星読み☆アーユルヴェーダ~cocoro塾②~

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こんにちは~ cocoroです(*^-^*)

今回は、みなさんもよく聞く『体質』のお話です。


【体質の基礎知識】これだけは知っておきたい!体質別おすすめ調整術♪


そもそも、体質って何?


活発で明るい人、物静かでおっとり屋さん、飽きっぽい人、いくら食べても太らない人、食べてなくても痩せにくい人、軟便傾向の人、便秘症の人など例を挙げればきりがないほど、人には持って生まれた心や体に特定の傾向があります。
アーユルヴェーダではそれを体質と呼び、ある一定のルールに従って10通りに分類します。
体質は一生涯その方の考え方や感じ方の基本となったり、肉体的の傾向を決める大切な要素となります。
例えば、私が同じ質問を、体質の違う3人の方にするとします。


cocoro「海に行ったら、まず何をしますか?」

Aさん「潮風にあたり、波の音を聞きます」

Bさん「海水浴です。水平線を眺めるのも好きです」

Cさん「磯の香りを嗅ぎながら、浜辺を散歩します」


Aさんは聴覚と触覚が優れているので音と風を感じ、Bさんは視覚が優れているので景色に注意が向き、Cさんは嗅覚が優れているので匂いが気になります。
このように体質とは、個人が毎日を生きる基本となり、何に喜びを感じ、何をどうすれば楽しくなるのかは、人それぞれということです。



なにが体質を決める?


体質は3つの要素によって決まります。アーユルヴェーダではそれをドーシャと呼んでいます。



ドーシャとは・・・~
宇宙は5つの元素、風・火・水・地・空のエネルギーで構成されています。小宇宙である、人体内も5元素のエネルギーの調和を保つことで、健康を維持しています。地は水と火のエネルギーに属し、空は風のエネルギーに属するので、からだに備わるエネルギーの性質はヴァータ(風)ピッタ(火)カパ(水)となります。この3つのエネルギーの性質をドーシャと呼びます


~ヴァータ(風)~
空を風の元素から なっていますが、風のエネルギーとして運動を司っています。風は物を 動かすので、体内 では、運動や運搬、伝達、異化作用などを担っています

~ピッタ(火)~
火と水の元素から なっていますが、主に火のエネルギーとして物を燃やして変換させる作用があります。体内では胃腸での消化、燃焼、代謝を担っています

~カパ(水)~
水と地の元素からな りますが、主に水のエネルギーとして物 をくっつける働きがあります体内では構造の維持、免疫機能、水分代謝、同化作用などを担っています


体質チェックをした結果で、「自分はこの体質で決まり!」ということではありません。自身の気付きが高まれば、体質はまた異なってきます。今ある体質が、本来の体質ではない場合が、ほとんどです。体質に合わない生活習慣の積み重ねで、毒素(アーマ)の溜まったからだはニセの体質となり、本来なら感じるはずの幸福感をくもらせ、否定的で批判することで自尊心を保つといった、縛られた思考に陥ります。
大切なことは、自身で自分の体質や体調を、見極め整える術を身に付けることです。

朝起きて、鏡をみて自分の状態を観察し、3つのドーシャバランスの傾きを捉え、朝食は控えるべきか、白湯を飲むべきか、昼食はスパイシーなものがよいか、テレビの音量は小さめにしたほうがいいか、、、そういった、少しの心がけで、日々のドーシャバランスは整えられるのです。

アーユルヴェディックな生活は自己を観察し、その時折に応じた、食べ物や運動などを取り入れ、本来の自分の心地よいペースで生きるということ。

そのアイテムが多いほど、人生の楽しみは違ってくるでしょう。


今の体質の傾向をチェックしよう!


◎チェック項目 ・・・ヴァータ(風)or ピッタ(火) orカパ(水)

①体型・・・ 痩せ型 or中肉or 太り気味
②肉付き・・・身長小さいまたは 細くてのっぽor中背 がっちりor肥満 
しやすい
③皮膚 ・・・乾燥気味、シミが多い or発疹しやすい、ほくろが多いorしっとり白い、きめが細かい
④毛髪 ・・・乾燥している、白髪が多い 細くて薄いor毛髪が少ないor艶やかで豊富
⑤顔つき・・・ のっぺり顔、とがった細長い鼻or知的で鋭い目つきをしているor顎が発達している、四角い顔
⑥性格・・・不安定になりやすい、 気分が変動しやすいor怒りっぽい、細かい or安定している、慈悲深い
⑦体温・・・低い、冷え性気味or高い、汗っかきor低い
⑧便通・・・便秘気味or便通がよい、下痢を することがあるor普通の便通、たまに便秘
⑨話し方・・・早口or批判的な言い方orおっとりとした口調
⑩睡眠・・・不眠傾向、浅い眠りor長くはないが健やかorどこでも長く眠れる


チェックの多かったドーシャが、今の体質の傾向です。 
「これが私の体質で決まり!」ではなく、あくまでも今ある体質の傾向で、そのドーシャの乱れに影響されやすく、そのドーシャの患いが出やすい。目安のようなものです。
そして、チェックの割合でも、体質がわかれます。同じくらいのチェック数だった場合は、混合体質です。



○単ドーシャタイプ

~ヴァータタイプ ~
・変化しやすい思考、心配したり不安になりやすい
・熱中しやすく飽きやすい
・不安定になりやすい感情
・からだが冷えやすく寒い天候を嫌う
・寝付きが悪く眠りが浅い
・行動が素早い、関節がボキボキ鳴る
・肌が乾燥しやすく血管が浮き出ている
・体力が低くすぐに疲れる、痩せ型、便秘がち

~ピッタタイプ~
・知的で分析的な思考、勇敢で努力を惜しまない傾向
・批判的になりやすい
・集中力が強く邪魔をされると苛立ちやすい
・暑い天候を嫌う、からだは温かい
・ほくろやそばかすができやすい
・赤ら顔、汗をかきやすい、皮膚は薄く赤みがある
・食事を抜けない、軟便傾向、中肉中背

~カパタイプ~
・落ち着いた穏やかな気質、愛情深い
・新しいことを覚えるのが遅い
・1度覚えたことはなかなか忘れない
・ゆっくりな行動、体力や持久力に優れている
・冷たく脂っぽい肌、空腹感は少なく消化は遅い
・太くて多い髪、がっしりとした体格
・太りやすい、深くて長い睡眠


○2つのドーシャをの特徴を併せ持つ、混合体質の特徴

~ヴァータ・ピッタタイプ ~
ヴァータタイプの方よりも、多くの情報を正確に扱うことを得意とします。しかし、カパの安定の質がないので、活動が過度になりやすく、忙しくなると苛立ちやすく、過食の傾向があります。体格はやや痩せ型で、体力は低めか中くらいです。

~ピッタ・ヴァータタイプ~
ピッタタイプの方よりも、全体の動きに速さがありますが、ヴァータタイプのように飽きっぽいことはなく、不安定になりません。体格はやや痩せ型で、体力は中程度です。

~ピッタ・カパタイプ ~
ピッタタイプよりも動きはゆっくりですが、より安定します。鋭く知的でいながら落ち着いた雰囲気を持っています。体格は筋肉質でややがっしりしており、体力は比較的高いです。

~カパ・ピッタタイプ~
カパタイプの穏やかさや安定に、勇敢さや知性が加わります。困難を乗り越える強さに支えられた粘り強さが特徴です。体格はがっしりとしており、体力は高いです。

~ヴァータ・カパタイプ~
早口ですが、話が乱れたりせず、どこか落ち着いた感じがあります。行動に移すまでに時間がかかることがありますが、一度決めると迅速な行動を取ります。体格はやや痩せ型ですが、ふっくらとした印象を与え、体力は比較的高いです。

~カパ・ヴァータタイプ~
通常は穏やかで落ち着いていますが、ときに素早いこともあります。変化を好みますが、決して不安定にはなりません。体格はふっくらしており、あまり筋肉質ではありません。体格力は高いです。


○3つのドーシャ混合体質

~ヴァータ・ピッタ・カパタイプ ~
思考や活動は速く、正確でしかも安定しており、持久力もあります。体格は中肉中背で、体力は高いです。


ずらっと10通りにわかれます。ちなみに私のニセの体質は「ピッタ・カパタイプ」でした。なんども変容を重ね、本当の体質は「ヴァータ・ピッタ・カパタイプ」と分かり、現在は体質らしい生活を送ることで、心身ともにハッピーです♪(*^-^*)♪


蓮村誠(2011).アーユルヴェーダ式2週間毒出し生活





それぞれのドーシャが乱れたときに、細胞はわかりやすい形で、私たちに伝えてくれます。それは決して快適なものではなく、むしろ不快なものばかりです。
そのサインをしっかり捉えて、乱れを小まめに整えることで、心身に『ゆとり』が生まれます。私はこの『ゆとり』こそが、空のエネルギーの概念だと思います。


通常、ドーシャが乱れているといった場合は、ドーシャが上がっていることを、意味します。もちろん、ドーシャが下がることもありますが、その原因として一番多いのは、他のドーシャが上がることです。

ドーシャの乱れは空のエネルギー不足になり、『ゆとり』という、こころを優しく包み込む、柔らかな風を感じる事ができなくなります。



乱れた体質で整え方がわかる!ドーシャ別調整術


①ヴァータを乱す精神状態
1.不安、心配事が常にある
2.強い恐怖心に遭遇する
3.常に緊張している
4.深い悲しみを体験する
5.落ち着きがない
6.たくさんの出来事に振り回される
7.感情の起伏の激しさ

調整術
・就寝時間を、今よりも少しだけ早めましょう
・冷たい飲み物を控え、温かい飲み物を飲みます
・太白ごま油で、おでこと足のオイルマッサージをします
・朝食に、一晩水に浸したドライイチジクを数個食べます
・食後はイスで10分程度の休息をとります
・一度にあまりに多くの活動を掛け持ちしないようにします
・部屋に観葉植物を置きます


②ピッタを乱す精神状態
1.焦り、イライラ、怒りを誘発しやすい状態にいる
2.焦り、イライラ、怒りを抑圧する
3.過度の集中力
4.欲求を抑圧する
5.急激な感情の表出
6.知的作業に追われ、物事を批判的に思考する
7.欲しいものが手に入らない、望んだ状態にならないなどによって生じる不満足感や空虚感

調整術
・集中できなければ、いったん中止する
・月光浴をする
・細かいことはこだわらない
・夕食は薄味にする
・よく笑う
・目を冷やす
・甘い香りの生花を活けます

③カパを乱す精神状態
1.内向的な反応
2.自己の過小評価
3.同じ思考の繰り返し
4.執着、貪欲
5.寛容ではない
6.体重の増加を気にしている

調整術
・起床時間を少し早める
・朝シャワーを浴びる
・部屋の空気を入れ換える
・夕食は8時までに済ませる
・半身浴をする
・起床後、白湯を飲む
・残り物、乳製品を食べない


ドーシャで体質の乱れを見わけるのが難しい方は、今の精神状態と照らし合わせて、それぞれの調整術を3日続けてみてくださいね!





まとめ


・体質は一生涯その方の考え方や感じ方の基本となったり、肉体的な傾向を決める大切な要素になる

・アーユルヴェーダではドーシャ(エネルギーの性質)のもつ傾向を体質と呼び、ある一定のルールに従って10通りに分類される

・ドーシャはヴァータ(風)・ピッタ(火)・カパ(水)の3つの性質がある

・「自分の体質はこれ!」という考え方を見直した方がよい

・ドーシャの傾向性を知ることで、自身で自分の体質や体調を、見極め整える術を身に付けることができる


ドーシャの乱れを早期的に整える術を知り、小まめに調整することで、本当の体質がわかり、体質らしい心地よいライフスタイルがプログラムできます。

体質の基礎知識がわかれば、不快な症状もドーシャの乱れで起きている、カラダからのサインだと気付きます。

自分の身体なのに、お医者さん任せにしていませんか?

カラダの基本を知れば、もしも病気で受診したときでも、細かい症状をお医者さんに伝えられ、的確な検査に繋がり、診断も正確さを増すことでしょう。



最後まで、ご拝読いただき、ありがとうございます!

自由な『私』になる、きっかけ作りになれば、幸いです♪


 ~追記~
3つのドーシャだけに、目がいきがちですが、私は『空』・『地』のエネルギーに、とても大切な考えが含まれていると感じています。

『地』と繋がることと、『家族愛』は重なります。

『空』を感じることと、『心のゆとり』は似ています。


どちらも、人生にとって、大切な考えが詰まっています。




次回のcocoro塾は・・・
【体質改善】カラダの基本。知らないうちに体質を乱す6つの悪習慣

です(*^-^*)/マタキテネ♡♡♡

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