「根元の光装飾」

記事
小説

展示用_edited.jpg


【女子の装飾】





8歳の時のクリスマス
クリスマスツリーが学校に届き
手作りで飾る装飾品を制作し
それぞれ持ち合う事になった。

そして俺は
プラモデルにアルミホイルを巻き
ピカピカのロボットを作り上げる。
ヾ(*´∀`*)ノ

しかし
クリスマスツリーの装飾に
ロボットのプラモデルなんて
似合わないかもしれないと感じた。

そこで俺は
いったん学校に持って行くのをやめ
みんなが作った装飾品を見て
場に合うか確かめようと計画した。

翌日俺は
学校に行きツリーに飾ってある
みんなが作ってきた装飾品を見ると
まだ女子しか作ってきてなかった。

ツリーの装飾品は
完成した人から早い人順で
好きな所に飾る事が出来
もう上から半分飾られてた。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

女子が作ってきた装飾品を見ると
サンタの防止をかぶせたクマや
折り紙の銀紙と金紙で折った物や
クリスマスに合う物ばかりだった。


annie-spratt-1Qg9PXse00s-unsplash.jpg

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓











【場違いな感覚】





そんな中
唯一男子で作ってきた子の物は
豆電球を大量につなげた物で
ツリーにクルクル巻いてあった。

しかもその豆電球は
リレースイッチに繋がれ
ピカピカ点滅して
凄く華やかな物だった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

この装飾を見て俺は
子供の癖に作って来る物の
レベルが高すぎると感じてしまい
俺のプラモを飾るのが恥ずかしい。

更に
こんな可愛いツリーの装飾達の中に
ロボットのプラモを飾るなんて
あまりにも場違いな気がする。

なので俺は
締め切りまでまだ日があるので
男子が装飾品がそろうまで
少し待つ事にした。

その後数日たつと男子達の
段ボールに銀紙を付けた星や
アルミホイルを細く巻き
棒人間にした物等が飾られてる。
(´∀`*)ウフフッ

しかしまだこれでも
俺の銀ピカロボットを置くには
何か違和感があるので
もう少し待つ事にした。


jonathan-borba-P3Tc5ZxHowk-unsplash.jpg

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓











【装飾ロボ】





翌日ツリーを見ると
男子が持ってきたと思われる
赤に塗られたゼロ戦のプラモが
ツリーにぶら下がってた!

誰が持ってきたのか解らないけど
俺と同じ空気を読まない奴がいて
これなら俺のプラモを飾っても
大丈夫だと確信した!
ヾ(*´∀`*)ノ

翌日俺は
ゼロ戦を持ってきた子に賛美し
傑作品のアルミホイル巻きロボを
学校に持ってきた。

この時俺は
プラモをみんなの前で飾るのが
なんだか恥ずかしくて
朝一に学校に行きコッソリ飾った。

飾った場所は
女子達が占領してる上半分におき
だいぶ枝が垂れてしまったけど
お構いなく飾っておいた。

でもしばらくすると女子達が
ゾロゾロ学校に来て
いちもくさんにツリーに行き
「何これ!」と叫んでる。

そして俺の方を睨みつけ
「こんな変なの女子の場所に
置かないでよ!」と言われて
女子達に一斉に責められた。
(# ゚Д゚)プンスコ


thandy-yung-eH2RrGhde80-unsplash.jpg

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓











【男子の世界】





そして女子達は
俺の最高傑作のプラモを
下3分の1位しかない
男子のスペースに移動させた。

この時俺は
「この芸術なプラモの良さを
何で理解してくれないんだ」
そう感じてしまい悲しくなる。

しかし男子達には
凄くバカ受けで好評を得られ
とてもご満悦になれた。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

そして翌日
俺の空気を読まない装飾を見て
みんなどんどん自分で作った
変な装飾品を持ってきた。

中には
ミクロマンと言う小さな人型玩具を
大量に持ってきてそこら中におき
ツリーを小人だらけにしてた。

その他にも
アルミホイルを丸くしただけの物や
赤く塗った小さい戦車のプラモとか
完全にツリーがおかしくなった。

その中でも俺のプラモは
1番大きな物で重たくて
1番枝をへし曲げた状態で飾られ
違和感が半端ない。


roberto-nickson-5PQn41LFsQk-unsplash.jpg

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓











【根の上の傑作品】





そして翌日学校に行くと
俺のプラモを飾ってあった枝が
なんと!折れてしまってた!

俺のプラモは
ツリーの土の部分に落下してて
壊れてないか見ると
どこも壊れてなくてホッとした。
( ´ー`)フゥー...

しかし女子達は
この枝が折れた事を見逃さず
俺を睨みつけて
凄く怒ってる様子だった。

そして女子達に俺は
「こんな重たいもの飾るから
枝が折れちゃったじゃない!」
そう言われ責められまくった。

その後女子達に
「もうこんな重たい物枝に飾ると
折れちゃうからダメ!」と言われ
根っこの部分におかれた。

結局この傑作品のプラモを
ツリーの枝に飾られなくなり
しかも根っこに部分におかれて
完全に仲間外れにされてしまった。

でも他の男子達の玩具は
重さを考えて持ってきてたので
全然枝が折れる気配がなく
俺のプラモだけが土に埋まってる。
(;д;)グスン

john-matychuk-5RGhNBTeplg-unsplash.jpg

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す