こんにちは、ほうりです。
今日は二次創作を楽しく幸せに続ける基礎にあるのは、【納得感】ではないか?という事についてお話していきます。
というのも、私は最近とある心理カウンセラーさんのyoutubeチャンネルのメンバーシップに入っているのですが、その中でお話されていたことがめちゃめちゃ琴線にぶっ刺さりました。
曰く
『人は、幸せよりも大切なことがある』
『それは納得感である』
『例え他者から見て不幸な一生でしかなかったとしても、本人が納得してやり遂げたのであれば、幸せを感じることができる』
というもの。
このyoutuberさんは、とある戦国武将を例に挙げていましたが、確かに繫栄と破滅の落差が激しすぎる人生を歩んできて、後世の私たちは「ここで踏みとどまっていればそのまま天下を取れていたのに」とか「あそこで欲をかかなければ今頃日本の首都は変わっていたかも」と、好き勝手に考察していますが、当の本人たちからすれば自分たちが納得づくでやり通したことなので、それはそれで幸せだったんだろうなというお話でした。
で、この幸せ<<<納得感っていう図式、私たち二次創作をやっている同人者にも当てはまるんじゃないかと思うのです。
というわけで本題です。
たった一人でもオンリーワンのカプの作品を生み出し続けられる理由はこれしかないのでは?
この話を聞いて真っ先に思い浮かんだのが、自ジャンルのとあるカップリングを一人で推している人でした。
そのカップリングを推している人と直接お話したことはありませんが、その方のメインは、誰もが知る超有名キャラ×ノベライズ版にのみ出てくるキャラで、書いているのはその方以外見かけません。
そしてその超有名な攻めキャラと言えば、絡ませる相手はアイツだろ?いや、コイツだろ?いやいや、ソイツだろ?という風に、候補はざっと見繕っても6人くらいはいます。
にも拘らず、このカップリング名でpixivを検索すると、なんと300以上の作品がズラッと出て来ます。
作者名を見ると、ほぼその方のみの名前しかありません。
この事実を知ったとき、私はいかに自分が恵まれていて甘ったれているかを思い知りました。
私の推すCPは300にも届かず、そして地雷である逆カプはその10倍以上の数があり更に勢力は増しています。
そのことに対して、かつての私は凄くギリギリイライラしていましたし、この地雷逆カプを推す人間はもれなく不幸になりやがれと呪詛を吐く毎日でした\(^0^)/
しかしたった一人でマイナーなカプを300以上もの作品を叩き出しているこの人の存在を知った現在、私以外にも推す人がいるこのカップリングの作品が300にも満たないのは単なる甘えであることを思い知ったのです(^_^;)
そして、先述した心理カウンセラーさんの話を聞いた際、この方がたった一人でもこのカプを推しているのは、幸せよりも何よりも【納得感】を心の底から覚えているからではないのかと感じました。
二次創作はそもそも自分の納得感を満たすところから始まるもの
そもそも二次創作っていうのは、原作の展開に対して自分が納得できない部分を満たすところから始まるものではないか?と私は考えています。
勿論、どんなに辛かろうとも原作の展開からすると、
・あの時、私の推しキャラは命を落とすしかなかったし、裏切るしかなかったけど、もしもそのまま寝返っていれば、今も生きていたのでは?
・このキャラ二人は出会った場所や時代が違えば、最高のパートナーになったはず。
・あの決勝戦、もしあのキャラがこのプレイをしていれば、私の推しの学校は勝てたのでは?
そんな思いが根底にあるからこそ、自分が納得したいif展開(二次創作)が生まれると私は思います。
勿論、原作の展開を愛する人からすれば、理解できない部分もあるでしょうし、自分の納得がいかないところと他者の納得がいかないところが100%噛み合うなんてことはありませんから、摩擦だって生じます。
ましてや今はSNSの全盛期であり、振り返ってもどこを見ても他人と比べざるを得ない環境がそこかしこに転がっているので、どうしても承認欲求や他人の視線に振り回されがちになっている世の中です。
でも自分の納得感を満たせるのは自分しかいません。
誰に何を言われようが、
👊私はこのキャラとこのキャラのカプを推し続ける!
👊どんなに接点が薄かろうが知名度がなかろうがそんなもん知ったこっちゃねえ!!
👊あの時、こういう展開になっていたらこういう結末があったかもしれない未来を私〝が〟見たいんだ!!
その納得感こそが、二次創作の根幹であり揺るぎない推しへのエモさに繋がっていくのだと思いますし、納得感があればあるほどモチベーションも保てるものだと思います。
日常生活における納得感の力
ちなみにこの納得感は、二次創作だけではなく日常生活にも通じる話です。これは私の生活パターンですが、、、
✅肉体労働5.5時間
✅その後にジムに行って筋トレ
✅更に週2~3回、スポットバイトを入れている(肉体労働)
✅それとは別にウォーキングも30分ほどしている
✅1日の総歩数10000歩超え
✅日によって、仕事前に朝からラジオ体操+部屋掃除をしたり、本業+スポットバイトの後に夜散歩行ったりすることもあるw
と、昔の私(身長164㎝/体重97㎏)が聞いたら「お前、本当に未来の私か!?」と白目をむいて泡吹いて倒れること間違いなしですw
そしてこのことを人に言えば「え、それってきつくないんですか?!」とも尋ねられますが、答えは勿論No!
何故なら自分が納得づくでやっているから。
マインドコーチングを知り、その過程で脳や潜在意識の仕組みを学んでいく過程で知りましたが、人間は本当にやりたいことしかできません。
所謂Want toマインドと呼ばれるものであり、『健康になるためにはこれをしなければならない』『今の体型をキープするならこれくらいは最低でもするべき』というHave toマインドでは、自分が心から納得していないので1日続けられればいい方です。
なので、人間、本当に納得して行っているのであれば、他者から見て『努力してる』『根性がある』と言われる行動も、本人からすれば楽しくて楽しくて仕方がない状態なので、納得感って本当に大切なんだなと実感しています。
もう一つ、【納得感】って大事だと感じたとあるマダムのお話
幸福感よりも納得感が大事だなと感じた例がもう一つあります。
2年ほど前に職場の通勤路で、すごく上品な雰囲気のマダムが交通警備の仕事をしてたんですよ。
初見したとき「この人、洋館で三時のアフタヌーンティーをたしなんでいる生活してそうなのに…」って思ったけど、本人は心の底からニコニコしながら棒を振って楽しそうに仕事をしていた姿が、2年経過した今でも印象に残っています。
人は、言語によるコミュニケーションよりも非言語からその人が今何を考えているのかを感じ取りやすい生き物です。
口では【ありがとう】と言っていても、表情が曇っていたり、声のトーンが低かったりしたら「あ、これ、心の底からありがとうって思ってないやつだな」と伝わるとか、そんな感じです。
なのでそのマダムが作り笑いかそうでないか、いやいや働いているかそれとも楽しそうに働いているのかどうかは、見ているだけでも伝わってきましたし、その姿を見て「ああ、この人はこの仕事に心から納得して働いていたんだな」と今だからこそそう感じました。
昨今の風潮だと『ずっと不景気なままで、年金が少ないから定年を迎えた老後まで働かなくてはならないのは不幸だ』みたいな世論がありますよね。
やりたくない仕事を続けて一生を棒に振るよりも、たんまり退職金を貰ってさっさと退職して不労所得で稼ぐとか、FIREで早期リタイアして旅行や欲しいものを我慢せずに買うのが本当の幸せみたいなことを聞きますが、確かに一理はあります。
その暮らしこそが本人が納得して送りたいというのなら。
しかし何度も言いますが、人は納得感を優先する生き物です。
逆に言えば心から納得さえしていれば、定年後にどんな職業で働こうが不幸でも惨めでもなんでもありません。
「納得」が二次創作の衝動を生む
話を元に戻しますが、二次創作も結局同じなんですよね。
😵💫界隈の解釈がこうこうこうだから、自分は納得していなくてもその解釈に合わせた話を書かなきゃ、反応や感想を貰えない。
😵💫界隈で最大手のカプやパートナーがAとBだから、納得がいかなくても認めなくちゃいけない。自分は本当はAとC・BとDがしっくりくるのに…。
こんな気持ちで二次創作をしていても、面白くも楽しくもありません。
本来の二次創作って
「自分がやりたくて仕方ない」
「原作でこうだったらいいのに」
を自分なりに納得する形で描くから楽しいものだし、それが基本原則だと私は思っています。
それに「納得は全てにおいて優先するものだ」というのは、ジョジョ第七部のジャイロ・ツェペリも言っていますが、まさにその通りです。
自分自身が納得しなければ前にも後ろにも進めないし、楽しさや面白さを感じるのは至難の業です。
二次創作・同人活動が楽しくない…と感じたときに
なのでもし今、あなたが二次創作が楽しくない、他人の評価の方が気になる、という状態なら、それは「自分が納得してない」サインかもしれません。
✅「このカプが好き」と決めたはずなのに、他に気になるジャンルがある
✅逆カプが目についてモヤモヤする
✅二次創作ではなく別の生活面(お金、仕事、人間関係)で納得できない心当たりがある
↑これらが影響している可能性もあります。
自分の納得感を探る方法
納得感を得られないと思ったときにおすすめなのが、紙に書き出すことです。
❓なんで自分は今、このカプを書いているのにどことなく納得していないんだろう?
❓なんでこのカプの解釈に納得がいかないんだろう?
❓そもそも、同人活動をやっていること自体納得がいっていない感がするのはなんでだろう?
という自身の疑問を、子供に問いかけるように「なんで?」「どうして?」と5回ほど優しく自分自身に問いながら書き出してみて下さい。
そうすると、頭の中が整理されて、モヤモヤの正体が見えてきます。
解決できるかできないかはまずは脇に置いておいて、「あ、自分、これで悩んでいたから納得できなかったんだ」という原因が見つかるだけでもスッキリします。
更に原因が見つかったなら、「この状況を受け入れるのか、手放すのか」という選択肢も増えますし、少しずつ自分自身で状況を変えていく力も備わっていきます。
まとめ
というわけでまとめです。
✅納得は全てにおいて優先されるものである
✅自分が【納得】さえしていれば、どんなにマイナーなジャンルやカップリングでも楽しく活動することが出来る
✅二次創作はそもそも自分自身の納得感を満たすところから始まる
✅日常生活においても納得感は重要である
✅二次創作や同人活動が楽しくないなら、今に【納得】していないのかもしれない。
楽しく二次創作や同人活動を行うにしても、人生の幸せを求めるにしても、まず最初に「自分が納得してるか?」を問い直すことが大事になってきます。
二次創作や日常生活で行き詰っている人は、どこかで自分の納得感を無視していないでしょうか?
ぜひ今回の記事を参考にして、あなたの納得感を探してみて下さい。
そんなことを言っても、自分自身の納得感を探れない、どうやって納得すればいいのかとお悩みの方は、以下のサービスのご利用を検討してみて下さい。
ではまた!