イタリアのソムリエは一通り授業を受けた後、最終試験があります。
前半筆記試験とテイスティング。後半は口頭試問です。
後半の試験は試験官によって内容が変わるみたいです。私の場合は、ワインをテイスティングし口頭で分析し、あとは先生の質問攻めに答えるという感じでした。中にはワインリストを事前に造るといった試験もあるらしいです。面白いですね。
そんな口頭試問の最初の問題、、、
”食前酒で日本酒を飲む場合、何度で提供しますか?”
いや日本酒とか授業でやってねーし!(笑)
こういった割と意地悪な質問攻めを何とか乗り越え無事、資格を獲得することが出来ました。
こういう質問をされると、飲みたくなるんですよね日本酒。ということで帰国後早速、日本酒を飲みに近所の居酒屋へ。そこで本気出して考えてみた。日本酒に合う最強の食べ物。
イタリアソムリエ協会の心得は
・一方が目立つのではなく料理とお酒両方が調和していること
・ワインにあって日本酒にない特徴を捉える
・日本酒にあってワインにない特徴ももちろん捉える
以上を踏まえ導いた最強のペアリングは……
天ぷらです!!!!
天ぷらと日本酒、よくある組み合わせですがこのメソッドで考えると非常に優れたペアリングということが分かります。
この答えにどうやってたどり着いたか知りたい方、ぜひご質問ください。
料理をお酒に合わせることも、お酒を料理に合わせて選ぶことも可能です。
常日頃、なぜおいしいかをひたすら考えている私です。
このシリーズはひとまずこれで終わりです。
面白いテーマがあればまたシリーズ化します。
どうしても聞きたいことがあるという方や、興味を持っていただいた方、ぜひこちらもご検討をお願いします。