考えすぎて疲れてしまう子
「なぜ?」
「どうして?」
「それは本当に正しいの?」
「もっと別の考え方はないの?」
ギフテッドや2Eの子どもの中には、絶えず知的刺激を求める子がいます。これが、知性過度激動です。
このタイプの子は、探究心が非常に旺盛です。興味を持ったことは、とことん調べます。図鑑や本を何冊も読み比べ、複雑なパズルや論理ゲーム、難問に夢中になります。
一方で、意味を感じない宿題や課題には手をつけられないことがあります。
好きなテーマには粘り強く取り組む。
でも、興味のない課題には見向きもしない。
複雑な問題には集中する。
でも、反復練習には耐えられない。
こうした姿を見ると、大人は「好きなことしかやらない」と感じるかもしれません。
しかし、本人の中では、単なる好き嫌い以上のことが起きています。
知的好奇心が非常に強いため、頭が次々に問いを生み出します。理解したい。納得したい。もっと深く知りたい。その欲求が強いのです。
その一方で、考えすぎて疲れてしまうこともあります。頭の中が休まらず、ぼーっとしたり、ぼんやりしたり、突然疲れ切ってしまうこともあります。
対応としては、知的刺激を満たす場を用意することが大切です。
ただし、無制限に考え続けさせればよいわけではありません。
探究する時間を作る。
質問ノートを用意する。
発展課題を与える。
興味のあるテーマを学習につなげる。
一方で、休む時間も決める。
考えすぎているときは、体を動かす、散歩する、別の活動に切り替える。
保護者の方は、「どうして普通の宿題はしないのに、難しいことばかりやるの」と悩むかもしれません。
でも、その子は怠けているのではなく、知的な意味を求めているのかもしれません。
私は、知性過度激動の子には、「考えるな」と言うのではなく、「考える力を生活と学びにつなげる支援」が必要だと考えています。
知的好奇心は、放っておくと孤独や疲労にもつながります。
でも、適切に支えれば、探究力、研究力、創造力になります。
大切なのは、その子の問いを面倒くさがらないこと。
そして、その問いを人生の力に変える道を一緒に探すことです。