リフレーミングで未来のイメージを使って目の前の不安の捉え方を変える方法をお話ししました。この時はポジティブなビジョンを使って手前の不安を和らげる効果を狙いました。
この不安を感じる能力は天敵から逃れるために身につけた能力と言われますが、それゆえに私たちは不安をはじめとするネガティブな感情はポジティブば感情よりもかなり強く認識するようにプログラムされています。一説ではネガティブはポジティブの7倍もインパクトがあるとも言われます。
ではそのネガティブな感情である不安を逆利用できたらどうでしょうか?この時はこんなふうに使います。近未来の小さいな不安を解消せずにこのままにした場合、どんなネガティブな将来が待っているかのビジョンを見ます。
私たちの意識はネガティブな情報に非常に敏感ですから、それを回避したいという欲求が湧きます。先ほどのポジティブなビジョンと、今回のネガティブなビジョン。どちらかを選ぶとすれば誰もが当然にポジティブな将来を選択します。
これにより、先ほどポジティブなビジョンで手前の不安を緩めたことに加えて、さらにその不安が具現化しないための行動をしたくなる。つまり不安を乗り越えるためのエネルギーをブーストさせる効果があるということです。なお、ヒューニング学を学んだビジネスコーチやセラピストはこのようなテクニックを使って効果的なセッションを行うことができます。
もっと手軽に普段の表情や口にする言葉をポジティブなものに意識的に変えるだけでもいくらかの効果は得られます。私たちは自分の使う言葉にも強い影響を受けますから、ネガティブな言葉ではなくポジティブな言葉を選択するだけでもメンタルコンディションは大きく変わるのです。ほかにも物事をプラスに捉える、いわゆるポジティブ思考を鍛えるのも一つです。その一つの手法にアファメーションやリアプレイザルというものがあります。これらについては別の研修でしっかり練習していただきますのでここでは割愛します。
さて、ここまで不安との付き合い方として気持ちの持ち様の面で話をしてきました。でもこれでは不安の根本解決にならないと思う方もあるでしょう。不安は百人十色ですので、不安の根本的解消方法をここでは照会できません。でも不安の9割は実現しないものなのですから、気持ちの持ち様を換えるだけでほとんどの不安は解消したようなものです。そのうえで、より具体的に不安を抑え込んでいく方法を考えていきましょう。