『個別の授業で面と向かっては言いにくい話をコラムにしています。ですのでタイトルも「ひとり言」。日々の指導で気づいたあれこれを綴ります。』
覚えにくい漢字、覚えにくい同訓異字語、覚えにくい同音異義語…いろいろありますよね。
そういうときは語呂合わせでもダジャレでも、自分の記憶に残りやすいように工夫しましょう。
市販の書籍やネットなどで覚え方を探すのではなく、自分で考えて編み出すのがコツです。
私は子どもの頃、「雑」という字がなかなか覚えられず、
九 + 木 + ふるとり(部首名)
というふうに分解して、「クキフルトリ、クキフルトリ…」とくり返して覚えました。
人それぞれ覚えにくい内容は違いますから、こんなのネットで探したって出て来やしません。
今ならAIに相談して考えもらうのもありですが、いずれにせよ自分だけのオリジナルな覚え方を見つけて頭に入れちゃいましょう。
覚えてしまえばこっちのもの。どんな覚え方をしたかなんて、誰にもわからないわけですから。
同訓異字の「おさめる」も覚えづらくて、とくに「修める」は、
学問を修める
という例文での出題が多いことから、「修学旅行」で覚えました。
そして一番大事なことは、このやり方を頻繁に使わないことです。
本当に覚えにくい場合だけ、ここぞと言うときに使いましょう。
まれに採用するからインパクトにつながり、記憶に残るということを忘れてはいけません。
「ダジャレで覚える四字熟語」的な書籍がイマイチ使えないのは、全部ダジャレのため、「たまにやるから記憶に残る」の条件が無効化するからです。