怖くて何も言えなかった私が、初めて自分を守れた日

怖くて何も言えなかった私が、初めて自分を守れた日

記事
コラム
今日は、私のトラウマ回復までの
道のりをお話ししたいと思います

私は昔から、高圧的な人が苦手でした。

……といっても

当時の私は「苦手」という
自覚すらなかったんですね^^;

*威圧的な態度を取られる
*見下される
*突然、怒りをぶつけられる

そんな場面になると
いつも頭の中が
真っ白になっていました。

身体は固まり、声が出ない。

ここにいるのに、どこか自分が
ここにいないような感覚。

相手が何を言っていたのか
何に怒っていたのかさえ
うまく理解できなくなることも
ありました。

医学的には、強い恐怖やストレスを
感じたときに起こる『解離』という
防衛反応の一つとして説明される
こともあります。

脳が自分を守るために
一時的に目の前の出来事から
距離を取ろうとしていたの
かもしれません。

でも当時の私は
そんなことは知りませんでした。

ただひたすら

「私が悪いんだ」
「私さえ謝ればいい」

そう思って、理由も
分からないまま
謝り続けていたのです。

心の奥には、いつも大きな
罪悪感がありました。

そして、その感覚は
学校でも職場でも
繰り返されていました。

それがトラウマによる
反応だったと気づいたのは
ずっと後になってからです。

今思えば、私は子どもの頃から
安心して自分でいられる場所を
知りませんでした。

辛いことがあっても
一人で乗り越えなければならない。

弱音を吐いてはいけない。

ずっと、そう思って
生きてきたのです。

でも、どんな私でも受け入れて
くれる人との出会いによって
私の心は少しずつ「安心」という
感覚を取り戻していきました。

そして、トラウマの回復の過程で
大切だったことがあります。

それは、自分にとって何が危険で
何が安心なのかを知ることでした。

傷が癒え始めたときに
再び強い恐怖の中に身を置くと
過去の傷が大きく反応して
しまうことがあります。

だから私は、安心できる人との
関係を大切にし、逆に自分を深く
傷つける相手とは距離を取ることを
少しずつ覚えていきました。

そして最近、私は
「ここまで来たんだ」と
感じる出来事がありました。

ある職場で、一人の男性と
仕事をすることになりました。

最初は特に問題なく
関わっていたのですが
ある日突然、私にだけ高圧的な
態度を取るようになったのです。

「教えたのに、できていないのか」
「早くしてもらわないと困る」

他のスタッフがいる前で
強い口調で責められました。

その瞬間、過去の傷が反応し
涙が止まらないほど悔しくなりました。

「また同じことの繰り返しか」

そんな気持ちにもなりました。

でも、時間を置いて冷静になったとき
以前の私とは違う自分がいました。

本当に私は悪いのだろうか。

そもそも、その説明は受けていただろうか。

そうやって、自分の感覚を
確かめることができたのです。

そして勇気を出して
「どういうことでしょうか?」
と、怖さを感じながらも
相手に確認しました。

結果的に、その内容は
私が教わっていない
ことだと分かりました。

相手から謝罪はありませんでした。

昔の私なら、それでも
「私が悪かった」と自分を
責めていたと思います。

でも今回は違いました。

怖くても、自分の感じた
違和感をなかったことにしなかった。

自分の感覚を信じることができた。

それが、私にとって
大きな回復の一歩だったのです。

もしかしたらこういう人って
どこの職場にもいるのかもしれません。

でも、トラウマを抱えている人にとっては
ただ「嫌な人がいた」という話では終わりません。

昔の恐怖や無力感が一気によみがえり
身体が固まり、声が出なくなって
しまうこともあります。

私自身、長い間
「私が悪いから怒られる」
「私さえ我慢すればいい」
そう思いながら生きてきました。

だからこそ、今回の出来事で
怖さを感じながらも

「本当に私は悪いのだろうか」
「何かおかしい」

と、自分の感覚を信じて
立ち止まれたことは
私にとって大きな変化でした。

トラウマの回復とは
過去の出来事を忘れることではなく

怖かった自分
何も言えなかった自分
ただ謝ることしか
できなかった自分を責めず

今の自分が、そっと迎えに
行ってあげることなのかもしれません。

もし今

「どうしていつも同じような人に
傷ついてしまうんだろう」

「頭では分かっているのに
身体が反応してしまう」

「また自分を責めてしまう」

そんな苦しさを抱えているなら
一人で抱え込まなくて大丈夫です。

上手に話そうとしなくても大丈夫です。

まとまっていなくても
何から話したらいいのか
分からなくても大丈夫です。

過去の私がずっと求めていたように
「そんなふうに感じていたんだね」
と、安心して気持ちを置いていける
場所でありたいと思っています。

あなたの言葉にならない痛みに
そっと寄り添えたら嬉しいです(*ˊᵕˋ*)




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