言葉の解体

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人は言葉で思考しています。
だから、使う言葉がズレた瞬間、思考が誤作動する。
苦しみは本来の数倍に膨らみます。
悩みの多くは、感情そのものより、その感情を表す言葉の選び違いが原因だったりすることもある。

「自分が好きになれない」と言う人がいます。
でも本当は、好きになれないのではない。
「好き」という言葉では収まらないだけです。
大切に扱いたい。
価値を感じたい。
尊重したい。
これだけ異なる願いを、一語に押し潰してしまう。
だから出口が見えなくなります。
「孤独」という言葉を置いた瞬間、本当は複数あった感情が、一つに潰れてしまう。
理解されたい、つながりたい、安心したい。
分解できれば、次の行動が見えてくる。
でも「孤独」のままでは、どこにも手が届きません。
「不安」もそうです。
その中身は怒り、恐怖、悲しみ、恥が入り混じっています。
一括りにしているから、どこから触ればいいかわからない。
語彙が足りないと、感情の輪郭は曖昧になります。
曖昧なまま停滞し、苦しみだけが長期化する。

自己肯定感ブームは、この混乱をさらに深めたと思います。
「自分を好きになれ」と迫り、「好きになれない自分はダメ」という新しい呪いを作った。
好きになれなくていい。
尊重し、大切に扱えれば、それで十分です。

誰かが作った表現を借りたまま、自分の感情を語ろうとしても、どこかで合わなくなります。
「孤独」ではなく「つながりたい」。
「不安」ではなく「怖い」。
「自分が嫌い」ではなく「自分を粗末に扱っている」
一語が変わった瞬間、感情の見え方が変わります。
感情が見えない時は、まず言葉を疑った方がいい。
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