「ワープロ活用法」
記事小説
【ワープロ】
９歳のとき我が家に
キヤノンの最新型ワープロが来て
今まで使ってたパソコンより
ワープロに夢中になってしまう。
でもこの頃のワープロの最新型は
ただ文字を打つだけの物で
パソコンのような機能が全くなく
画像も挿入できなかった。
|ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ
しかも保存する所が
１２インチフロッピーディスクで
とてつもなく大きい物になり
保存容量も少ない。
プリンターもインクリボン式で
テープリボンにインクが塗られてて
そこに文字の形に電気を当てると
紙に文字が印刷されるものだった。
モニターもブラウン管テレビで
そこに映し出される画面は
背景が黒で枠と文字が緑２色のみの
パソコンと程遠い画面。
しかしワープロ専用機だから
日本語の文字変換がパソコンより
全然優秀な性能で文章作りも楽で
当時これでも最新機種だった。
このワープロが我が家に来た訳は
父親の会社がキヤノン株を
大量購入して大口株主になったから
最新機種が出ると随時もらえてた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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【お絵描き】
その最新機種を父親が
よく我が家に持ってきてたので
最新のワープロやパソコンを
使える機会が増えてた。
ワープロが手に入った俺は
何か文章を書きたくて
苦手な文書を数行書いてみると
スイスイ漢字に変換されてく！
当時のパソコンでは
日本語文章なんて書けないから
技術の凄さにとても感動して
ビックリしてしまった！
*ﾟ｡+(n´v`n)+｡ﾟ* ﾜｰｨ♪
しかし俺は
作文を書くのが凄く苦手で
文章書くなんて出来ず
使いたいけど使い道に困る。
でも色々操作していく内に
横棒や縦棒が使える事が解かり
試しにこの記号を使って絵
を描こうと練習し始めた。
そして何とか描けた絵は
曲線が無いカクカクの絵で
とても絵と言えるものでなく
全然納得いかなかった。
ｼｮﾎﾞ──(´･ω･`)──ﾝ
でもその絵を友達に見せると
何故か意外に好評で
どうやらワープロで書いた事が
とても画期的だったらしい。
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【使い道】
その後ワープロで俺は
ガンダムとか描いてみたけど
カクカクの絵しか描けず
ワープロの使い方にモヤモヤしてた
ある日学校に行くと
ゲームブックと言うのが流行ってて
読んでいくと次どのページを読むか
選択してそのページに行く物だった
選択したページを読み進めると
様々な物語の終わり方にたどり着き
最後どうなるかの結果が
たくさん用意される。
俺もそのゲームブックと言うのを
クラスの子に借りて読んで見ると
とても面白くてはまってしまい
時間を忘れて読み続けてた。
(*´-∀-)ﾌﾌﾌｯ
すると小１の弟も
俺が借りパクしたゲームブックを
いつの間にか読み始めてて
なんかとても面白そうにしてる。
そして数日後弟が
他のゲームブックを読ませろと
俺にわがまま言ってくるので
「もう無いよ」と断った。
しかし弟が納得いかないようで
弟が俺に「ならワープロで作って」
そう言われて泣かれるの嫌だし
試しに作ってみようと思った。
ｱﾜﾜﾜﾜ(((ﾟдﾟ; )))ﾜﾜﾜﾜｯ
