数字に心を支配される前に──創作とダイエットの共通点から見えたこと

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こんにちは、ほうりです。

今日は、
数字の多さだけで自分の二次創作が良いか悪いかを判断してしまっていいのか?
というテーマでお話ししていきます。

突然ですが、あなたは自分の創作に対して、こんなふうに思ったことはありませんか?

🌀いいね【数】が少ない……
🌀ブクマ【数】もコメントの【数】も全然つかない……
🌀全体的にレスポンスの【数】が少ない私の作品って、やっぱりダメなのかな
等々。

数字。
それは、私たち二次創作者にとって避けては通れない存在です。

作品を公開した瞬間から、それはついて回ります。
ブクマ数、コメント数、頒布数、いいね数……。

見ないようにしても、気になる。
気にしないようにしても、気になってしまう。

しかしそれはすごく自然なことなんですよね。

だって、私たちは時間をかけて、自分の内側から絞り出した「好き」をかたちにしているのですから、誰かに見てほしい、受け取ってほしいと思うのは当然です。

だからこそ「数字がすべてじゃない」というのは、頭ではわかってる。
でも、心が追いつかない。
数字が伸びている他の人を見ては落ち込み、比べて、自分の作品に自信が持てなくなる。
何度も何度も、「もうやめようかな」ってつぶやいてしまったり。

私自身、昔はそんな時期がありましたが、今はマインドコーチングを学び、そういった気持ちを認めた上で、数字に振り回されない日々を送っています。

そして最近、それについて改めて考えさせられる出来事がありました。

きっかけは、私のメンターが話してくれたダイエットと数字の話でした。
それを聞いたとき、私はハッとしたんです。

💡「あれ?これって、二次創作(同人活動)にもそのまま当てはまるんじゃない?」

今日はそのお話を、私自身の体験も交えてお伝えしたいと思います。
もし今、数字に振り回されて苦しくなっているなら、
この記事が、ちょっとだけ肩の力を抜くきっかけになれたら嬉しいです。

数字は目に見える安心。でも、ときに心を傷つける

数字って、本当に不思議なものです。
たとえば、ブクマの数、いいねの数、感想の数、頒布数。

全部、私たちの「作品の反応」を数値化してくれるものです。
見えるから安心できるし、目に見えるから嬉しい。

たくさん反応がつけば、「この作品はちゃんと届いたんだ」って思えます。

でも、それと同時に、
反応が少ないと、まるで「自分自身が否定された」ように感じてしまう。

「どうせ私の作品なんて……」って、落ち込んだり、書く手が止まってしまったり。

この感情、すごくよくわかります。

私も過去に、投稿した創作にまったく反応がなくて、スマホを何度も更新したり、タグの付け方が悪かったんじゃないかと悩んだことが何度もあります。

でも、そこでふと立ち止まって考えてみてほしいのです。
私たちは「数字に反応してる」のではなく、
数字を通して「自分がどう見られているか」を気にしているんじゃないでしょうか?

数字が悪い=ダメな作品
数字が良い=いい作品

……そんなふうに、いつの間にか、数字が「評価」や「価値」そのものと直結してしまっている。

でも、それは本当に正しいのでしょうか?
創作って、そもそも「数字で測れるもの」なんでしょうか?

今反応が少ない作品に、半年後・1年後・10年後に感想がきたり、「この作品を残しておいてくれてありがとう!😭」と救われる人が現れることだってあります。

たまたま目に留まらなかっただけかもしれないし、自身の書きたいテーマが界隈には少し早すぎただけかもしれない。

「反応の数が少ない」=「価値がない」っていうロジックは、ちょっと乱暴すぎると思いませんか?

とはいえ、私たちは数字に縛られやすい世界で生きてきました。
テストの点数、偏差値、ランキング、いいね数、フォロワー数……
比べるための「ものさし」がそばにありすぎて、もう感覚がマヒしてしまっているのかもしれません。

だからこそ、今こそ立ち止まって見直したい。
その「ものさし」は、本当に自分にとって大事なものか?

次からは、それに気づかせてくれたメンターさんの配信についてご紹介します。

数字は“今の自分”を映してるだけ──メンターの気づきから始まった連鎖

先日、私のメンターさんがstand.fmで語っていた話が、とても印象的でした。

テーマは「数字との付き合い方」──それも、ダイエットとビジネスの数字の話です。

彼は今、ダイエットに取り組んでいて、1ヶ月ほどで97キロ以上あった体重を89キロ台にまで落としたそうです。

毎日10000歩歩いて、タンパク質を始めとした食事や、消費カロリー>摂取カロリーになるようにきちんと食生活も見直しながら、順調に体重を落としている真っ最中でした。

でも、ある日突然、体重がピタリと止まった。
いわゆる「停滞期」に入ってしまったんですね。

そのとき、ふとこう思ったそうです。
「なんで体重が減らないんだ。あんなに頑張ったのに……」
「この1ヶ月の努力って、意味なかったのかな」
そんな気持ちを抱えながらも、彼はもう一歩深く考えました。

それは、自分が本業としているビジネスの売上との共通点でした。

結論、売上だけで自分のビジネスを評価するのは危険。理由は、「今日の売上」は「今日の行動」とイコールではないから。

この言葉を聞いたとき、私は一気に思考が広がりました。
あ……これ、二次創作にもそのまま当てはまるじゃん。
あと、自分自身のダイエットの経験にも重なるじゃん。

数字って、たしかに“目に見える成果”のように見えるけれど、
実際には、「いま自分がどこにいるか」を示しているだけ。

その裏には見えない積み重ねや時間があるはずなのに、
私たちはつい、“今の数字”だけで全体を評価してしまいがちです。

でも、メンターさんがこのラジオで言っていたように、
数字に振り回されると、“今の結果”で“過去の努力”を否定してしまう。
そうなると、自分の行動の意味まで見失ってしまう。

これって、同人活動・二次創作に限らず、ダイエットにも、ビジネスにも、共通して言えることなんだと思います。

数字は価値じゃない。数字はただの“現時点のスナップショット”に過ぎない。

それをどう捉えるかで、続けられるか、心が折れるかが分かれてしまう。
このメンターさんのラジオ放送は、私の中に静かに、でも確かに刺さりました。

人と比べたらキリがない。でも、私の努力はなくならない

このラジオ放送を聞いて、私は自然と自分自身のダイエットのことを思い出しました。

私は40歳で、身長164cm、体重97kgからダイエットをスタート。
今までの【努力・根性・気合】に頼ったダイエットではなく、マインドコーチングを応用して、まずは徹底的にマインドをセットし、理想の自分をベースにした食生活や私生活を心掛けました。

そうすることで、1か月で-7㎏
一年後には-20㎏
更に2年後に14㎏と、二年半で計-34kg減量に成功しし、97㎏⇒63kg台まで落としました。

そこからさらに微調整を重ねて、いまはおおよそ61〜62kg台を行き来しています。

ダイエットを始めてからすでに5年が経過した今、好きな物をきちんと食べながら、リバウンドらしいリバウンドもせずに今に至っています。

ですが。
同じようなスペックで、私以上に体重を落とした人は、ダイエット界隈には腐るほどいます。

身長164㎝/体重100㎏、そこから40kg以上痩せた人もいる。

50歳からダイエットに挑戦して成功した人や、更にもっとタフな条件からスタートした人だっている。

YouTubeやカーブスの会報等を見れば、いくらでも、私よりもすごい結果を出した人は文字通り山ほどいます。

ですが「だから私のダイエットには価値がない」と思ったことはこの5年間、一度もありません。

たしかに、私と同じように、体重97kgからスタートして、
私より早く結果を出した人もいれば、もっと絞った人もいます。
ダイエットコンサルタントやコーチとして活躍している人だっています。

でも、私は私です。
私がコツコツやってきた、マインドコーチングの応用を始め、ダイエットを習慣化する考え方や行動の、食事との向き合い方、メンタルの整え方、それら全部の積み重ねが、5年経過してもリバウンドらしいリバウンドもしていない私の成果に結びついているんです。

他人の数字が上でも、自分の努力が消えるわけじゃない。
むしろ、「自分に合ったやり方で、自分のペースで進めた」っていう点にこそ価値がある。

これって、二次創作や同人活動でも、全く同じことが言えると私は感じたのです。

ブクマが少ないとか、感想がこないとか、そういう数字に凹んでしまう気持ちは分かります。
ですがそれは「あなたの努力が無意味だった」という証明にはなりません。

思い出してください。
・作品を作るために費やした時間
・ここからどういう風に結末を着地させるかと悩んだ日々
・作品に厚みや深みを持たせるために、色々とリサーチを重ねた瞬間
・寝る前に思いついたアイデアを飛び起きてメモしたあの瞬間

全部、ちゃんと「あなたの中に積み上がっているもの」です。
たとえそれが、今、この瞬間、数字に反映されていなくても、
あなたの努力が足りない・無駄だった・価値がないという証明になど一切なり得ません。

ダイエットの過程を通してそれを強く実感している私だからこそ、はっきりと言い切れます。

数字に疲れたあなたへ~見えない時間にも、ちゃんと意味がある~

もし今、あなたが数字に振り回されて苦しくなっているなら、
どうか、今日のこの話を少しだけ覚えておいてほしいです。

創作の世界では、ブクマや感想、いいねや頒布数など、目に見える数字がたくさんあります。
それらは、私たちにとって大きな喜びにもなるし、モチベーションにもなります。

でも同時に、「足りない数字」にばかり目がいってしまうこともある。

😢もっと反応が欲しかった
😢誰にも届いてない気がする
😢私の作品、意味なかったのかな

そんなふうに、自分自身を疑ってしまう日もあるでしょう。

ですが思い出してみてください。

数字が動かなくても、あなたは作品を書いた。
キャラの心情に悩んで、背景を調べて、構成を考えて、
見えないところでたくさんの時間を費やしたはずです。

それは、立派な「行動」であり「実績」です。
評価されるかどうかは、たまたまのタイミングや運も大きい。
だから、今・この瞬間の数字だけであなたのすべてを決めないでほしいのです。

そしてこれは、二次創作・同人活動だけでなく、私自身が経験したダイエットにも通じています。

私は40歳・164cm・97kgから2年半かけて34kgの減量をしました。
でも、同じような条件からもっと大きな成果を出している人なんて、いくらでもいます。

たとえば、身長158㎝/体重97kg/50歳からダイエットを始めて、約1年半で40kg以上減らした人が居たとします。

ではその人に比べて私は劣っているのでしょうか?
私の努力は無駄だったのでしょうか?

私は全くそうは思いません。
私のやり方、私のペースで、地道に続けてきた日々は、私だけのものです。

他人と比べることで、その価値を自ら小さくする必要なんてないんです。

そして、これは二次創作にもそのまま言えると思っています。

私たちは、小さい頃からずっと【数字で比較される】環境で生きてきました。
テストの点数、偏差値、ランキング、フォロワー数……
そんな世界に慣れてしまっているから、「数字を気にしないで」と言われても、すぐには無理なんですよね。

むしろ、数字にこだわるのは自然なこと。
でも、問題は「その数字に縛られすぎてしまうこと」なんです。

特に創作は、感情やエネルギーを削って生まれるもの。
それを数字だけで評価しようとすると、自己否定や承認欲求が暴走してしまい、自分を追い詰めてしまう。

だから私は、声を大にしてこう言いたいのです。

数字が気になるのは当然。
でも、その数字を【自分の努力や頑張りを否定する材料】にしないでほしい。

たとえ反応が少なくても、あなたが積み上げてきたものは、ちゃんと意味がある。

数字が動かなくても、それは【あなたの努力や頑張りが無駄になった】という証拠ではない。

あなたの作品にも、あなたの時間にも、ちゃんと価値があります。
どうか、自分の努力を信じてあげてください。

そして、辛くなったときは、今日のこの話をそっと思い出してもらえたら嬉しいです。

😵‍💫それでも数字に振り回されてしまってしんどい
😵‍💫結局そんなこと言ったって数が多いのが正義だって思うし、モヤモヤが拭えない

そんな気持ちがどうしても消えないあなたは、以下のサービスのご利用を検討してみて下さい。
今日の話は以上です。既読したらスキを押すシステムになってますので、よろしくお願いします。

ではまた!

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