AIで作った画像。なんだか無味。契約書も同じような感じになることがあります。

AIで作った画像。なんだか無味。契約書も同じような感じになることがあります。

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コラム
AIで作った契約書に、「気持ち」が見えないとき

AIで生成した画像を見て、「きれいだけれど、何だか気持ちが見えない」と感じたことはありませんか。

構図も色も整っている。それでも、誰が何を伝えたかったのかが、うまく届いてこない。

実は、契約書などの文章でも、似たことがあります。

秘密保持、損害賠償、契約解除。必要そうな条項は並んでいる。文章も、いかにも契約書らしい。

ところが、読んでみても、「この人は何を心配していて、何を守りたかったのか」が見えてこないのです。

例えば、「相手に途中で仕事を辞められたら困る」というご希望。

その背景には、さまざまな事情が考えられます。

次の担当者が見つかるまで時間がかかる。お客様への対応が止まってしまう。制作途中のデータを渡してもらえないと、その後の仕事が進まない。

こうした事情があるなら、違約金の条項を置くだけで十分か、考える必要があります。終了までの予告期間、引継ぎの内容、資料やデータの受渡しまで、具体的に整理したいところです。

「辞められたら困る」という一言を、どこまで掘り下げるか。それによって、契約書に書くべき内容は変わります。

AIを使っても、事情や希望を丁寧に伝え、出力内容を吟味すれば、それらを反映した文章に近づけることはできます。ただ、依頼する人自身も、何が不安なのかを最初からすべて言葉にできるとは限りません。

話しているうちに、「本当に困るのはそこだった」と気づくこともあるでしょう。

契約書をそれを使う方が自分で作ったということであれば、たとえ文章がちょっとわかりにくいとしても、何に困っているのか、どうしたいのか、ということが手に取るようにわかります。しかし、AIだとプロンプト次第になるとは思いますが、なかなかそこが見えないことがあります。

もちろん事前のヒアリングでこの辺りはクリアしていくのですが、契約書を見ても血が通っていないという表現が適切かはわかりませんがそういうこともあります。

ただ、AIがすごいなと思うのでは、今まであればたたき台のようなものを欲しいと思ったとしたらそれはネット上にある雛形を拾うしかなかったものが、
そのたたき台としてのクオリティは結構高いなと思うのです。

これをそのまま使うのではなく、出来たたたき台を持って、どうしたいのか告げて、その上で専門家が作るとすると

結構いいものができるのではないかと個人的には思っています。

南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
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