前回の記事で「手っ取り早く文章を上手くみせるコツは、タイトルを変えることである」と述べました。
今回はタイトルはどうやって作ればいいのか?というお話です。
短い文章(タイトル)は難しい?
長文よりも短文の方が難しい、とよく言われます。
その通りだと思います。
例えば俳句って、めっちゃ難しいんですよね。
俳句、めっちゃ難しいです(2回目)。
まぁ長文には長文の難しさもあるのですが…それは今回は置いときますね。
さて、一例を挙げて説明できればと思いますが…例えば、前回も使用したこちらのタイトル。
「東京駅でおすすめ!カップルに最適!今すぐ行けるおしゃれランチ10選」
これで33字あります。…ちょっと長い気がしますね。
こうしたタイトル案出しには「15字~25字まで」というようにルールが設けられることが多くあります。このルールに合わせてみると、どんなタイトルになるかと言うと…
「カップルにおすすめ♪東京駅でおしゃれランチ10選」
これて24字になりました。
しかし「今すぐ行ける」という要素がなくなってしまいましたね。
これならどうでしょう。
「予約なしOK♪東京駅デートでおすすめのランチ10選」
↑これなら25字で「今すぐ行ける」「デート(カップル)」「東京駅」「ベスト10」という元々入っていたキーワードがすべて残せた形になりました。
…このように、
①タイトルに入れたいキーワードを厳選し
②タイトル文字数にある程度の制限を設けて
③最適なタイトルを考える
というのが一般的なタイトル案出しの流れかな?と思います。
そして一番大切なポイントは実は③の最適なタイトルを考える、の「考え方」のトコロ。
おすすめは…
とにかく案をたくさん書き出す!
です。
紙にでもメモ帳にでも良いので、思いつくままキーワードを入れ込んだタイトル案をぶわーっと書きまくります。この作業ではタイトル文字数は無視して構いません。
ひとしきり出し終えた。もう案は浮かばない。
というところまで書けたら、その紙の中から良い言い回しをピックアップしてつなぎ合わせましょう。
すると、良いタイトルが仕上がるというわけです。
ね、簡単ですよね。
誰にでもできます。
…でも、意外としないんですよね。
単調で無意味な作業のように感じてしまうんです。分かります。ほかにもやることはたくさんあるのに、タイトルなんかにそんな時間を取られるのはちょっと…というお気持ち。
今じゅうぶん満足しているタイトル案を自分でブラッシュアップするのは心理的に難しいものです。
でも、やってみたら、やってない時とやった時のタイトルの質が違うな~って思う時が来るんじゃないかな?って思います。
おかげさまで2月は計27案件のリライト・校正アドバイスをさせて頂きました。いつもありがとうございます。そのうち半分以上はリピーターさんです。これからも御贔屓にしていただけるよう、精進して参ります。