今回は、私の禁煙に関するコンテンツの受講者様に向けて、喫煙に関するコラムをお届けします。
もちろん、禁煙に興味がある方にも読んでもらいたいし、知り合いや身内に禁煙できなくて困っている方がいれば、ぜひこの話や私のコンテンツを紹介してあげてください。
話の内容は、以前私が聞いた「タバコと関わりの深い人生」について、2つのエピソードから紹介します。
どちらも長年タバコを吸い続けてきた人に起こった「健康とタバコ」に関する出来事です。
まずは第1話からです。
何かの気づきになれば幸いです。
リラックスして読んでください。
これは私の知人から聞いた話です。
その家族には、90歳にもなる高齢のおじいちゃんがいました。
このおじいちゃんはタバコをこよなく愛し、長年吸い続けていました。
これといって大きな病気もなく、人生の後半をのんびりと過ごしていたそうです。
ただ時代的に喫煙に対する風当たりが強くなってきたこともあり、またおじいちゃんの健康も考えると「タバコを辞めてほしい」と家族は思っていました。
でもそのおじいちゃんはかなりの頑固だったので、
「俺の人生だ。いつ死んでも自由だろ?むしろタバコを辞めたほうが病気になるわ」と強く主張したそうです。
また、「それに今更タバコを辞めたからって、どれだけ寿命が伸びるっていうんだ?これ以上長生きしてもしゃあないやろ!」とまくしたてたそうです。
本人にそう言われてしまうと、家族も喫煙に反対することができなくなってしまいます。
たしかにどんな選択も本人の自由です。
長生きすることだけが人生の目的でもありません。
それにタバコを吸っているからと言って必ず病気になるわけでもないのです。
寿命は誰にもわかりません。
そう、本人でさえも。
また本人が言うように、90歳だから「もう充分だ」と考えることもできます。
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あるとき、おじいちゃんは体調を崩してしまい、大事に至っては困るということで検査を受けるために入院しました。
幸い命に別状はありませんでした。
ただ、そこでお医者さんからは「おじいちゃん、長生きしたかったら絶対にタバコを辞めてください」と言われたのです。
これは当然のアドバイスのように思えます。
たしかに「タバコ=リスク=寿命」と考えることができます。
特にお医者さんであれば、その意識は強いはずです。
また病院内や敷地内でタバコを吸うことはできなかったので、おじいちゃんはかなり落ち込んでしまいました。
本人としては検査結果もわからなかったので、もしかすると「死」というのをリアルに意識したのかもしれません。
ただ家族としては「この検査入院が禁煙のキッカケになるかもしれない」と密かに期待していました。
そしておじいちゃんは次第に無口になり、元気がなくなっていきます。
そう、まるで「本当の病人」のようになっていったのです。
その時の彼の心境はわかりませんが、おじいちゃんはここである行動に出ます。
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彼は看護師や家族の目を盗んで、病院から脱走したのです。
そして近くのコンビニへ行き、持っていたお金で「タバコとライター」を買いました。
そのままコンビニの外に出て、灰皿がある場所で大好きなタバコを吸ったのです。
病院ではおじいちゃんが突然いなくなったことで軽い騒ぎになったのですが、家族が「たぶん、近くのコンビニかもしれない」と予想しました。
そして駆けつけてみると、案の定おじいちゃんが笑顔でタバコを吸っている姿が目に入りました。
そこには、元気を失い弱々しかった病人の姿はもうありませんでした。
その後、病院に戻ったおじいちゃんは、検査の結果「特に問題ない」ということで退院しました。
家に戻った彼は元気を取り戻し、タバコを自由に吸える環境を心から喜んでいたそうです。
それを見た家族は「本当にタバコは体に悪いのかな?彼からタバコを奪うのは良いことだろうか?」と感じたそうです。
周囲からタバコを辞めることを強く勧められ、タバコを吸えない環境に閉じ込められた彼は、まさに「先の短い病人」に見えたからです。
そして不調から回復して普段の生活に戻った彼は、生き生きとしていて
「100歳になっても元気かも」と思えたそうです。
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第一話は以上になります。
実際、人によってタバコが体に与える影響は様々です。
健康な人もいるし、病気になる人もいます。
ですから頭ごなしに「タバコは身体に悪い」とは言えません。
また「リスク」という観点から見ると、たしかに病気のリスクは高まると言われています。
でもそれも「本当にそうなのか?」ということまではわかりません。
そこで「自分の人生や私の生き方」を改めて考えてみると、
それは「他人の言うことに従う」のとは違うような気がします。
たしかに家族の想いやお医者さんの意見は大切です。
環境に対する配慮も必要かもしれません。
でも自分の生き方とそれはイコールにはなりません。
私は私の人生を自由に生きることができるからです。
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その自分の人生の中で「タバコの存在」が大きい人もいれば、まったく関わらない人もいるし、関わった後に「やっぱり必要ない」と判断する人もいます。
私はこの話を聞いた後に、「たしかに私達は周囲の意見や常識に流されやすい傾向があるな。でも決めるのは自分なんだよな」と感じました。
そして自分が決めたことや、やりたいことに対して「後悔しない、振り回されない」という自分軸が必要だと思ったのです。
今回の話に登場したおじいちゃんは、幸い健康でタバコを辞める必要性が
特にありませんでした。
90歳からわざわざ禁煙するというのも、なんだか不思議な感じもします。
そのまま吸い続けてもいいだろうと思います。
でも、仮に体調が優れなかったり、明らかに問題がある場合は、真っ先に
「タバコを辞めてみる」という選択肢が浮かびます。
これは結果論ですが、実際に結果が出てからでは「もう遅い」とも言えます。
私達は人生を自由に生きる権利を保証されていると同時に、未来の自分に対しての責任を「今この瞬間の選択」が握っています。
その時の選択が、心豊かな人生を送るか、それとも後悔や自己否定の人生になるのかを決めていきます。
私が禁煙に成功した背景には、やはり「自分の生き方を自分で決める。後悔したくない」という思いが強かったように思います。
次回、同じようなシチュエーションで、正反対の結果となった話をお伝えします。
この話を読んでから第二話を読むと、深く考えさせられるはずです。
そう、自分の人生の舵取りは「自分で取る」ということを。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。