【翻訳】自動翻訳で「~のため」は原因・目的・理由を明確に日本語を補う

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コラム
「治療をするため」→これから治療をする…【目的】
「治療をしているため」→現在治療をしている【理由】

「~のため」と言う日本語は、「~が原因で」「~が理由で」「~をするため」といった意図があります。
日本語で「~のため」と言えばどの意図なのか解りますが、英語ではそれぞれの表現が区別されているため、自動翻訳も誤訳になりやすいです。

自動翻訳にかける前に、
日本語を補って意味を明確にするか、
訳出後に修正をしましょう。


具体例—産科の紹介状「不妊治療のため―」

例えば、リプロダクションの紹介状では以下のような文章に出会います。

「不妊治療のため、当科受診されました。」

これは、紹介状の冒頭でよく見る文章で、
「この患者さんは〇〇を治療するためにうちの病院を受診していました。」という意味で書かれています。
これは「目的」をあらわしています。

仮に、理由の意図で「~のため」と書かれていたとすると、
「不妊治療をしていることが理由で(何らかの病気を合併し)当科を受診していました」という意味になり、現実的な文章ではなさそうだということがわかります。

自動翻訳の訳出の例

しかし、これをこのまま自動翻訳にかけると
due to fertility
と訳出されたことがありました。

due to~は「原因」をあらわしていますので、
不妊治療が原因でうちの病院を受診していました。」
という意味になってしまいます。
これを掘り下げて考えると「不妊治療をしていることが原因で別の病気になりうちの病院を受診していました」という意味で解釈することができてしまいます。

「不妊治療をするために当科を受診していた」という「目的」を明確に表現するには、日本語もそのように「するために」を補い、自動翻訳にインプットする必要があります。

または、訳出された英文を次のように修正するのも良いでしょう。

・due to infertility 不妊のため(不妊が原因で)
・for fertility 不妊治療をするため(不妊治療をするることが目的で)
・for reproduction リプロダクションのため(生殖医療が目的で)
などなど

まとめ―日本語に省略されている意図を補い、自動翻訳にかける

日本語では「名詞+のために」という表現でも「~するため」なのか「~が原因で」なのか理解することができますが、英語では明確に表現が異なります。

そのため、自動翻訳にかけるときや外国人患者さんと日本語で話すときは、「理由・原因」または「目的」が明確にわかるように「~するために」「~が理由で」などの省略されている日本語を補いましょう。


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医療・インバウンドの英語担当



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