完璧主義はメンタルを壊す!完璧主義のトリセツ

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この記事はこんな悩みを抱えている方にオススメです。
あなたはこんなこと思ったときはありませんか?

1.準備を完璧にしないと気が済まない
2.条件が揃わないとチャレンジしない
3.失敗が恐れるあまり行動ができない

過去に僕はコレに全て当てはまってました笑

その話しは置いといて、今回は「完璧主義はメンタルを破壊する!完璧主義のトリセツ」ということで、前半に完璧主義のヤバい理由、後半には自分がどれくらいの完璧主義なのか?計るテストを紹介していきます。

まず、完璧主義になるとどうなるのか?というと大きく5つのデメリットがあります。

1.自殺率が上がる
2.人生であらゆる失敗が増える
3.新しいことに挑戦できなくなる
4.ネガティブな感情に振り回される
5.精神疾患や精神障害になる可能性が高くなる

こんな感じで心理学では昔から「完璧主義はメンタルにヤバすぎる!」って話しがあります。

なにがヤバいかと言うと有名な研究では、自分や他人に対して、完璧さや高い能力のイメージを保つために、完璧主義者はいつも自分の有能さを証明しなければならず、そのせいで少しのミスや批判にも心が傷つきやすくなってしまいます。

その結果、過度に自分や他人を批判したり、否定することが多くなるので、怒りや不安、嫉妬などのネガティブな感情に振り回され、集中することが困難になるので勉強や仕事で失敗をする可能性が高くなります。

そこで失敗をした場合に自分をとことん責める完璧主義者は、抑うつになる傾向が上がります。

さらに自分の弱みや悩みを親しい人にも話したがらない傾向があるので、周囲の人と分かち合うことが難しくなります。

ようは「俺は完璧なんだ!」「私は強いんだ!」って思うと、精神的に強いイメージを持てそうな気がしますが、実はその理想像を保つために、逆に「心がポキッと折れやすくなる」ということが心理学で言われている話しです。

これは自分の失敗や他人からの批判をやたら怖がる人にありがちな心理なんですよね。

さらに最近の心理学では「完璧主義がイキ過ぎると死を近づける」という結論が出ています。

その理由は、「他人の期待にこたえすぎるのが一番ヤバい」ということで、完璧主義な人ほど「自ら命を絶つ傾向」が高いという統計もあります。

つまり他人に合わせようと自分を犠牲にしているうちに、心がすり切れてしまうみたいな感じですね。

たとえば「昔から親に絶対に東大に入学しなさい」と言われてきた方が家族や親戚から、とても大きな期待をされている状況で、「それに応えないと絶対ダメなんだ!なにがあっても失敗は許されない」と自分に鞭を打ち過ぎた結果、大学受験に失敗して「自分の人生はもう終わった」「生きる意味なんてない」みたいに感じてしまうケースです。

他のケースで言うならば、彼氏や旦那さんから「理想の女性」を求められて、それに応えるために美を極めようと、ダイエットをめちゃくちゃ頑張っていたのにも関わらず、パートナーに浮気や不倫をされて、破局後に「この世から消えたい」「生きる目的を見失った」みたいになってしまうパターンです。

これもよくある相談例です。

こんな感じで、他人からの期待に応えすぎる完璧主義はワーカーホリックや燃え尽き症候群になる可能性が高くなる傾向があるので危ないということです。

だから、完璧主義がイキ過ぎると自己否定や自己批判が止まらなくなり、自己嫌悪や自暴自棄からの自己破壊するような行動を無意識にとってしまう。

ゆえに無意識に自殺率を上げてしまうわけです。

しかし、完璧主義者の中には「メンタルを悪化させないパターン」もあります。

これは他人に高い基準を求めたり、自分の美容や健康のために努力をしたり、家の中の整理整頓を行ったりといった完璧さは自殺的な思考に結びつかないと言われています。

これはなにが違うかと言うと、「他人からの目を意識した完璧さ」がヤバいってことですね。

つまり完璧主義は、自分にとって最悪な批判者となりえます。なぜなら、この完璧主義の罠にハマると、いつも自分に厳しい態度を取り、過度な努力をしすぎてしまうからです。

これは努力は悪ということではなく、努力はすることはとても素晴らしいことですが、自分を犠牲にし過ぎる努力や過度な自己批判、自己否定をすると落ち込みやすくなり、モチベーションが下がるので行動力が落ちます。

さらにその状態で行動できたとしても集中できないので、失敗をする可能性が上がると言われています。

そのせいで失敗や批判が怖くなり、「新しい挑戦ができなくなる」「目の前にチャンスがあっても行動できなくなる」みたいに、まさに負のループに陥ってしまうやつですね。

だから、あまりにも他人に応えようとしすぎると、やがてどんなチャンスも怖くなってしまうみたいになって、いつまでも悩みを解決するような行動ができなくなってしまいます。

これは怖いですよね。

これも心理学では「マジメで責任感が強い人ほど自殺を考えやすい」と言われていますが、普段から周りに「真面目すぎるよ」とか「責任感が強すぎるよ」と言われている人、過去の僕もそうでしたがコレに当てはまりますね。

ここでいう「完璧主義」の定義は、なにかと言うと

・失敗やミスを極度に恐れてしまう
・自分と他人に高い基準を要求する
・他人の期待に過度に答えようとする

みたいな感じです。これを直さないと自分も他人も傷つけてしまう性格になるパターンもあります。

しかし、それでは完璧主義が絶対的に悪いのかと言えばそんなこともなく、
完璧主義は人生を狂わせるデメリットもありますが、使い方次第ではメリットもあります。

これはどうゆうことかと言うと、完璧主義者は目標のハードルを高く設定するため、まじめに努力する傾向が高く、勉強や仕事のモチベーションが高いケースもあるということなんです。

つまりこの良い側面を意識して上手く使えば、完璧主義もまた人生を前に進ませるために使える力となります。
というわけで、ここからはそもそも自分はどこまで完璧主義者なのか?知る必要が出てくるわけです。

もし、自分が完璧主義ならそれは良いことなのか、悪いことなのか?ってことで、今回は「あなたの完璧主義のレベルとタイプ」を調べてみましょう。

これを知っているか知らないかだけで、人生に大きな差がついてきます。

実際に僕が使っているのはウェスタンオンタリオ大学などが公開しているテストで、高い精度でクライアントさんの完璧主義を見抜けることがわかっています。
では、直感で以下の45問に対して1〜5点で採点してください。

・まったく当てはまらない→1点
・当てはまらない→2点
・どちらとも言えない→3点
・当てはまる→4点
・とても当てはまる→5点

【完璧主義テスト】
1.私には完璧でありたいという強い欲求がある。
2.できるだけ完璧になろうと努力している。
3.自分が完璧でないと思うことには決して妥協しない。
4.自分が試みるすべてのことにおいて完璧であることが重要である。
5.完璧にやるか、まったくやらないかのどちらかだ。
6.自分が「正しい」と感じるためには、常に完璧を目指す必要がある
7.完璧を目指すのをやめたら、自分を尊敬できないだろう。
8.私の人間としての価値は、完璧であることにかかっている。
9.できる限り完璧になろうと努力することで、自分の価値を感じることができる。
10.私の考え方は、自分が完璧であることと結びついている。
11.ミスをすると、自分がダメなように感じる。
12.間違いを犯す可能性を非常に気にしている。
13.間違いを犯すことを考えると怖くなる。
14.ミスをしたことに気づくと恥ずかしくなる。
15.少しでもミスをすると動揺する。
16.私は自分の行動のほとんどに「間違いがないか?」と疑っている。
17.自分のするほとんどのことに不安を感じる。
18.私は自分の行動のすべてに疑問を持っている。
19.自分が正しい方法でやっているかどうかわからない。
20.自分が何かを "正しく "やっているかどうか疑ってしまう傾向がある。
21.何かを完璧にできなかったとき、自分を厳しく批判する。
22.自分のパフォーマンスが完璧ではないと、自分にとても腹が立つ。
23.何かを完璧にできないと自分にがっかりする。
24.自分のパフォーマンスが完璧でないと自分を許せない。
25.人々は私に多くを期待しすぎていると思う。
26.私が何かを完璧にできないと、人々は私に失望するだろうと思う。
27.人は私に過剰な要求をしがちだと思う。
28.誰もが私が完璧であることを期待していると思う。
29.家族や友人に完璧さを求める傾向がある。
30.他の人がすることも完璧でなければならないと思う。
31.私は自分の身近な人にも完璧さを求める。
32.他人から「私に期待しすぎている」と文句を言われることがある。
33.他の人が完璧にやってくれることが自分にとって重要だ。
34.他人の不完全さをやたら批判してしまう。
35.他人がミスをするとイライラする。
36.他人が努力しているのを知っていても不満を感じる。
37.他人の欠点をすぐに指摘してしまう。
38.自分には特別扱いを受ける権利があると思う。
39.自分のために他人がルールを曲げてくれることを期待する。
40.人が私の完璧さに気づかないと気になる。
41.私はいつも自分の思い通りに物事を進めることができるのが当然だ。
42.私がすることはすべてが最高だ。
43.私は自分が完璧だと知っている。
44.他の人々は私の完璧さを密かに賞賛しているだろう。
45.他の人は私の優れた能力を認めているだろう。 

【テストの採点方法】
すべての採点が終わったら、以下の質問につけた点数の平均値をそれぞれ出してみましょう。各質問ごとの完璧主義タイプは、こんな感じに分けられます。

質問1〜10の平均点→この問題の平均点が高い人は、厳しい完璧主義者の傾向が強く、誠実性(コツコツ努力や工夫を続けられる性格)が高すぎる人にありがちです。さらに具体的には以下のようなサブタイプに分かれます。

質問1〜5の平均点→自分の中に高いハードルを設定して、それを常に超え続けるタイプで、うまくいけば社会で成功しやすいタイプに多いです。

質問6〜10の平均点→自分のアイデンティティ(自分はどんな人間)や自分の社会での価値を、「いかにハードルを越えられるか?」で決めている傾向があります。その結果、燃え尽き症候群やワーカーホリックにつながりやすいです。

質問11〜28の平均点→この問題の平均点が高い人は、自己批判が強いタイプの完璧主義で、神経症的傾向(メンタルが不安定)な人に多いです。さらに具体的には以下のようなサブタイプに分かれます。

質問11〜15の平均点→失敗をめちゃくちゃ怖がるせいで完璧を求めるタイプです。わりと日常生活に支障をきたしやすいので、生きづらくなります。

質問16〜20の平均点→自分の行動や見た目を気にして完璧に走る傾向です。これはメンタルに悪影響で病みやすくなります。

質問21〜24の平均点→自分の作った基準を満たせなかったときに自分を責める傾向です。当然、気分が落ち込み、抑うつ、無気力につながりやすくなります。

質問25〜28の平均点→まわりは自分に完璧を求めている!と思い込み、失敗を許せないタイプです。これもいつもプレッシャーを感じているので、なかなかリラックスできていないタイプです。

質問29〜45の平均点→この問題の平均点が高い人は、ナルシストな要素が強いタイプの完璧主義で、「協調性」(みんなと協力してなにかをやること)が低いケースが多い。さらに具体的には以下のようなサブタイプに分かれます。

質問29〜33の平均点→自分よりも他人に完璧を求めるタイプの完璧主です義。当然ながら他人に嫌われる可能性が高く、人間関係がうまくいきづらいです。

質問34〜37の平均点→他人の失敗に厳しく、ミスした人をやたらと責めるタイプの完璧主義です。こちらも毒親やパワハラ上司、モラハラ旦那などに多いタイプであらゆる人間関係がボロボロになりやすくなります。

質問38〜41の平均点→俺はすごい!誰にも負けない!誰よりも優れている!と思っているタイプの完璧主義です。ちゃんと自己イメージに従って努力できれば、それなりに成功することもありえます。

質問42〜45の平均点→俺は完璧な人間だから、他人からチヤホヤされるのが当たり前だ!と思うタイプの完璧主義です。他人に尊大な態度を取るため、やっぱり嫌われやすいです。これが酷くなると自己愛性パーソナリティ障害の可能性もありえます。

というわけで、完璧主義にもいろんなパターンやタイプがあることがお分かりいただけたかと思います。

「この点数だったらヤバい!」という明確な基準はないものの、だいたい平均値が3点より上であれば完璧主義度は高めで、4点を超えたら結構な完璧主義だとお考えください。

このなかで言えば、人生の成功につながりやすいのは「質問1〜5の平均点が高い人」で、この点数が高かった場合は、燃え尽き症候群などに気をつけながら仕事をがんばっていくのが吉です。

また、「質問38〜41の平均点」が高い場合も成功に結びつく可能性はありますが、社会的には成功しても人間関係に恵まれずに幸福度が下がるケースがとても多いのでお気をつけください。

一方で「質問11〜28の平均点が高い人」はメンタルが不安定なので、強い不安や心配の影響から無自覚に、無意識に完璧主義になりがちです。

これをほっとくとメンタルはさらに悪化するばかりなので、まずは自分のストレス対策を探したり、それがわからなければ、カウンセリングやメンタルトレーニングを受けて、メンタルコントロールするスキルを身につける方が優先でしょう。

また、「質問29〜45の平均点が高い」ナルシスト系の完璧主義者は、とにかく他人から嫌われるケースが多いんで、シンプルに「もっと人の話をよく聞く」や「誰か困っている人ができる範囲で助けてあげる」といった親切心や共感力を高める必要があります。それができなければ、モテる人やカウンセラー必須の条件スキルの「傾聴」や「共感」、あるいは「肯定」のトレーニングをする必要があります。

そんなわけで、「完璧主義テスト」のご紹介でした。ついつい誰にでも完璧を求める気持ちは少なからずあるもんですが、果たしてそれが悪いモノなのか?いいモノなのか?どの点に気をつけるべきなのか?を分析するために使ってみてください。

ここを把握しないと正しい対策や解決ができないので、「完璧を求めすぎて、自己批判や先送りが多い」「周りからみんな離れていってしまう」「他人から嫌われてばかりで悩んでいる」という人は自分を知る必要があります。

それだけ人は自分のことをわかっているつもりで、全然わかっていないことがほとんどです。なんでかって、本当に自分のことを明確に知っていたら人生がイージモード、楽になるからです。

なので、完璧主義に陥ってしまっている人に伝えたいことがあります。それは「この世に完璧な人、モノ、情報は存在しない」ということです。

理由は簡単で、どんな神童や天才でも必ず弱点や欠点があるからです。

その弱点や欠点、自分の不得意なこと、苦手なことなどの自分の弱みに目を向けて改善しないような人たちはいずれ自分や他人を潰します。

なぜなら、この世に存在しないものを求め続ければ、自分も辛くなるし、求められた側も辛くなるのも当然です。でも人はこんなこともネガティブになりすぎてしまうとわからなくなってしまいます。

だからこそ、そんな暗い人生から抜け出すために、心理学的に自分を知るということは人生を楽に生きるために必要なことです。

もし、自分ではどうにもできない悩みを抱えていて、「不幸になんかなりたくない!」という方は、お見積もりやDMをお待ちしております。

ということで、ぜひ今回のテストで今まで見えなかった「完璧主義傾向」を見える化して、把握していただければと思います。







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