こんにちは!
動物のお医者さんとして働きながら相談サービスの出品をしている獣医師ゆうです。
〜3分で解決!おうちトラブルQ&A〜
ここでは、ココナラや、現場で働いているときによくいただくご質問に対して、Q&A方式で端的に回答していくことをコンセプトに、ブログの連載をしています。
今回のご質問は
Q『総合栄養食…って何?』
です!
A『栄養的に欠乏がないように調整された主食のことです』
なんとなーく、イメージ通りですか?
ただ、よく耳にするけれど、意外とみなさん総合栄養食の "定義" は知らないのではないでしょうか?
総合栄養食の定義は
『「ペットフード公正取引協議会」が定めた分析試験または給与試験をクリアし、成長段階を明記したフード』
のことです。
つまり、”総合栄養食” の表記は、 ”試験を突破したフードだけに許された看板” なのです。
基本的には、水とこのフードだけで、”指定された成長段階(ライフステージ)”の犬や猫が健康を維持できるように調整されています。
ライフステージの表記
総合栄養食には、対象としたライフステージを明記する必要があります。
ライフステージごとの栄養の基準は、「AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準」に準拠しています。
そして、ラフステージの表記は
①哺乳期
②幼犬期・幼猫期/成長期またはグロース
③成犬期・成猫期/維持期又はメンテナンス
④妊娠・授乳期
⑤全成長段階またはオールステージ
の5つの表記が存在します。
⑤の「全成長段階またはオールステージ」は②〜④のライフステージ全てに対応した食事となっています。
……シニア期は?
一般によく耳にするライフステージである「シニア期」というものは確かに存在しています。
大体7〜8歳より高齢になってくると「シニア期」の仲間入りです。
しかしながら、「シニア期」用の総合栄養食といったものは存在しません。
理由は簡単。
シニア期の動物は、それぞれ違ったコンディションであるため、基準を1つに決めることができないからです。
現状、シニア期に推奨される総合栄養食は「③成犬期・成猫期/維持期又はメンテナンス」もしくは「⑤全成長段階またはオールステージ」になってきます。
病気がないのであれば、ベースはこの総合栄養食になってきますが、あとはその子の状況を見て、フードを選ぶ必要があります。
詳しいことは、獣医師が実際に動物を診て、相談しながら決めていくことが必要になってきます。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
最後はちょっとモヤっとさせてしまったかもしれません。
ただ、総合栄養食が一体どんなものなのか、は分かりましたね。
基準をクリアしたものだけが表記を許されているので、安心ではありますね。
食事を選ぶポイントについては深く触れられれいませんが、「"総合栄養食"表記があること」だけではありません。
これはあくまで一つの基準です。
特に、シニア期では考えて食事を選ぶ必要がある、ということがなんとなくでも伝わっていれば嬉しいです。
もし、食事を選ぶポイントの相談や、シニア期の食事の相談があれば個別にご相談ください。
診察診療などの医療行為はできませんが、アドバイスできることはいくつかあるはずです。
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