続き…。
そして先生は彼女に目をやります。
“君も少し見ていくかね?”
生年月日と生まれた時間を書いていきます。
そして占いたい項目と書き記し、その事を頭に強く念じながら黙祷します。
数分もしないうちに先生は命式を書き終え、彼女にも5枚の五帝銭を渡し、私達と同様にそれらを振っていきます。
その時には気持ち的にも少し余裕が出てきて、“阳”、“阴”、“老阳”、“老阴”、“变卦” 等の規則性が少し理解できるようになり、彼女の命式を見て“陰陽”の“陽”しかないな…と思った事を今でも記憶しています。
そして先生は“ニヤリ”とし、彼女を見据えます。
彼女がメインに占いたい内容は恋愛や結婚に関するもの。
今でこそわかりますが、先生はそもそも恋愛の占いはしません。
大企業の社長や政治家、芸能人が自分の愛人に対して、将来に対して障害がなるか?或いは愛人によって自分の運気が上がるか等のゲスい内容ばかりです。
そして先生は彼女に言います…。
“あなたは強過ぎる”
“絶対に曲げない自分の正義があり、その正義の為ならどんな相手でも戦う事を厭わないし、引く事も絶対にしない”
“そして関係修復の為に謝るという事もできないし、そもそも謝らない”
“運も強過ぎる”
“相手を犠牲にするか、相手の運気を飲み込むほどに”
“普通の男じゃ、そもそも性格的にも運勢的にも貴方を抑えきれないし、釣り合わない”
私はその話を聞きながら、思いっきり間違ってるなw…と感じておりました。
何故なら私が知る彼女は優しくて、空気が読め、率先して人が嫌がるような事でもやるタイプだったからです。
まあ今となっては100%、寸分も違わずに当たっていると心から実感していますが…w
そして…続けざまにこう言い放ちます。
“この日本人が好きなんだろう?”
“一緒になれば良い”
“君の“天河水”と“運気”がお互いの運気を更に引き上げる”
“本来は男女逆転くらいがちょうど良いバランスだが、彼には君を理解できる”
“例え君が彼を理解出来なくても、自分を理解してくれる存在は大切なものだ”
“そして君の名前(苗字)も彼に力を与える”
“彼ぐらいの強い運気を持っていないと、君はそもそも恋愛関係や結婚関係を維持できないし、何も無いところから二人で何かを気付きあげてみたらどうだ?”
とおっしゃいました。
私はただあっけにとられています。
そもそもまだ正式に付き合ってもいないくらいの関係なので…。
まだ少し長くなりそうなので、続きはまた…。