「らんまん」終わっちゃいましたね。
おもしろかったです。
明治・大正・昭和初期。激動の中で庶民がひたむきに前を向いて頑張るところが素敵です。
ああいう時代設定のドラマ、大好きです。
普通の人たちが、お金もなければ地位も名誉もなく、教育も肩書もない人たちが、ごくフツーの暮らしを営んでいこうとする、絶対的前向きなエネルギーにあふれています。
その前向きなエネルギーの中で、突拍子もない人が突如出現。
日本の成功パターンはこれなんじゃないでしょうか。
庶民が元気で前向きで生きられること。その庶民の中から、面白いこと、大発見や大発明が生まれるのです。
今の時代に欠けているのは、まさにそれ。
新しい朝ドラ「ブギウギ」も大正ロマン、昭和レトロな雰囲気でいいですね。
実家がお風呂屋さんっていうのも、すごくいいです。
義理人情が一つのテーマになっているようなので、お風呂屋さんはまさに義理人情の権化のような舞台です。
最近、読んでいる本の話なんですけど(まだ実家にいる・・・このまま実家暮らしでもいいかなと思っているところ)
ぜひ、朝ドラにしてもらいたい内容なんですよね。
次の朝ドラの素材をお探しのNHK担当者さま、必読です。
これはヒット間違いなし!面白くてためになる。登場してくる脇役、キャラの濃いのを何人か入れれば、半年くらい視聴者を飽きさせずテレビにくぎ付けにできます!
東大周辺、神田古本屋街に観光客、聖地巡礼客が殺到。
古本コレクター、マニアだけでなく、本式、正統派古本文化が発展することでしょう。
もうブックオフの出番はなくってよ!!
タイトル発表しまーす!!
「一古書肆の思い出」
です!!
作者は反町茂雄さん、弘文荘という古本屋さんをされていた方。
一誠堂で修行され、その後独立したそうです。
この本は、作者の反町さんの生い立ちから始まります。
そして、古典、希少本、稀覯本に特化した古書店として独立する経緯などが書かれており、当時の古本屋さん業界のことや、まだまだ金持ちが成金ではなく、代々続いた名家、由緒正しき華族様といったお客さんのお話などなど、非常に興味深いです。
私は、まだ第一巻しか読んでないんですけど、それでも当時の古本業界がどんなにダイナミックだったかということが分って興味深いです。
これから、無くなっていくであろう業界、だけど、当時は埋もれていた本、稀覯本がどこかの名家の本棚の片隅から発見されたり、代替わりしたためにすばらしい蔵書がごっそり売りに出されたりと、エキサイティングな出来事もあったようです。
大金持ちが、趣味の為なら何百万とぽんっと出す豪胆さを持ち合わせていた時代のお話です。
今となっては、古本業界の古き良き時代。
その真っ只中を、反町さんは業界でも老舗の古本屋さんで修行、独自路線の古本屋さんを開業するのです。
古本の同業者さん、大学教授やディレッタント、華族や地元の名家、銀行や商社の創業者一族・・・この面々だけでも、面白そうなドラマになりそう。
さらに、海外にも顧客がいるわけです。それも、海外の博物館、研究者やコレクター。
その金の使い方の豪胆なこと。
なるほど、社会の隅々にまで金を回すということは、ばかばかしいところに、馬鹿みたいに金を使うような変人がいなければならない。
そして、その変人の希望を叶えることのできる変人の中の変人が必要なんだということがつくづくわかるわけです。
そして、この変人の少なさ、または変人が変人として堂々と生きられない今の世界の狭さと窮屈さを嘆くのです。
朝っぱらから、「昔はこんな大胆な人がいたんだね~」とテレビ越しで皆さんと朝ドラ楽しみたいので、ぜひドラマ化検討してください。
別に朝ドラじゃなくてもいいです。
NHKの夜ドラでもいいです。お正月のスペシャルドラマ3夜連続放送でもいいです。
ご興味のある方は、ドラマ化される前にぜひ本も読んでみてね!
一古本肆の思い出 全5巻
1、修業時代 2、買を待つ者 3、古典籍の奔流横溢 4、激流に棹さして 5、賑わいは夢の如く