目標は人に言ってはいけない?

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勉強法の本には、自分の目標を周囲に宣言したほうがよい、
と書いてあるものが多いようです。
具体的な目標としては、資格・昇進・志望校・就職先などでしょうか。
もちろん、宣言するメリットはありますが、デメリットも考えられます。

まず、宣言する理由として、

1.自分にプレッシャーをかける
周囲に宣言することで引っ込みがつかなくなります。
周りから勉強してる?などと聞かれるので、
勉強しなきゃ!という気にさせてくれます。

2.周囲のサポートが期待できる
目標を理解してもらえば、家族からのサポートが期待できます。
また、行きたくない飲み会やお付き合いを断ることができます。
「本当は行きたいんだけど勉強があるから・・・」
といえば角がたちません。
また、仕事に関する目標であれば、
たとえば、「こんな仕事をやってみたい!」と周りに常日頃から言っておけば、チャンスが舞い込んでくるかもしれません。
誰かを紹介してくれる場合もあるかもしれませんね。

一方、宣言するデメリットとしては、

1.目標の転換をしづらくなる
目標に向かって頑張っているうちに、何か違うぞ?と違和感がでてきて、
別の目標に方向転換することもありえます。
その際に、周囲に知られていると、
目標を変えたとはなかなか言いづらいものです。
周囲を巻き込むことで、自分と目標との関係だけではなくなってしまい、
やりたくもないことを見栄のために続けてしまうということになりかねません。

2.自己満足におちいる
たとえば、司法試験や国家一種などの難関資格を受験していると、
それだけで周囲からすごいと言われます。
そう言われ続けることによって、合格していなくても、何となく満足してしまいます。
そうなると、表現が難しいのですが、内圧とでも言うべきものがが弱まってしまいます。
ガスが抜けてしまい、勉強する意欲がそがれるのです。明治大学教授の斉藤隆さんも著書で同じことを述べられています。

3.わずらわしい
プレッシャーの裏返しになりますが、色々と聞かれるということは時にわずらわしいと感じることもあるでしょう。調子が悪いときは放っておいてほしいと思うものですが、周りの人はそんなことお構いなしです。


私個人としては、家族やごく親しい人だけに打ち明けるだけに留めます。
周りから詮索されると落ち着かないので・・・。
本を鵜呑みにせず、自分の性格を考えて、宣言するかどうか決めたほうがいいですね。
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