当たる占い師、当たらない占い師

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占い
多くの方が等しく誤解しているように、この世には「優れた占い師」と「劣った占い師」がいるかのようにみえる。今回は、どんなに優れた技術や知識をもつ占い師でも当たらない占い師を演じさせられることがあり、どんなに知識や技術が劣っていても「当たる占い師になる」場合がある理由について考える。

まずホットリーディングやコールドリーディングに関する私見を述べておくが、「占い」の入り口としてはあってもいいし無くてもいいと思っている。そもそも占いを懐疑的に見るなら、ホットリーディングやコールドリーディングがなぜ人間に可能なのかをもっと不思議に思ったほうがいい。
自己とは何かと言い換えることもできる。(哲学的な問いになるが。)

(多くの場合、未来視を求めてやってくる依頼者の方というのは、見えるか見えないかを大変気になさるから、対面や音声通話の場合とくに、心理学的手法やコーチングの技術によって下手をすると相手の現状を当てることができてしまうことに注意が必要である。僕がテキストチャットのみ、ご依頼内容もほぼ依頼者の方の裁量としているのは、事実を当てられるかどうかをやはり気になさるだろうと思ってのご配慮でもある。さすがにチャットのみでは何も分かるまいとお思いの方もいるだろうが、「タイピングされた文字」にでさえ当人のエネルギーというのは滲むから、スピリチュアル的手法まで入れてしまうと、それでも十分に遮蔽しているとは全くいえない。二重盲検法のような試験を利用しなくては、本当のところは占い師本人にもわからない。ベテランであればあるほど、自然と経験を積むことになるからだ。ただしそういう力まで含めて当てにいくのであれば、多くの場合占いというのは当たる。)

特にコーチの方はわかると思うのだが「同じ部屋に入ってきて20秒」もあれば、指導者というのは相手がどういう人で、何を不得意とし、あるいは何が得意か、性格は、下手をすると家族構成まである程度は分かってしまう。これはスピリチュアル的な能力と言えなくもないが、それ以上に経験と論理的な思考力が研ぎ澄まされた結果と言っていい。

とはいえ多くの場合解決すべき内容というのは、「本人が抱えている問題」であるから、どのような思い込みがあり、何を誤解しているかを中心に見ていくことが多いわけで、未来視の結果がどうであるにせよ、本人がどう現実を動かしていけば最善の選択肢を引き当てられるか、というところに落ち着くことが多い。

僕は仕事として受ける占いに関しては、「絶対に当てられるご依頼」しかお申し込みがこないようにエネルギーワークを行って設定しているから(2020.04.28追記:外しました。現状、原因として考えられるのは、『占い師と占い』の記事とも関係してくるが、「その方にとって必要な答え」と、「事実」とが矛盾するときは、「その方にとって必要な答え」が優先されるのではないかということ。これは、僕が「見守る方々」に聞き取りを行っていることに起因するものと思われる。そういうときは他の鑑定部分に関してもなんらかのメッセージが織り込まれている可能性が高い。僕がココナラでお送りするDMやトークルームでのテキストチャットは、すべて「送ってよいか」確認しながら送っているから、その中に何かひっかかりがあれば、これが起きている可能性が高い。他の原因は言うまでもない。僕の研鑽不足である。エネルギーに対するリーディングを中心に鍛えてきたから、現実とエネルギーで誤差が大きいと答えがずれて、そのことに僕が気づかないという可能性である。)僕に申し込みなさった方に関しては心配いらない。鑑定文を何度も読み返しているうちに、分かることも増えてくるはずだ。

だが、そうでない場合、「当たらないご依頼」というものが出てくることは知っておいて損はしない。(特に職業占い師の方々)

なぜそのようなことが起きてしまうのか。

簡単に言えば、「当たらない占い」がその依頼者の方に必要だからである。占いが当たらないという結果によって、その人が何かを学ばねばならないと判断されているから、何度カードを引こうとまともな結果が出ないし、命占すら役に立たない状況に陥る。この場合、被鑑定者は、なぜ当たらない占いを受けなくてはならなかったか、を考えたほうがよいし、占い師も占いではない方法で相談に乗ったほうがよい。

占いが必要なのではなく、あなたたち二人が出会うことが必要だったと見るべきだからである。(それを教えるために高次の存在によって、ハチャメチャが押し寄せてくることがある。気づくことができればそこまで酷い状況に陥る前に対処できるが、初めてだと焦り散らすことになる。他にも音声通話だとそれまで良好だったのが突然プツプツになったり、特定の話を出そうとしたときだけ回線切断が発生したりする。逆に本来初歩的な技術しか知らないにもかかわらず、バシバシ当てる占い師になったと感じたときには、やはりそれがあなたの人生に必要だからそうなっている。)

様々な占い手法や占い師を見てきて思うことのひとつに、巡り合わせがある。人は、不必要な相手とはどんなに望んでも会うことができないし、必要な相手とはどんなにお互いが会いたくないと思っていても会ってしまう。そういう風にこの世界はできている。

あるいはそういうスピリチュアル的な考え方をしたくないなら、出会う人のすべてを必要だと考えることによって、特定の人だけをつまはじきにしたり、いじめたいと思うような自分の弱い心を捨てることができると考えてもらえばよい。どういう観点に立つにせよ、不必要な人が居るという考え方は捨てることだ。特に経営においては百害あって一利なしである。部下を使いこなせないのは上司の怠慢である。よく覚えておいてほしい。どんなに使えないように見える部下でも、あなたに試行錯誤を要請する働きをしているはずである。その部下がいなければ、あなたの成長はないのだと思えば、見え方も変わってくる。


ではでは。


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