「故郷の日常」

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【駅前の玩具屋】



5歳の時
当時住んでた埼玉県の三郷団地から
おばあちゃんが住んでる東京まで
よく遊びに行ってた


俺は2歳から3歳までおばあちゃんと
この東京の家に住んでた事があり
理由は母親が弟を妊娠したので
家事の負担を減らす事が目的だった


しかし俺がおばあちゃん大好きで
おばあちゃんがいつも俺と一緒に遊び
母親が家事全般をする羽目になって
全然家事の負担が減らない状況
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ


しかし無事に弟が生まれ
三郷団地の抽選に当たり引っ越して
おばあちゃんと住めなくなった俺は
とても寂しくなった


なのでよく片道1時間かけて
おばあちゃん家に連れってってもらい
この時いつも駅前の玩具屋で
100円のプラモデルを買って貰ってた


プラモは100円の宇宙戦艦ヤマトで
駅から家まで徒歩15分かかる道のりを
おんぶされて歩いてる最中ずっと
プラモの箱を眺めてる
(´∀`*)ウフフ


でもスグおんぶされたまま寝てしまい
目が覚めた時にはおばあちゃん家で
それからおばあちゃんが一緒に
プラモを作って遊んでくれた

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【スラム街】



夕方になると泊りで来てるから
夕飯の支度をする為おばあちゃんが
駅前に買い物に行くので付いていき
その間2歳の弟を母親が面倒見てた


この頃の歩道は今と違って凄く汚くて
道端は普通にガムが落ちてるし
煙草もそこら中に散らばってるし
まるでスラム街のような感じだった


この状況はおばあちゃん家がある
下町だけがそうでなく銀座や上野や
新宿や東京駅もこんな感じの町並みで
これが普通の東京の光景
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ


バスはディーゼルエンジンを使い
排ガスフィルターも付いてない時代で
マフラーから黒煙をモクモク上げて
都内を爆走してた


しかし俺はこの排気ガスの臭いが
とても良い臭いに感じてしまい
この臭いが癖になり嗅ぐのが好きで
バスが来るとすぐ近くに走って行った


なのでおばあちゃんは駅前に行く時
裏道を通って行き俺の排ガスアロマの
癒しの邪魔をされて表通りを走る
愛しのバスから遠ざけられてしまう
(´・д・`)ショボーン


おばあちゃん家は町屋にあり
商店街の中を都電走ってて駅もあり
顔の目の前で都電を見る事も出来
とても不思議な光景になってた

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【毎度の光景】



駅前の商店街で買い物し
帰りにおんぶしてもらいたかったけど
荷物が多くおんぶできないと断られ
長い道のりを歩かざる得なくなった
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


でも大人の足でも15分かかる距離で
俺がそんな距離を歩くと長時間かかり
下手したら明日になりそうだったから
おばあちゃんとバスで帰る事になった


そしてバスに乗り俺は大好きな
一番後ろの大きな席に走って向かい
椅子に逆に座って後ろの窓から
外を見られるように座る


その横におばあちゃんが座ってくれて
そのまま10分くらいバスに揺られ
おばあちゃん家の目の前のバス停まで
優雅に帰って行った


当時のバスはエンジンの揺れが凄くて
バスのエンジンは後ろについてるから
1番後の席に座ると振動が大きく
その揺れが俺にとっては心地よかった
ヾ(*´∀`*)ノ


その後おばあちゃん家に到着し
すると俺は大体疲れて寝てしまい
しばらくすると母親に起こされて
食事前にお風呂に入る様に言われる


お風呂は絶対おばあちゃんと入り
お風呂から出て食事が出来るまでの間
アニメを見て待ち食事が出来たら
必ずお祖母ちゃんの膝の上で食べてた

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