熱中症に気を付けるにはどうしたらいいの?

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こんにちは、ゆきです。

今日は気温が高くなりそうな予報ですね。
熱中症に十分注意して過ごしましょう🍀

「熱中症に注意」とよく言われますがどうやって注意したらいいのかわからない、なんていう方もきっと多いのではないかと思います。

具体的には、
①直射日光の当たらない日陰で過ごす
②エアコンを使って温度管理をする
③水分をこまめにとる

このあたりが頭に浮かぶのではないでしょうか?


①はきっとイメージしやすいでしょう。
夏の日差しが当たるアスファルトにかげろうがゆらゆらと揺れる光景はきっと見たことがりますよね。「熱いアスファルトで目玉焼きが焼けるか実験」なんていうのもテレビや動画で見たことがあるのではないでしょうか。
実際、夏のアスファルトでは表面温度が65度を超えるとも言われています。
ここで気を付けたいのが直に足をつける動物、特にお散歩の習慣がある愛犬、肉球のやけどに注意していますか?言葉で伝えることができませんので飼い主が注意してあげましょう。

言葉で伝えることができない、地表に近いところにいる、この共通点で注意が必要な人たちがいます。
ベビーカー、バギーが必要な赤ちゃんや子供たち。障害があり車いすを利用する人たちです。
日差しを遮るための覆布があるタイプは、風通しも悪くなるためさらに熱がこもってしまいます。
地表からの熱(輻射熱:ふくしゃねつ)を遮断すること、保冷剤などを使って温度を下げてあげる必要がありますが、できるだけ暑い時間帯の外出を避けることが必要です。


②エアコンを上手に使って温度管理をしましょう。
人によってはエアコンで冷えてしまいかえって体調を崩す場合があります。
空間を共有するみんなが過ごしやすく、体調管理ができるように温度設定を調整することが大切です。クールビズ、羽織ものの用意をしておくことがいいかもしれませんね。

除湿機能も上手に使いましょう。

なぜ湿度が高いと暑く感じるのか。
これは、ひとが体温を調整するときに汗をかいて体温調整するという体の構造にあります。
汗は水分ですよね。
水が蒸発するときには液体の水が気化して気体に代わるのですが、気化するにはエネルギー、つまり温度が加わる必要があります。
汗が乾くときに体温をエネルギーに蒸発することで体の温度を奪っていきます。そのため体温が下がるのです。

水が気化するときに、気化しやすい条件というのがあります。
空間にすでに気化した水の分子がたくさんあると気化しにくい。この状態が「湿度が高い」という状態です。
体の温度を下げたくて汗をかいても体温が下がりにくい状況になってしまうため、湿度を下げて、汗が気化しやすいように空間の除湿をしっかり行って体が体温を調整しやすい条件を整えてあげましょう。

ここで注意が必要なのが、発汗機能が十分に発達していない子供、身体の代謝が落ちている持病のある方や高齢者です。
特に持病がある方や高齢者は、「体が熱くなっていて体温調整は必要な状態」そのものを認識できない場合が多く、エアコン未使用での熱中症になってしまうことが多くあります。
とても暑い時に厚着をしながら「まだ寒い」とおっしゃる方もいます。
暑いと自覚できないとエアコンを使ったり水分をとったりという行動に移りにくいものです。暑い寒いという感覚だけに頼らず、気温と湿度という目に見える指標に頼ることがとても大切です。

また注意が必要なのは【扇風機の利用】について。
扇風機は羽を回して空気を対流させるものです。風を感じて「涼しいな」と感じるのは、風により体の表面の汗を蒸発させやすくなるからです。
高温で、しかも湿度が高い状態では汗は蒸発できず、熱風を循環させるだけで熱中症対策にはなりませんので、十分に注意して利用してください。


③水分をこまめにとることも大切です。
水分は汗になって蒸発し手失った体の中の水分を補給してあげるという意味合いがありまし、身体のシステムを維持するうえでとても大切です。
汗で失う水分の中には塩分を含めて色々な物質が含まれますので、ただ水を飲めばいいというわけにはいきません。

水分をとるときにおすすめなのが麦茶やミネラルウォーター(軟水よりも硬水)がおすすめです。スポーツドリンクなどは糖分が多く含まれますので、スポーツドリンクの飲みすぎはかえってよくない場合があります。
水道水、ミネラルウォーター、麦茶、スポーツドリンクなど、いろいろなものを組み合わせてこまめに水分を取りましょう。

ここで注意したいのがカフェインを含む飲み物。
コーヒー、紅茶、エナジードリンクなど。
カフェインは身体の水分を排泄する働きがありますので、飲んでいても体から水分を出そうとします。尿として排泄することを促します。
カフェインを全くとってはいけないかというとそうとも言えません。
排尿することは体温を下げる働きもありますので、バランスを考えながら、身体が脱水にならないようにバランスよく飲み物を選択しましょう。


少し長くなりましたが、熱中症対策にお役立てください🍀
今日があなたにとって良い日になりますように。

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