人手不足は採用で解消できるのか⑤

人手不足は採用で解消できるのか⑤

記事
ビジネス・マーケティング
(先週の続きです)

動物の進化論では生き残るのは変化に適応できるものとされます。組織の生存競争でもそれと同じこと。過去の成功体験だけで生き残っていけるほど甘くはありません。

世代間による価値観の差異に加えて外国人労働者の増加による文化的な価値観の違いもありますから、考えるべきことは多数存在します。過去のやり方に固執している場合ではありません。旧来のやり方が人手不足を招いているのであれば、それはもはや継承する必要の無い価値観と言えます。

もちろん、組織である以上その組織の目指すことは明確にし、その枠の中で人を使っていく必要はあります。「全面的に個人の自由を認めよ。」ということではありません。組織は個人の願望を叶えるためにあるのではなく、組織の目的達成のために個人の力を結集して大きな成果を目指すものです。その範疇で個人の知見や技術を高め成長を実感することで、集団の中での自己有用感を獲得します。この過程を経ることで帰属欲求を満たし、その先に承認欲求や自己実現欲求へと向かいます。

最近の難しいところは、学校教育やSNSの世界で承認欲求を満たされまくっている人が多いということがあります。帰属欲求をスルーして承認欲求から求めてくる人もいます。どっちにしても新しい組織での帰属欲求が満たされないと理想と現実の間にギャップが生まれ、そのギャップは大きな欲求不満に繋がります。

この原理を無視して採用をしても、離職者が絶えることはありません。最初の1週間、次は3週間、3ヶ月という比較的短期間で帰属欲求を満たしていくことがポイントになります。

(明日に続きます)
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す