『小論文の添削講座をかれこれ3年ほど開講しています。そこで感じたさまざまな思いを、コラム風に書いてみました。これから受験で小論文が必要な人、私の講座を受講してみようかと考えておられる方はぜひお読みください。』
小論文添削の中味ってまさにピンキリです。
一番ひどいのは、て・に・を・はや漢字など表現上のミスしか直していない添削。
これはさすがにヤブだとバレますが、レベルが低いのに意外とまかり通っているのが、小論文の構成法のことばかりゴリ押ししてくる添削です。
じつは小論文の構成法ほど簡単なものはありません。
初心者ほどありがたがって「良い添削だ」と誤解するのでしょうが、その手の添削指導を何度受けようが、書く力も考える力も伸びやしません。
小論文模試の合否を分けるのは、①設問の意図の理解、②見どころのある意見の提示、③適切かつ魅力的な根拠の提示の3点です。
上の3つが素晴らしければ、多少の誤字や原稿用紙の使い方の不備、構成のゆるさなどの些細な瑕疵(かし=傷)など軽く吹っ飛びます。
小露文の添削を依頼しようと思う場合、すぐれた講師を見分ける極めて確度の高い方法が1つあります。
それは自身で模範答案を書ける添削講師であることです。
実際に模範答案を書いてもらうかどうかはさておき、オプションでもなんでも、そのような選択肢を用意している講師なら信頼できます。
ちなみにかく言う私も、オプションで模範解答の作成はしますが、今のところまだ裏メニュー扱い。
なぜかと言うと、コンクールへの応募などを視野に、「課題に対する模範解答のみお願いできないか」と依頼されるケースがままあるからです。
そういう乱暴な依頼には応えませんが、まじめに小論文の課題に取り組み、何度も書いて頑張っている生徒さんならば喜んで対応させていただきます。
「プレーヤーとしては二流だったが、指導者としては一流の選手だっているだろう」と反発される向きもおありかもしれません。
しかしそれはプロスポーツの世界の話でしょう。
小論文の添削指導の話に、それがそのまま当てはまると考える根拠はなんですか?