【詩】思い出の中で一際美しく緑は萌えて

【詩】思い出の中で一際美しく緑は萌えて

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あの日、日差しが強くて
足裏から立ち上る熱気が、夏の景色を色づけていた
樹木の血潮の緑色、山は盛りの季節
海の水さえも、謎めいた深き紺碧に光って
記憶を呼び覚ました今、命匂い立つ
あの日、それを眺める私だけが色を失い
透明で頼りなく思えて、途方にくれていたけれども
それでも遠くまで歩いてきた今、振り返って見た後ろには
青青とした足跡が、確りと残されていて
思い起こせば、何もかも美しい思い出になっている
今までもこれからも、先が視えることは一度もない
だからこそ自分自身を信じて、前に進むことができること
今の私は知っている



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