わんこ達がもたらしてくれた縁

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私は車通勤をしています。

会社で契約している駐車場の並びに住んでいる方も沢山います。
その近隣に住んでいる所に犬を飼っている方がいました。

Hさんという70代のおばさんも犬がきっかけで仲良くなりました。
もともとHさんのご兄弟夫婦が飼っていたのですが、残念ながら夫婦共に亡くなってしまい、Hさんが引き取ったというお話を聞きました。

最初は朝挨拶程度で、夕方仕事帰りにお庭のお手入れをしている時にお花屋野菜を頂いたりするようになりました。
わんちゃんはロン君というダックスで、当時12歳でした。
皮膚が弱くて病院に連れていってるのよ~痒がって可哀そうでね、などと
お話をしていましたが、ロン君が少しずつ痩せていきました。

心臓も悪いみたいでねと言っていましたが、ある朝いったらHさんが、
「今朝ロンが亡くなったの・・・・」

「えっ・・・・・・・・」

「ロンに会ってくれる?」

と言われて、お宅にお邪魔しました。

ロンくんはとても安らかな顔をしていました。
Hさんは途中で引き取った経緯もあり、わんこを見送るのは初めての事ですし、急に訪れた愛犬との別れに戸惑っていました。

私の家は親も犬好きで、私が生まれる前から犬のいる生活です。
四十数年間、現在は9匹目で第7世代(笑)です。
悲しいながらも愛犬たちを見送ってきました。

急遽会社に連絡し、1日お休みを貰い、Hさんと共に見送りました。


その日以来Hさんは一人暮らしになってしまい、Hさんからの誘いでご自宅にお邪魔するようになりました。
毎日は負担になるのではないかと心配しましたが、私と話さないと一言もしゃべらない日もあるのよ・・・・・と聞くとお邪魔することでHさんの生活に張り合いが出るのならと通っています。

朝の15分程度ですが、他愛のない話をしてコーヒーを一緒に飲んでから
出勤しています。
数年間毎日通っていると、何となく気持ちが通じてきちゃうので不思議です。
朝時間が無かったり、疲れててお弁当作れなかった時に何故かおかずを作っていてくれたり、おにぎりを準備してくれています。
本当にありがたいですし、第3の母(私には母と代母がいるので)のように思っています。




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