テクノロジー「嫌いな音を無くす方法」
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IT・テクノロジー
皆さんは誰かが食べ物噛む音や鼻をすする音
ペンをカチカチ鳴らす音など気になった事は
ありませんか?
多くの人は少し気になると感じる程度ですが
一部の人はその音聞くと凄く強い苦痛を感じ
この苦痛状態をミソフォニアと呼びます
ミソフォニアは音が大きいから苦しい訳では
なく食べ物を噛む音や呼吸音や唇を鳴らす音
ペンの音など特定の音に強く反応します
本人は単に神経質な訳でなくその音を聞くと
筋肉が緊張する心臓がドキドキする汗が出る
強い怒りを感じる等の症状が出てまるで体の
警報装置が鳴った様な状態になるのです
そのため家族との食事や学校や職場や友人と
外出する等が大きなストレスになります
更に「またあの音が聞こえるかもしれない」
と思うだけで不安になります
その結果人と会う事を避けたり外出を減らし
家にこもったりする人もいるのです
この状態が長く続くと不安や鬱や怒りが強く
なりやすくなります
つまり苦しいのは音だけではなくまた反応し
苦痛になってしまうかもしれないという心の
負担も大きいのです
現在ミソフォニアには心理療法などが使われ
治療しますが金額が高く時間もかかるという
問題があります
そこで研究者は昔からリラックス効果がある
と伝わるラベンダーに注目しました
ラベンダーにはリナロールとか酢酸リナリル
という成分が含まれてます
これらには不安を減らす気分を落ち着かせる
と考えられています
研究にはミソフォニアと診断された大人60人
が参加しました
参加者2グループに分けラベンダーティーを
毎日飲むグループ30人と普段と同じ物を飲む
グループ30人で分けました
ラベンダーティーを飲む人は乾燥ラベンダー
2gを300㎖のお湯で15分ほど抽出し朝1回と
夜1回に飲みます
これを14日間続けて飲む前にはラベンダーの
香りを意識して吸うように言いました
研究の最初と最後に質問してミソフォニアの
症状である不安や鬱や怒りや生活の質などを
確認してみました
結果ラベンダーティーを飲んだ人は2週間後
ミソフォニアが改善し心の苦しさが軽くなり
生活しやすくなったとの事です
一方でラベンダーティーを飲まなかった人は
大きな変化は見られませんでした
でも完治した訳ではなくラベンダーティーで
ミソフォニアが治った訳じゃありません
実際は音を聞いた瞬間の反応は殆ど変わらず
音への敏感さや音への反射的な反応は残って
改善したのは主に不安や鬱や怒りなどの心の
負担でした
研究者も確実な結論がでないと言い何故なら
ラベンダーを飲まなかったグループには別の
お茶が与えられていませんでした
そのため改善した理由がラベンダーの成分か
それとも温かいお茶をゆっくり飲んだお陰か
完全には解りません
更にラベンダーティーを飲んだ人は研究者が
毎日連絡してたので見守られている安心感が
効果を生んだ可能性もあります
また参加者自身が「効果あるかもしれない」
と思う事でプラセボ効果が出て気分がとても
良くなった可能性もあります
今回の研究で解った事はラベンダーティーが
ミソフォニアそのものを消す訳ではないけど
その人が感じる不安や怒りや鬱を軽減できる
可能性があるという事です