言葉の意味

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コラム
現在コーチとしてクライアントの話を聴く仕事をしていますが、昔、精神的な不調で2週間病院に入院した時にじっくり自分の話を聴いてもらう機会がありました。

「子供の頃の話をしてください」

突然担当医師にそう言われ、昔の自分を思い出していた私の頭に浮かんだのは通学のために使っていた電車を待つ小学生の頃の自分でした。当時、地方の交通事情は1時間に1本、下手すると2時間に1本しか電車がない状況でしたので、私はよく一人で電車を待つことが多かったのです。電車を待っている間は本当に何もすることがなく、階段横の手すりの下にあった小さなスペースに入り込み、小学生の頃の私は数を数えていました。数を数えている時の当時の気持がいまでもありありと思い出すことが出来ます。

「1,2,3,・・・・・7001,7002・・・」

子供の頃の話をし始めた私の頭の中に、忘れていた記憶がどんどんと湧き上がってきました。その後、私は一方的に2時間ほど子供の頃の話をしました。不思議ですね。忘れていたことが言葉を発する度に思い出され、言葉がほとばしる様に出てくるのです。医師はただ黙って聴いていました。慰めや承認もなく、私の話を解釈するわけでもなく、評価するわけでもなく。すると不思議なことが起こったのです。今起きている問題、その根っこが子供の頃の経験にあるとふと自分で気付いたのです。私は不安、悩み、苦しみを他人に話すことが非常に苦手です。それらを言葉にしてしまうと不安や悩みが現実の問題となって現われるのではないかと恐れてしまうからです。

言葉はその人の思考を形あるものにし、それを発することでその人を創りあげる。

その時は分かりませんでしたが、今はそう実感しています。話をするということは言葉を発すると言うことです。言葉には不思議なパワーがあり、言霊と言う言い方もあるように人の心の中にある不思議なものを形作り、そして創り上げるのではないかと思っています。

クライアントの言葉を聴く。

コーチングでクライアントの話を聴きながら、私はこの1点に集中しています。今、いろいろなことで悩み、不安を感じている方はぜひ言葉を誰かに発して見て下さい。その誰かがただじっくりあなたの言葉聴いてくれれば、あなた自身で希望の光を見付けることが出来ると思いますので。
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