勉強のやり方の勉強 その1

記事
学び
みなさまおはようございます。
とっしゅです。
音楽室にあるベートーベンの肖像画、怖いと感じませんか?
あれにはちゃんと理由があるみたいです。
それは、
朝食のマカロニのチーズ和えがとってもマズかったから。子どもかっ
家政婦さんが失敗したらしく、それが相当ゆるせなかったらしい。子どもかっ
ベートーベンは気に入らないことがあると罵声を浴びせたりモノを投げたりする気性の荒い性格だったようです。なるほどなっ
そんな日に描かれた肖像画だから、怖いのですね。
さて、今日は勉強のやり方の勉強 その1です。
その0は勉強に対する意識、というかなんというか。でした。
63A56426-AA08-45E4-AE55-745C30CC9CF9.JPG
今日の良くね?
その1は、
F1B82FD7-631A-4A31-9D9F-38558F9DCEF4.JPEG
これについて。
最初にお話しておきたいのが、「エビングハウスの忘却曲線」について。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが導き出した理論です。
意味を持たないアルファベットの羅列を覚えて、どのくらいのスピードで忘れていくか、を調べたものです。
かなり有名な実験です。
で、詳しいことは省きますが、今回使うのは2つ。

20分後:覚えた内容の42%を忘れる

1日後:覚えた内容の74%を忘れる

この実験をもとに、3回を3日についてお話します。
さて、何か勉強をするときに、
「間違えた単語を10回書く。」「今日は5時間やって明日はやらない!」
そういうことをしていませんか。
まったく意味はない、、、とは言いませんが、あまり意味がないです。

なぜか。

10回も書いているうちに作業になるからです。
10回も書こうとするということは覚えたいんですよね。それが10回書く目的です。
最初の数回は「覚えることが目的」なのですが、それからあとは「書くことが目的」に変わります。たぶん無意識に。
で、その最初の数回というのが3回です。
効率良くするためには、目的にそって行うことが大前提です。目的にそわないことに効果はそれほど出ません。
つまり最初の3回は覚えることに効果がありますが、それからあと7回は覚えることに効果はほぼないです。
なので、練習するのは3回がいいです。

そしてもう一つ、3回やってほしいことがあります。
確認テストです。
テストといっても、頭のなかで思い出すのでもいいですし、
漢字を覚えるなら、読みがなだけを書く→それを見ながら漢字を書く
こんな感じの簡単なものでいいです。 
ようは、練習したものが覚えれているかな?という確認をしてほしい。

そして、その確認テストをするタイミングが大切です。

20分後.jpg

20分間を開けて確認テストをしてください。

これは、最初にお話した内容の
20分後:覚えた内容の42%を忘れる
に、基づいています。

10個を3回ずつ練習し→確認テストするとしましょう。
まず10個を3回練習します。
①20分後、1回目の確認テストでは4個間違う。
→その4個を3回練習します。
②20分後、2回目の確認テストでは2個間違う。(確認テストは10個全部します)
→その2個を3回練習します。
③20分後、3回目の確認テストでは1個間違う。(確認テストは10個全部します)
→最後にその1個を3回練習します。
と、このように3回目のテスト終わりでは9割覚えたことになります。
これが20分後の理由です。

また、詳しくは、このシリーズ最後の「ながら勉強」でお話しますが、
この20分は好きなことしてください。ゲームでもユーチューブでもお風呂でも電話でも他の教科でもなんでも。
練習したことに意識が向かないほうが良いです。しっかり忘れましょう!

つづいて、3日間ですが、
1日後:覚えた内容の74%を忘れる
かなり忘れてしまいますね。これは寝ている間に脳が記憶の整理整頓をするからです。
人間ってどんなに小さなことでも忘れることが出来なければ5分で死ぬらしいです。脳がパンクするらしい。
つまり、忘れる=生命維持に必要だと。
生きるために忘れています。ただ生きるために勉強なんかいらないのでそりゃ忘れますよね。
ちなみに記憶についてどこかでお話しようと思いますが、感情がついてくると覚えてるらしい。
めっちゃ悲しいこととか、トラウマとか。悲しいこと辛いことをより覚えているのは、生きるためなんでしょうね。
勘違いしてほしくないのは「生きるために勉強いらないならやらなくていいじゃん」これはNGです。
僕たちが嫌いな勉強は「ただ生きる」ためのものではないからです。
僕たちが嫌いな勉強は「どうやって生きる」かです。
「生きる」の前につくポジティブな言葉を増やすために勉強しているんですよ。
楽しく生きる、上手に生きる、夢に向かって生きる、楽に生きる、などなど。
超良いこと言ってる。やばい。

本題に戻しますね。
そもそも実験の内容は「意味を持たない」ものの暗記ですから、僕たちの勉強は「意味を持っている」ものです。
なので、実際はもっと覚えていると思っていいです。
また、脳が整理整頓するので、脳に毎日「今日もコレ覚えようとしてます」と投げかけると
3日目くらいに脳は「これ大事なヤツだったんか!しまっとくわ!」となります。
なぜなら、3回目というのは「人の気がかわるタイミングだから」です。なので、3回を3日間です。
実際に3回目のお願いは通りやすいという実験結果もあります。別の実験ですが。

いかがでしたでしょうか。
これが、3回を3日間の詳しいお話です。
なんか半分くらい脱線している気がしますが、たぶんキノセイデス。タブン。

◎余計な一言◎
めっちゃ良いこと言ったよね!?!?
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す