うつ状態のサインはまた別で書きますね。

1,000人に4~7人程度。
日本における双極性障害の患者さんの頻度は、0.4~0.7%と言われています。うつ病に比べると少ない頻度です。

精神的な症状全般に言えることですが、治療は薬物療法と心理的なアプローチなどのカウンセリング、コーチングなどを組み合わせて回復へと向かい、日常生活や社会生活に適応していきます。

芹奈さんには、焦らず回復に専念して、また素晴らしい歌声を聞かせてもらいたいですね。また、彼女はADHDとも公表されています。
ADHDについては、別の機会に書いてみます。



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