民法課題テスト③正解発表(参考答案付き) ベテラン受験生へ
今日は、民法課題テスト③の正解と参考答案を公開しようと思います。その前に、ベテラン受験生にお伝えしておきたいことの続編です。前回は、ベテラン受験生は密度のない論述をするという話をしました。その原因は、条文から丁寧に解釈するという基本が出来ていないことにあることもお伝えしました。こういう話をすると、じゃあ「答案の書き方を見直せばいい」という結論で終了しがちなのが、これまたベテラン受験生の傾向であるように思います。なぜなら、知識はすでに知っているという自覚があるから。学んだことはすでに覚えている。だから、書き方を変えれば点数が取れる。そういう方もいるでしょう。ちゃんと基礎を身につけていたベテラン受験生です。ほんの少しのボタンの掛け違いで合格を逃している方もいるからです。他方で、答案の書き方を見直すだけでは足りない方もいます。こんな風に考える方です。点数が取れなかったのは未知の範囲から出題されたからだ。だから、新しい本で勉強しないと。このような受験生は、答案の書き方を変えても、合格に遠いです。答案の書き方云々の前に、必要なインプットに失敗しているからです。つまり、インプットの密度が低いことが原因で論述の密度も低くなってしまっているのです。ここで何が言いたいかと言うと、条文から丁寧に解釈するという姿勢を身につけないと、インプットも雑になってしまうということです。長期間勉強して知識が増えたのに成績が上がらない原因は、これです。勉強の範囲が狭いために受からないというベテラン受験生は、ほとんどいないでしょう。インプットの密度を意識してみてください。そのためには、条文から考えるという基礎を徹底
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