転職してもまた同じで詰む人の共通点

転職してもまた同じで詰む人の共通点

記事
コラム
キャリアとメンタル両輪を整えるカウンセリングを行っている
あやか(社会福祉士・精神保健福祉士)です☺️

キャリアカウンセリングでは、 
「環境を変えたはずなのに、また同じように苦しくなってしまった」
 「転職しても、結局同じところでつまずく気がする」
 というご相談を多くお受けしています。

今回はその中から、 
「転職をしても、また同じように詰んでしまう」状態に陥りやすい人の共通点について、 
実際の相談事例をもとに整理してみたいと思います。

※特定の個人が分からないよう、内容は一部調整しています。


転職しても同じで詰む、という相談は珍しくない

「前の職場が合わなかっただけだと思っていた」 
「今度こそ大丈夫だと思ったのに、また同じように苦しくなった」
こうした声は、決して少なくありません。

ここで大切なのは、 転職を繰り返す=考えが浅い・我慢が足りない といった単純な話ではない、という点です。
多くの場合、 “転職そのもの”ではなく、 判断に至るまでの整理が足りていなかったという構造があります。


ご相談者の背景

今回ご紹介するのは、次のような背景を持つ方です。
・30代 
・正社員 
・これまでに複数回の転職経験あり 
・人間関係や業務負荷で消耗しやすい 
・「次こそ失敗したくない」という思いが強い

ご相談内容は、
「転職するたびに、最初は頑張れるけれど 数ヶ月〜1年ほどで心身が限界になる」
「職場を変えているのに、 なぜか同じような苦しさを繰り返してしまう」
というものでした。


共通点①「環境を変えれば何とかなる」と思ってしまう

転職で詰みやすい人の多くが、
・今の職場がしんどい → とにかく離れたい ・環境が変われば楽になるはず
という発想で、かなり追い込まれた状態で動いています。

もちろん、 環境が原因で苦しくなるケースもあります。

ただし、
・何が合わなかったのか 
・どこで無理が積み重なったのか
 ・自分が消耗しやすいポイントは何か

この整理をしないまま転職すると、 似た構造の職場を再び選んでしまうことが起きやすくなります。


共通点② しんどさの正体を言葉にしないまま動いている

もう一つ多いのが、
「とにかくしんどい」 「もう限界」

という感覚は強いけれど、

・何が一番つらいのか 
・身体と心、どちらが先に限界なのか 
・疲労なのか、不安なのか、摩耗なのか
が整理されていないまま、 転職という選択に進んでいるケースです。

この状態では、 転職後も 「理由は分からないけど、またしんどい」 という再現が起きやすくなります。


共通点③ 気持ちと生活を置き去りにして判断している

焦りが強いと、
・収入 ・条件 ・世間体
といった“正解っぽい要素”だけで 判断してしまうことがあります。

その一方で、
・今の生活リズム 
・回復に必要な余白 
・プライベートの負担
・メンタルの状態
といった部分が置き去りになると、 転職後に一気に崩れてしまうことも少なくありません。


整理した結果、見えてきたこと

キャリアカウンセリングでは、 「転職する/しない」をすぐに決めることはしません。

今回のケースでも、
・どんな場面で無理が出やすいか 
・職場の問題と、自分の特性の切り分け 
・今は“動く時期”か、“整える時期”か
を一つずつ整理しました。

その結果、
「転職しても詰んでいた」のではなく、 「整理しないまま、追い込まれて動いていた」 という構造が見えてきました。


まとめ:転職が悪いのではなく、順番の問題

転職してもまた詰んでしまうと、 「自分がダメなんじゃないか」と感じやすくなります。
でも多くの場合、 問題なのは“能力”ではなく、 整理する順番です。

動けない時期も、 迷っている時間も、 キャリアの一部。
一人で抱え込まず、 まずは状況をほどくところから 始めてみませんか?

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