◆優秀な部下ほど、見えない場所で戦っている
CS業務で出会った、若くて有能な女性社員。
仕事は完璧。
でも、周囲には「なんでできないの?」と正論をぶつけてしまう、
少し「キツい」印象の彼女。
私は彼女のフォローに入り、言葉を噛み砕き、なぜできないのか、どう伝えるべきかを都度伝えてきました。
彼女は素直でした。
「私、人を育てた経験がないので分かりません。助けてください」
そう頼まれれば、力になりたいと思うのが「おかん」の性分です。
そこから、研修やフォローの「丸投げ」が始まりました(笑)。
でも私は、自分が休める仕組みを作りながら、
彼女と一緒に現場を鍛え上げました。
◆腕に刻まれていたSOS
すべてが上手くいっていると思っていた矢先、
彼女の様子に違和感を覚えました。
ぼーっとする時間が増え、どこか虚ろな表情。
別室に呼び出し、向き合った時に見せられたのは、腕の「迷い傷」でした。
本気で死のうとしているわけではない。でも、衝動的にカッターを当てずにはいられない。
「自分は性格に難がある」
「自分を抑制していないと、稼働できない」
有能に見えた彼女のコップは、もう溢れかえっていました。
あの日、私が感じたのは「これは、本当にヤバい」という、理屈ではない危機感でした。
有能に見えた彼女が、実は自分自身を抑制しすぎて限界だった事を知りました。
◆正論を捨てて「人」として向き合った日々
そこから、私は彼女を叱咤激励し、時には本気で文句も言い合いながら伴走しました。
研修のオペレーションは私が引き受け、彼女の心の負担を少しでも減らす。
しばらくして私は異動になり、その後コロナ禍へ。
それっきり会うことはありませんでしたが、
今は結婚し、お母さんとして元気にやっていると聞きました。
あの時、向き合えてよかった。本当に良かった。
【あなたの現場に、彼女はいませんか?】
「優秀だから大丈夫」
そう思っている部下ほど、一人でカッターを握りしめているかもしれません。
小さな違和感に気づくこと。それが一人の人生を救うことがあります。
部下との接し方に迷う時、私の25年の経験を頼ってください。
直接お話しできる『相談窓口』をオープンしました。
●【告知】相談窓口オープン
小さな違和感に気づくこと。それが一人の人生を救うことがあります。
部下・同僚との接し方に迷う時、私の25年の経験を頼ってください。