今回はアイデアの効能みたいなことを書いてみます。
タイトルのようなことってめっちゃ怪しい気がしますが、まあそうでもないんですよね。ただこれを飛ばして「誰でも不満がある」から「人生豊かになれます」だと、さすがに色々と飛ばしているし、怪しいなと。自分でも思いますから(笑)
とはいえ、丁寧に考えていくと結果的に僕自身がそうかもしれないなというところで、やや自己啓発的かもしれませんが、そんな内容です。
アイデアって素晴らしい!というよりも、アイデアって楽しいよなーというところで。
不満は誰にでもある
人生がうまくいってそうな人(多くはそう見える人ですが)でも不満はあります。不満って些細なことから大きなことですが。
小さい話かもしれませんが、僕はわりとマナーが気になる方です。とはいえマナーってタバコとかで、禁煙エリアとかで吸っているとどうなのかなあと思ったり。さすがに正義漢を出して注意とかはほぼないですが、一方でこういうことにイラつかなくなったら、良くないんだろうなあと思って生きています。
これを一つとっても、まあ僕から見ると「マナーを守らない人が不満」なわけです。ただですね、そういう人をどうにかしたいとかってのはまずいわけで、このあたり、社会の多様性だとか色々言われる中で、かなり着地点が難しいわけです。
もっといえば、誰かの良いは誰かの悪いまであるというか。そういう社会が僕は嫌いなんてことはなくて、どうしていったらいいだろうね、と考える方だと思っています。あくまで方です。
つまりここでいいたいのは、どういう状況であれ完璧にですよ、世界一の大富豪でさえ、不満は消えないってことです。富豪はお金や犯罪に怯えるわけですから、まあ生活しづらいですよね。少なくとも庶民よりはってイメージですが。これも考え方、大きさをどう取るか次第といえば次第です。
アイデアは誰にでも出せる
次にアイデアです。不満がある時どうすればいいか。
マナー的にどうなの?という不満は、実際はビジネスアイデアとはしづらいので、「ネタ」にしづらい不満です。とはいえ、不満っちゃ不満なので無理にそれをアイデアにしてみましょう。
不満があればそこに感情、状況、情報、切り口、視点、社会情勢などもあるかもしれませんから。ということで、不満を分析するんですね。
例えば煙草のポイ捨てって少なくなったと思うんですが、わりと目の前で叩きつけるように捨てていく人はたまーにいらっしゃいます。道路が可愛そうとか思いつつも、どうすればいいか。
アイデアとしては微妙ですが、ニコチンやニコチン接種が必要ならば、ニコチンパッチがいると。でもですね、ニコチンが欲しいから吸うよりも、タバコを吸うのがカッコいい!からこそ吸っていたりすると。そうなると、これは結構きついわけです。
だからマナー的にというところの切り口が実はイケてないんですね。これだと仮に何か出来ても僕がスッキリした!で終わるので(それは小さい解釈ならそれでOKなんですが)まああんまり建設的ではないですよね。
そこで、ここでもうちょっと考えると、そもそも回数を減らすというのもあります。つまり、喫煙者や喫煙率ってデータがあったはずで、2割くらいかなと思っています。年代によりけりで違いますけどね。そうすると、仮に1000万人くらい吸っている人がいるとしますよね。そういう人が毎日1回吸えば1000万回どこかで吸っていることになる。
であれば、これを2日に1回に出来ないか?1回=1本ではないと思いますが今回は1回1本としておきます。1日に1箱吸う人もいるとは思いますが。
ではこの「回数を減らす」アイデアってどうでしょうか?マナーと結構違いますよね。
これが視点の転換と言っていいと思います。個人の感情ではなく、もう少し違う切り口でやるわけです。
効果があるかはおいておいてですよ。そうすると、例えば節煙アプリなんてあるんですよね。つまり、吸わない時間や回数みたいなのをカウント。1箱今は500円くらいですか、そうすると、1日で500円得したことになる。タバコを買ってないとするとですよね。
そうすると、喫煙者ユーザーは1日500円得したので、1日我慢して1日だけ休憩してみたいなー。まあそううまくいかないと思いますが、そういうこともできそうだなみたいな話です。
こうすると、当初の不満→アイデア化に近づけたといっていいでしょう。と、僕は考えています。
アイデア化によって自分に自信がつく!
そういったマナー的なイライラ不満もアイデアで何かできないか?と考えるという話です。
するとですね、「社会に対して何もできそうにないなあ」とか「自分は一人だなあ」ということは、もちろん完全に消えるわけではないと思います。とはいえ、自分の投げかけとして、何かできるかもしれないというある種の希望ですね、それがアイデアです。つまり、工夫でなにかできないかと考える姿勢そのものを言うわけですが、自信になるんじゃないかなと思うんですね。
こういう時は確かにイラつくんですよね、けれどそれだけでなくこうしてみたらって何かできないかなと。まあこういう態度にイラつく人も中にはいるんでしょうが、そこはもうスルーしましょう。
で、何かしらできることなら協力するという態度としてみる。そうすると、ここでいえばイラッとした時に、貴重なフィールドワークの場になる(フィールドワークとは外や社会などで対象者に会う、観察して学ぶみたいな意味合いです)わけです。またはどういうケースやパターンがあるかを観察していけばいい。それがぐっと喫煙者の解像度を上げると。当然見たくもない!!って人もいるのでしょうが、多くはこういう苛つきに対して観察して冷静に捉える「訓練」だと思ったほうが好転することは多いです。
もっといえば、不満がより個人の感情であればあるほど、その感情に対して向き合うことといえます。向き合うことは、今に限らず前からわりと軽視されてきて、とくに社会の流れが強烈にあったり、みんながみんながーという時代はスルーしても関係なかったのかもしれないですよね。今がじゃあ個人の時代かというと分からないですが、確実に内面と向きあうことが求められる時代だと。
そういう個人の感情に対する処理といいますか、ちゃんと自分がどういう状態で何が嫌で、何が好きか。そういうことを自分で「丁寧に」感じること。そういうことがめちゃくちゃ大事なんですよね。ということを不満を見ることでもできるっていうわけです。
当然見つめるだけでなく、アイデアというポジティブなこと、建設的なことに変換していくこともするので、まあ思考の免疫もつくし、良いことになるんじゃないかなと、僕は本気で考えています。
自信を持つと人生が豊か。周りも豊かに
最後に自分に自信があるという人は、キラキラ輝いて見えます。そういう人を嫉妬や妬みで攻撃する人もいますが、そこはスルーしましょう。それは前提です。
ポイントは自分の自信を持つとは、結局周りをそういう人に染めていくことになります。このあたりは、自己組織化マップみたいな概念が面白いですが、また気が向いたら書いてみます。要するに、自分が染めて、周りも染まるみたいな感じです。周りをどうするでなく、自分がまずどうするかがここではポイントです。
そうすると、自信がある人が周りに寄ってくる、言い方を変えると、「いい感じの人」、少なくとも自分にとって似ている点があるとか、色々と行動したり、それこそ何かプロジェクトをやったり、起業とかでもいいですし、その規模や成功かどうかはおいておいて、主体的に生きる人が多くなってくるわけです。ここが最大のポイントです。
主体的に生きることこそが、まさに人生豊かと言えるわけです。豊かさとは、どこかに果実のようにあるとか、環境があってそこを買う・・・のは結構違っていてそれは「消費」といっていい。消費を求める人はそれで買って終わりですから、キリがなくてまさに不満と同じですが、「他の消費」に走るだけです。それはある種中毒や麻薬と一緒です。キリはないですよね。それは主体的でなく従属的といっていいし、何かに動かされている(使命感みたいなものではなく)というわけですね。
この状態になると、成功というと怪しい響きがありますし定義もバラバラなので使いづらいですし、僕は好きじゃないです。ですが豊かというところでいえば、豊かなので、豊かさをお互いに享受できるわけです。
もっといえば、不満から始まり、アイデア化をしようとして主体的に考えていき、自信をつけていく。そうすると自分が変化し、周りも変わる。それである時「あれ、なんかいい感じだな」と気づくんですね。
そのプロセスそのもので、例えば再現性が高くできそうというのが、僕の中では「アイデアを出す」ということだったんだろうと、ここで書きながら改めて気づきました。不満を出してもそのままだと体に悪そうですし(愚痴だけの人もいますからね)、アイデア化で頭を使って考えて手を動かしてみることで、そして身体を使うことで、気持ちとして初期状態とは違う自信を手に入れる。少しでも考えたアイデアを試すだけで全然変わるのは本当不思議です。
さらには、そこで得た主体性をもっと磨いたり、他者に分けることで、周りが豊かになる。ここでは主体性を持つ人が増えるといっています。
この話が面白いのはでは、豊かさを手に入れた人はどうするかというと、またそういう人を増やそうとするんですよね。そういう良い循環を、アイデアの力でどこまでできるか、やっていきたいですね。
今回は以上で。