デザインにはデザインの作法があります

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デザイン・イラスト

格好の学び時代

昨今はアプリケーションの発達による効率化やSNSでの技術情報の公開により、デザインの世界もグッと身近な存在になったのではないでしょうか。
私も数年前、動画編集を覚えるべくYouTubeを観ては動画編集を覚えました。
その様に身近になったデザイン制作や動画制作で収入を得ようとされている方いらっしゃると思います。
ここココナラでも書籍やチラシを作りたいからアプリケーションの操作を教えて欲しいという依頼を頂きました。
20年以上クリエーターをやってきた老ぼれの私からすると間口が広がる事は歓迎です。間口が広がる事でチャンスが増えますしその中から世界へ羽ばたくクリエーターが出てくる事を願うばかりです。

その中で、これからを生きようとするクリエーターの卵の方や、スタートアップの方で資金がまだなくご自身で販促物のデザインをされる方のお役に立てればとアプリケーションの基本操作をブログでお伝えしていきます。
ぜひ、フォローして頂いてご自身の夢を実現してください。

まず、プロとアマの違いについて

みなさんは「プロ」と「アマ」の違いを一言で言えますか?
創作活動を生業にしていないアマチュアが作ったもので人が感動する事ってありますよね。
例えば、頂いたプレゼントに添えてあった手書きの手紙が嬉しかったり。子供が描いた何気ない絵に純粋さを思い出してウルっときたり、インスタやツイッターの写真が予想外に受けたり、芸能人が描いたイラストが意外と上手だったりと。
そうなんです。手を動かせば誰もがクリエーターになれるのです。
誰でも良い写真が撮れたり、絵が上手く描けり、文章の真意が伝わった時など良い出来だと褒められたりしますよね。時にはプロ顔負けだなんて言われたりするような方周りにいらっしゃいませんか。

では、その方へチラシなどのデザインをお願いすると良いのでは?
きっと無料やそれに近い金額作業してくれますよ。
身の回りを見渡せば知り合いに、絵の上手い人や素敵な文章を書ける人、写真が上手い人いませんか?
どうでしょう?依頼される方もいらっしゃると思うのですが生活を賭けた事業を安定させる為にこれからずっとその人に依頼しますか?

できないですよね。

友人やさらには知り合いというだけの、その人の人生を賭けた依頼を寸志を頂いて受け続けるのは私でも嫌です。
きっと途中でその人との関係性も含めて「ご破産」が目に見えます。
つまりは知り合いに頼むという事は低予算で済む場合があるのですが。その関係性自体を壊す、それだけのリスクを孕んでいるのです。

だからプロがいる

プロが何故いるのでしょうか?
それはそのサービスを受けたい人の想いを受け留める為にいるのです。

違いますか?
例えば全裸監督の村西とおる。
彼は日本のエロに対するプロだと思います。
男性方のエロに対する吐口を担ったのです。だからビニ本が売れて、ベータではなくVHSのビデオデッキが売れて(年代がばれます)、私も河原へ行って夢中で黒い四角にバター塗りまくりましたよ。吐口となった私の手が常に臭かった。

とおっさんの誰も期待していない回顧録は良しとして

改めてプロとは?

「私の手が常に臭かった」です。
いや「常に」です。

プロは「常に」安定したクオリティーを提供し続ける事ができる人なのです。
偶然の産物で現れる賞賛は多々あります。前回までお話した東京五輪のエンブレムのお話でもそうですが、芸能人などの素人の方が感覚に任せて作ったものが予想外に綺麗だったりカッコ良かったり賞賛を浴びる事がありますよね。
でも、そのクオリティーをその後も提供し続けていける事ができるのでしょうか?

そこにプロとアマの違いがあります。

常にクオリティーを提供し続ける事ができるのがプロなのです。
さらに言うと「デザインは相手(依頼者やユーザー)の想いを表現する事」なのです。
つまりはプロのデザイナーとは「相手の想いを受け留めて常に変わらぬクオリティーを提供し続ける人」という事です。


私も含めて、私の周りもそうなのですが(すいません今まで関わってきたプロの人以外はわかりません)日々の努力をしています。
小さな仕事一つでも全力なのですよ。
金額が安いからと何を削るというような細分化された携帯電話の契約の様な詳細を持っておらず一つの作品として捉えており、手を抜きどころが見つからないと言うのが現状でしょうか。
もちろんメールの回数やコミュニケーションの深さでは差が出る事はあるとは思います。ただ自分の営業ツールとなると思うと手が抜けないのが先を考えるプロの考えかと思います。

プロでいる為にここでも「常に」練習や鍛錬を重ねています。
それは、街中で人の導行や目線の先、身につけている代物や会話。映画に至ってはつい構図や物語の構造を見たりと手を動かさなくても目が動いていたりします。職業病と言ってしまえばそれだけなのですが誰かに喜んでもらえる。自分の成長がその先にあると思うと「常に」意識してしまいます。

世界年間最多安打を放ったイチローも言っています。
最初は意識して行うことも経験を重ねていく内に当たり前になっていくと。
私の感覚なのですが、最初は意識して日常に構図を探っていたりしたのですが今ではそれは自然な事でストレスを感じません。

それは、朝起きて紙とペンを持ち今日の気持ちをデッサンしています。
ただただ、ペンを走らせて絵と認められない輪郭をなぞっています。
ただ囲われた線の中にこうなるといいなぁ〜という希望を描いています。

線を引く、想いや物語を込める、そんな儀式が当たり前の様に繰り返される生活を違和感なくすごいている。だからラフ一つにも何故か四コマ漫画的な起承転結を込めています。
きっとそんな変態ちっくな事がクリエーター20年、フリーランス13年のプロであり続ける所以なのではないかと思っています。

プロの作業をご覧ください。

何でもない練習動画ですがただ手を動かすテクニックの練習ではなく常に何かを意識して完成まで持っていっている制作過程動画です。

これからプロを目指す方へは常に頭を動かしている事を意識して頂きたい。
ご自身で販促物を制作される方は何を意識するとその販促物の効果が上がるのかを意識してご覧頂きたいです。
そして両者ともにSNSに上がっているアプリケーションのあっと驚く効率化機能は全く必要がないという事を認識して頂きたい。

やっている事は簡単で以下の5つです。

1. ターゲットを絞る
2. コンセプトを決める
3. コンセプトからキャッチコピーを考える
4. 視線の導線や誌面を構成する
5. Illustrator、Photoshopを使ってラフを作り上げる

1、2は依頼者側の気持ちを考える
3はデザインは意外と国語力必要です。何故なら広告は物語る
4はただ何となくレイアウトしてる人は特に意識して欲しい部分
5はデザイナーとしての当たり前のテクニックです。

テクニックは人の気持ちを代弁するに当たり、大半を締めないという事なのです。裏を返せば難しいテクニックは覚える必要ななく基本だけでも広告を作り上げる事ができます。

その事実を私自身に再確認させる為の訓練でもあります。

学生さんやシングルマザー、これからクリエーター業を生業にしたい方へ
自由な働き方の為には低価格の案件では難しいですよね。高価格帯の案件を手に入れる為にはプロとしての作法を覚えることが必須です。長くクリエーター業を続ける為のデザイン力を身につける為の無駄を省いた覚えるべきテクニックをお教え致します。


これからご自身の事業を加速させたい方へ
営業や資金調達と時間が足りない日々をお過ごしかと思います。時間を無駄にしない為にご自身で販促物を制作されるに当たり気をつけるべきポイントや外注する際により効果的な制作物を手にいれる為の発注ポイントをお伝えさせて頂きます。

最後までお読み頂きありがとうございます。
次回からはイラストレーターの基礎操作をブログで紹介していきますので、クリエーター志望の方は是非フォローしてお待ちください。
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