ふりんという名の片想い。罪悪感・執着・孤独の中で
男の人って、本当に危機感がない――。
そんなことを前々回のブログにも書いたけれど
あのときもそうだった。
「バレたら終わり」
それを本当にわかっていないのか
「自分は大丈夫」と思っているのか
それとも、もし何かあったらそのとき考えればいい
くらいに思っているのか…。
その鈍感さに、わたしはイライラして仕方がなかった。
そんなある日――
その電話は突然かかってきた。
心臓が凍りつくような感覚。
奥さまからだ。
「……バレた?」
「何を言われる?」
「なに?なに?なに?」
色んな考えが一気に頭を駆けめぐる。
電話を取る手は震える。
心臓のドキドキが電話越しに聞こえてしまうんじゃないか
一気に血の気が引いた。
「先日はありがとうございました。主人がお世話になっております。」
奥さまの声は、穏やかで、丁寧だった。
電話の内容は――わたしのお店への予約。
冷静に考えれば、わたしのサービスは80%が女性のお客様。
しかも、95%は口コミ・ご紹介のお客様
でも、その冷静さを装うまでに、ものすごく時間がかかった
「次の言葉はなに?」
「何を言われるんだろう?」
奥さまは、いたって冷静… さすが社長の奥さま
あるのか、ないのかわからないけど
動揺など、微塵とも感じない
わたしを探っている…
そう、思った。
奥さまの次の言葉は… 普通に予約だった。
なんとか声の震えを押し殺し
普段通りの対応をし、予約を受けた。
電話を切った後も、心臓はしばらく落ち着かなかった。
すぐに彼にこの出来事を伝えた。
返ってきた言葉は…
「おーそうなんや。よろしく頼むね」
……バカか、お前は。
飽きれた。悲しかった。
何とも言えない感情… 虚無感。
わたしだけが必死で守ろうとしている。
わたしだけが背負っている。
そんな孤独感に押しつぶされそうになった。
今だから冷静に振り返れるけれど
あのときの胸のざわめきは、同じ経験をした人にしかわからないと思う。
ふりん関係の中には
「愛されている」という満たされ感
「いつか、終わりが来る」という不安がいつも背中合わせで存在する。
幸せそうに見える瞬間も
実はこころはずっと落ち着くことがなく
ふとした一言や行動にこころがかき乱される。
わたしは、そんな関係の中で何度もこころをすり減らしてきた。
だからこそ、同じような苦しさを抱えている人の気持ちが
痛いほどわかる。
「どうして、こんな恋を選んでしまったんだろう」
「でも、この気持ちは本物だから、捨てられない」
そんな相反する気持ちを抱えながら
毎日をやり過ごすことのつらさ…
楽しいはずの恋…
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13年間、カウンセリングや相談を通して
たくさんの人のこころの声を聴いてきたけれど
そのスタートはわたし自身の “生きづらさ” だった。
どうしたらこころが楽になるのか
どうしたらじぶんを責めずにいられるのか
何度もつまずきながら心理学や統計学を学び
ようやく “じぶんらしい生き方” を見つけられるようになった。
今は、その経験を抱えたまま
誰かのために寄り添える人でありたいと思っている。
もし今
あなたが誰にも言えない気持ちを抱えているなら――
ここは小さな “こころのよりどころ”
必要なときに、そっと寄りかかってもらえたらうれしいです。