信頼できる人と信頼できない人を顔だけでどれくらいの確率で見分けられるの!?

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今回は、人って一瞬だけ他人の顔を見てその人が信頼できるかどうかという研究を紹介します。

みなさんは実生活の中で、「自分の直感は結構正しいな」とか思ったりしているかもしれません。

第一印象の心理学では、頭の良さや性格は一瞬見ただけで当たる確率は割と高いという研究もあります。

ですが、信頼についてはみなさんはどう思いますか。

顔を見ただけで信頼できる人を見分けられるのか!?

ダルハウジー大学のスティーブン・ポーターたちは、人の顔を見るだけでその人が信頼できるかどうか判断できるのかについて調べた。

被験者に成人男性の34枚の顔を見せ、評価してもらった。

その際、信頼性が異なる2つのグループ(ノーベル平和賞受賞者/人道主義者対アメリカの最重要指名手配リスト)の顔をランダムに見せた。

ちなみに、顔ひげ、表情、人種などはどちらのグループの写真でも同じように割るようにした。

参加者は、それぞれ100ミリ秒または30秒間に34の顔を見て、攻撃性、やさしさ、信頼性を評価した。

その結果、非常に短時間での判断は、長時間の見たみた時と同様の精度と信頼性だった。

ただし、信頼できない(犯罪者)顔の最初の判断は、信頼できる顔(M = 62.7%)の判断よりも正確ではなかった(M = 48.8%)。

つまり、被験者の評価に基づけば、人は誰かを評価する時にその顔の優しさや攻撃性のしるしを探すが、顔つきから評価するが、直感が役に立つこともあれば結構間違えることも多いみたいですね。

ちょっと一言

まぁ、ノーベル平和受賞者が信頼できるのか根本的に疑わしいと思いますが、一般的には信頼できる人っていうカテゴリーに入っている気もします。

よく考えれば、信頼できる人ってみんなバラバラですし、状況によっては人って平気で信頼を裏切ったり、また逆もあります。

ですので、完全に信頼できるということはまずないので、「この人もしかしたら信頼できるかも」と思ったら、「かもしれない」より10%くらいは当たるかなくらいに思っておけばいいと思います。

逆に、信頼できない人はコインの裏表と同じ確率なので、決めつけることはやめた方が良いでしょう。

参考文献
Is the face a window to the soul? Investigation of the accuracy of intuitive judgments of the trustworthiness of human faces.
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