「愛を育てる5ステージ」の中で、
「この第一段階で惹かれあったお相手が、必ずしも運命のお相手であるとは限りません。
そうであっても、いいのです。自分の思い通りにならなかった時、相手に恨みや未練の感情を残す方、自分がもう少し上手くやれてたらと後悔する方も多くいらっしゃいますが、そのことについては、また5ステージのコラムを書き終えた後に触れてみたいと思います。」
と書きました。
それから、長いこと経ってしまいましたが、
今回はこのことについて、何度かに分けてお話したいと思います。
実際に恋愛や結婚に関して悩まれる方から、よく下記のようなご相談を受けます。
今回は、相談者さんをSさんとして、やり取りを整理してみます。(普段は、私は相手の話を遮ったりせずじっくり聴きますが、今回は分かりやすくするために、私のセリフを少し誘導尋問のように書いています。)
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Sさん:
「私が悪いんです。何回も怒ったり、『別れる』って言ってしまったりして……。」
私:
「どうしてそう思うの?」
Sさん:
「一緒にいるのに、彼はゲームばかりしていたり、愛情表現が少なかったり。
私はいろいろあげたのに、誕生日プレゼントもくれなかった。
せっかくの休みの日も、私は準備して待っていたのに、彼は寝ていたり……。貯金もしないし。」
「ついつい不安になって、こんな人と結婚して大事にされるのかなって思ってしまうんです。」
私:
「そうか。それって、結婚する前に気づけてよかったんじゃないかな。
結婚したら、今の30倍くらいは、今の不満がが増えると思うよ。」
Sさん:
「でも、ある程度は目をつむってもよかった気もするし……私の言い方も悪かったと思います。」
私:
「付き合っている時点で気になっていたことが、結婚したら消えると思う?」
Sさん:
「完ぺきな人なんていないし、相手の短所ばかり見ていたら一生結婚できないし...
私がもっと心が広ければよかった。落ち着いて話し合えればよかったんだと思います。」
私:
「でも、目をつむれなかったから、言ったんでしょ?
自分が譲れない価値観を知ることも、大切に思われていることに自信をもつことも、大事なことだよ。」
Sさん:
「でも、今だったら何でも我慢できます。
メンヘラにならないって、私、変わったって証明したいんです。
彼に後悔させたいんです。いい女だったって思われるために行動したいんです。」
私:
「自分が我慢すれば、ヨリを戻せる?
その先も続くと思う?」
Sさん:
「……でも、私が変わらなきゃ彼も変わってくれないし。」
私:
「今回も、我慢できなかったから彼に伝えたんでしょ?
結婚したら我慢し続けることができるの?
我慢し続けたら、彼に愛されるの?
本当は、彼に愛してほしい、変わってほしいんだよね?」
Sさん:
「はい……好きだから。
他にこんなに好きな好きになった人はいないし、趣味が合う人もいないし、変わってほしいけど、彼のそばにいられれば、そんなことはどうでもよくて。」
私:
「初めてこんなに人を好きだと思えたんだね。それでいいんじゃないかな。
本当に好きになって、ぶつかって、合わなかったんだよ。
合わなかったことに執着してもいいけど、好きになってぶつかって、それでも合う人もいるよ。
もっと、自分を大切にしてあげて。
そうすれば、また大好きな人に出会えるから。」
Sさん:
「自分磨きをがんばります。」
自分磨きよりも、本当は、自分の声に耳を傾け、自分の心を否定しないであげてほしいのです。
過去を許してあげてほしいのです。
この相談者さんのような状態って、よくあるパターンなのですが、心理学的に言うと、”相手に認められたい気持ち、相手をコントロールしたい気持ちが強く、大切にされていると思いたいけどそう思えなくて、だけど嫌われたくないからうまく伝えられなくて、不安を抱えるという、恋愛に心が振り回されやすい状態”なんですね。
惹かれたけど、心揺れたけど、だけど「合わない」ということは、よくあります。
それでいいのです。
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次回は、このような「未練や後悔との付き合い方」や、「好きな気持ちだけでうまくいくのか」というテーマについて、お話していきます。
復縁や、恋愛のことで迷子になったら、いつでもお気軽にご相談くださいね。
あなたが今立っているポジションや、本当に必要なことを、一緒に見極めていけたらと思います。