復職ママの「辞めたい」は能力不足じゃない。強みが活きない“働き方の構造”が原因かもしれません

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ビジネス・マーケティング
子どもを寝かしつけたあと、日曜の夜にため息が出る。

「この会社に残るべきなのかな。」

復職して数ヶ月。
仕事も家庭も大切にしたいのに、
どちらも中途半端になっている気がする。

もし今そんな迷いがあるなら、
それはあなたの能力不足ではありません。

復職ママ専用「辞める/残る」決着専門家の井上です。
復職ママが「辞めたい」と感じる理由の多くは、
能力不足ではなく、働き方の構造と本人の強みがズレてしまうことにあります。

このnoteでは

「今の会社を辞めるべきか、それとも残るべきか」

そんな迷いを抱える復職ママの相談をもとに、
迷いを構造から整理する考え方をお伝えします。

※プライバシー保護のため、この記事の事例は複数の相談内容を統合し、特定の人物がわからないよう再構成しています。


復職後「辞めたい」と感じるママのケース

復職して3ヶ月のSさんは、こう話していました。

「この会社に残るべきか、それとも辞めたほうがいいのか分からなくなっています。」

復職前は

「仕事は好きだし、また頑張れるかもしれない」

そう思っていたそうです。

しかし復職してみると、現実は違いました。
子どもが保育園に入ってから、
毎週のように熱を出す。
そのたびに職場のチャットに

「すみません、早退します」

と書き込んで会社を出る。

ある日、上司からこう言われました。

「状況は理解しているけど、このポジションは本来フルで動ける人前提なんだよね。」

責められたわけではありません。
それでもその瞬間、Sさんはこう感じたそうです。

「私は戦力として見られていないんだな。」


家に帰っても続く「もう一つのつらさ」

家に帰っても、気持ちは休まりません。

子どもを寝かしつけたあと、
会社のSlackを見るのが怖い。
また迷惑をかけているんじゃないか。
私がいない方がチームは回るんじゃないか。
そんなことを夜に考えてしまう。
しかし辞めるのも怖い。

今の会社は

・年収も悪くない
・福利厚生も整っている
・ここまでキャリアを積んできた

だから辞めたら「逃げた人」になる気がする。
日曜の夜になると、ため息が出る。

「こんな生活があと何年続くんだろう。」

そんな不安が頭をよぎるそうです。


復職後「辞めたい」と感じる理由は環境だけではない

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ここまで聞くと、多くの人はこう考えます。

・時短勤務だから仕方ない
・子育てとの両立が大変
・職場の理解が足りない

つまり、環境の問題です。

もちろんこれは現実です。
しかし多くの相談を聞いていると、
もう一つの理由が見えてきます。

それは

仕事の中から「嬉しい瞬間」が消えていること

です。


人は「働きやすいだけ」ではエネルギーは戻らない

心理学では、人が仕事でエネルギーを感じるのは
自分の行動が誰かに影響を与えていると感じられるとき
と言われています。

つまり

「ここで自分は役に立っている」

と感じられる瞬間です。

逆にこの感覚が弱くなると、忙しいかどうかとは関係なく
静かな違和感が生まれます。

Sさんが言った

「私、何してるんだろう」

という言葉は、まさにそれでした。
これは、能力不足や努力不足ではありません。

強みが活かせる構造と、今の働き方がズレているサイン
です。


迷いを整理する「MPS」という考え方

こうした迷いを整理するとき、私は
MPS
という考え方を使います。

MPSとは

・Meaning(意義)
・Pleasure(喜び)
・Strength(得意)

の3つから、仕事の中でエネルギーが生まれる条件を整理する方法です。

・喜び:その瞬間に嬉しいと感じること
・得意:自然に成果が出たり頼られること
・意義:誰かの役に立っている感覚

この3つの組み合わせは、人によって違います。
そしてこの条件が揃うとき、仕事の中でエネルギーが戻ります。


Sさんの場合、崩れていたのは「喜び」

Sさんはこう話していました。

「一人で問題を抱えている人の話を聞いて、その人の頭の中が整理されていく瞬間が好きなんです。」

つまりSさんの喜びは

人が前に進む瞬間に立ち会うこと

でした。

・表情が変わる
・言葉が前向きになる
・「やってみます」と言われる

その瞬間に「よかった」と思える。

しかし復職後の働き方では
その瞬間がほとんど起きていませんでした。
仕事は回っているのにどこか空虚という状態になっていたのです。


辞めるか残るかを決める前に考えてほしいこと

ここで多くの人が

「じゃあ転職?」

と考えます。

しかし、いきなり「辞める/残る」を決める必要はありません。
まず整理するべきことがあります。
それは、自分がどんな瞬間で心が動くのかです。
そして次に、その瞬間は今の会社で作れるのかです。

例えば

・後輩の相談に乗る
・会議の論点を整理する
・誰かの案件を一緒に整理する

こうした関わりが増やせるなら
残るという選択肢もあります。
逆に、どんな工夫をしてもその瞬間が生まれないなら
そのとき初めて転職を考えればいいのです。


まずは「Yes条件」を1つ見つけることから

もし今復職後の働き方に迷っているなら
まず考えてほしいことがあります。
それは、

「これさえあれば私は頑張れる」という条件

です。

これを私はYes条件と呼んでいます。
日曜夜のため息は

「今の環境では、本来のあなたの力が活かせていない」

というサインです。
迷いは感情ではなく、構造で止めることができます。


最後に

もし今

「復職後、この会社に残るべきか」

と迷っているならまずは一つだけ、書いてみてください。
これさえあれば、私は頑張れるという条件を。

それは大げさなものでなくて大丈夫です。

・誰かの話を整理できたとき
・感謝されたとき
・自分の判断で前に進めたとき

そんな小さなもので構いません。
日曜夜のため息は、
あなたの何かが足りないサインではなく

「今の構造では、あなたの力が活きていない」

というサインです。

そして迷いは、感情ではなく
条件として言葉にした瞬間から、扱えるものになります。

もし

「自分の場合はどう整理すればいいんだろう」

と感じたら、
一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。

ここまで読んでくださった方の多くが、
「何に迷っているのかは分かるけど、どう整理すればいいかが分からない」
という状態にいます。

この記事を読んで感じたことや、
「これってどう考えればいい?」という疑問があれば、

以下ページの「出品者に質問」から、
気軽にメッセージを送っていただいて大丈夫です。

一人で抱え込まず、
整理するところから始めていきましょう。
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