お金に関して学び始めてから、僕の口ぐせは「ポジティブでいよう」でした。
学長の動画を見て、前向きな言葉をたくさん浴びて、心が少しずつ軽くなっていく感覚がありました。
だけど、同時にこうも思っていました。
「ネガティブなことを考えたらダメなんだ」
「落ち込む自分は、まだまだ未熟だ」
そんなふうに、“ポジティブでいようとする自分”を保つことが、いつの間にかプレッシャーになっていたんです。
■ ポジティブを装っていたあの頃
当時の僕は、表向きは笑顔で「大丈夫です」と言いながら、家に帰るとどっと疲れが出ていました。
落ち込んでいる自分を「そんな自分じゃダメだ」と否定してしまう。
仕事でうまくいかないことがあっても、
「これはチャンスだ!」「次につながる!」と、頭では前向きな言葉を使っていました。
でも、心の中では「なんで自分だけ…」「努力しても報われない」と感じていました。
本当は、ただ「悔しい」「悲しい」「しんどい」って言いたかっただけなんです。
それを感じないように、ポジティブで塗り固めていた。
でも、ネガティブな感情って、押し込めても消えないんですよね。
むしろ、時間がたつほど静かに膨らんでいって、いつの間にか心の奥で自分を苦しめる。
■ ネガティブを“感じないようにする”ことの危うさ
ネガティブを感じないようにしていると、一見うまくやれているように見えます。
笑顔も保てるし、周りに気を遣えるし、仕事も進む。
でも、その裏で心はどんどんすり減っていきます。
なぜなら、“自分の本音を無視するクセ”がついてしまうからです。
「私は傷ついていない」
「私は大丈夫」
「相手が悪い」
「環境が悪い」
「生まれ変わったら全部うまくいく」
こういう考え方をしていた時期、僕は確かに“元気そう”に見えていたと思います。
でも、実際は眠れない日が増え、気づけば何に対してもやる気が出なくなっていました。
■ ある日の投稿で気づいたこと
そんなとき、noteである投稿を見つけました。
その投稿にはこう書かれていたんです。
「ネガティブを感じることは悪いことではない。
むしろ、それが“本当のあなた”と再会するサインです。」
その言葉を見た瞬間、涙が出ました。
「感じちゃダメ」とずっと思っていた感情を、「感じていい」と許された気がしたんです。
その日、僕は久しぶりに一人で夜の散歩をしました。
外の空気を吸いながら、自分に問いかけました。
「本当はどう感じてた?」
「何が悲しかった?」
すると、胸の奥に溜まっていた言葉があふれてきました。
「本当は、認めてもらいたかった」
「頑張ってるって言ってほしかった」
「自分だって、精一杯やってるのに…」
涙が止まらなくなりました。
でも、不思議と、その夜はぐっすり眠れたんです。
■ 感じることで、初めて「自分を認められる」
ポジティブになることって、“感情の上書き”ではなく、“感情の受け入れ”から始まるんですよね。
ネガティブをしっかり感じると、心の奥に「自分を大切にする土台」ができます。
ネガティブを無視しているとき、僕はいつも「他人のため」に頑張っていました。
でも、ネガティブを感じきったあの日から、
「自分のために」「自分を守るために」行動できるようになりました。
それは自己中になるという意味ではなくて、
“自分の気持ちを尊重する勇気”を持てるようになったということ。
■ 普段頑張るあなたへ
世の中にはすごい人がたくさんいます。
発信力のある人、行動力のある人、分析が上手な人…。
そんな中で、「私なんて」と感じること、ありませんか?
僕はたくさんありました。
「なんで自分だけうまくいかないんだろう」
「あの人みたいにポジティブになれない」
でも、今なら言えます。
それでいいんです。
ネガティブを感じるということは、
あなたが本気で取り組んでいる証拠です。
期待していたからこそ、悔しい。
信じていたからこそ、悲しい。
頑張っていたからこそ、落ち込む。
感情があるのは、“真剣に生きている”からなんです。
■ ネガティブを「感じきる」3つのステップ
僕が意識している、ネガティブと向き合う小さなコツを紹介します。
① 「今の気持ち」を言葉にしてみる
→ ノートでもスマホでもいい。「悲しい」「怖い」「虚しい」と一言でも書く。
言語化するだけで、心が整理され始めます。
② 「その気持ちを持つ自分を否定しない」
→ 「こんなこと思うなんてダメ」と思う必要はありません。
むしろ、「そう感じるのも当然だよ」と声をかけてあげてください。
③ 「感情が静まるのを待つ」
→ 感情は波のようなもの。焦らず、ただ時間を味方につけましょう。
無理に切り替えようとすると、また同じ波が戻ってきます。
■ ネガティブは「悪」ではなく「案内人」
僕は今、ネガティブな感情が出てくると、こう考えます。
「今、何かを教えに来てくれたんだな」
ネガティブな感情は、あなたを止めるためではなく、
“方向を少し修正するため”に現れます。
たとえば、
・疲れているのに行動しすぎているサインかもしれない。
・無理して笑っているサインかもしれない。
・「誰かに話を聞いてほしい」という心の声かもしれない。
感情は、あなたの“味方”なんです。
■ 「表面的なポジティブ」に疲れたあなたへ
ある人の言葉の中で、僕が一番好きなのは
「人はいつからでも変われる」という言葉です。
でも、変わるというのは、「ネガティブをなくすこと」じゃなくて、
「ネガティブを受け入れた上で、自分を信じること」なんです。
「私は大丈夫」よりも、
「私は傷ついてるけど、少しずつ大丈夫になっていく」
この方が、ずっと現実的で、ずっと優しい。
■ 最後に伝えたいこと
あなたが今感じているネガティブな感情は、
“ダメな自分”の証拠ではなく、
“ちゃんと生きている”証拠です。
どんなにポジティブな人でも、ネガティブは感じます。
それを否定せず、しっかり受け止めた人ほど、
本当の意味で前を向けるようになるんです。
今のあなたに必要だからこそ、
その出来事は、今、起きています。
焦らず、誤魔化さず、
今日だけでもいいから、心の声を聞いてあげてください。
その小さな一歩が、
きっと明日のあなたを優しく包みます。
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