生成AIが日常に浸透してきている人は多いと思いますが、
ついに OpenAI 公式から、健康・ウェルネスに特化した
「ChatGPT ヘルスケア」 が発表されました。
医療記録やウェアラブル、健康管理アプリなど、
これまでバラバラに存在していた健康情報を安全に統合し、
自分自身の健康を理解・管理することを支援する仕組みです。
診断や治療を代替するものではなく、
医療やセルフケアを補完する位置づけであることも明確にされています。
睡眠分野でも「見える化」は進んでいるけれど
私の専門である睡眠の分野でも、
ここ数年で「見える化」は一気に進みました。
睡眠時間、覚醒回数、活動量、睡眠の深さ。
データとして把握できるようになったことで、
自分の睡眠を振り返りやすくなった人も多いと思います。
こうしたデータが蓄積されていくことは、
人類全体としての知見が増えるという意味でも、
とても前向きな流れだと感じています。
それでも「眠れない」はなくならない
一方で、睡眠相談の現場にいると、
こんな声をよく聞きます。
・データは見ているけど、どう改善すればいいか分からない
・数値が気になって、逆に不安になる
・分かってはいるけど、生活を変えるのが難しい
情報やデータが増えたからといって、
自然に睡眠が良くなるわけではありません。
睡眠習慣を変えることは、
ダイエットや運動と同じで、
「知っている」と「できる」の間に大きな壁があります。
AIが進化しても、人のサポートが必要な理由
正直に言うと、
ここまで個人に合った健康情報の整理や提案ができるようになると、
「睡眠の伴走サポートは不要になるのでは?」
と感じる瞬間もあります。
ただ実際には、
自分一人で情報を集めると、
どうしても都合の良い解釈をしてしまったり、
「今日はいいか」と流してしまうことも多いものです。
ChatGPT ヘルスケアのようなツールは、
人の代わりになるものではなく、
理解と行動をつなぐための土台なのだと思います。
現時点ではまだ正式リリース前で、
睡眠分野がどのように取り入れられていくのかは分かりません。
だからこそ、今後どんな形で
睡眠データや生活リズムの理解に活用されていくのか、
とても楽しみにしています。
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