【11人に1人が最終選考以上の講評ってどんな?】あなたの原稿、こんな風に読んでいます

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「なんとしてでもデビューしたいのに一次選考で落とされた!」「どこをどう直したらいいのかもはやわからぬ」、そんな悩みを持つ作家志望の皆さん、はじめまして。編集者Hです

自分は20代から大手出版社(朝日新聞出版、集英社、文芸春秋等々)で書評を始めとするライティング・編集作業をしてきました。本業の傍ら、数年前からココナラで講評を始めたのですが本サービスも300件超え。リピーター率は7割以上になっています。

実を言えば、スタート当初は「受賞者なんて出せるかいな」と正直怖かったのです(初期に買ってくれた人、ごめん)。というのも大手公募賞は2000人に1人とかめちゃくちゃな確率なんですよ。最終選考だって0.1~0.5%、二次選考で1~3%、一次選考でも10%以下とかね。

が!
ここからドヤ顔になりますが26年現在までビッグネームの公募新人賞受賞者や最終選考まで残った猛者、商業出版した生徒さんが結構な数で誕生しました。

リピーターが多いので実質受講生ベースでいえば、11人に1人が受賞または最終選考組に入っている。これって驚異の数字じゃないですか。(※26年現在、延べ316件の指導実績に基づき算出。全員が連絡をくれるわけではないのでもっと多い可能性もある!)

うちの受講者、すごいなと感動しています。少しだけ貢献したであろう自分も結構すごいなと(笑)。最終選考と受賞には大きな差があるという声も聞こえてきそうですが、朗報を言えば、最終選考組が数年後にデビューできる割合は歴史的に見てもかなり高いのです。

●原稿を劇的に変える「3つのレイヤー」


一方、本サービスの欠点は高いことです。自分でもわかっています。渋沢栄一が数枚飛ぶ値段。AIで読ませればそこそこな回答が返ってくる昨今。それだけの価値はあるのか?という疑問は生じるでしょう。

作業量=金額とは必ずしも言えませんが、講評は10万字原稿で15時間くらい(私の)人力を費やしています。かつ読んだ直後と数日経ってからでは感想が変わることもままあるので、2日とかではなく1作につき1週間くらいは付き合いたい。読んで終わり、書いて終わりではない。

edisons-electric-pen-768  エジソンの伝記ペン.jpg


そうして、講評の際は「書評家としての分析眼」「ライターとしての筆力」「編集者としてのヒットへの嗅覚」3つのレイヤーからねちっこく見ています。

たとえば。

1、 物語の「骨組み」診断 
設定の矛盾はないか、読者がページを捲る「引き」が機能しているか。書評家としての分析眼で、物語の構造を解体してみます。

2、 キャラクターの「体温」チェック
そのキャラは「生きて」動いているか?読者が感情移入し、最後まで追いかけたくなる魅力的な人物造形になっているかを深掘りします。

3、 プロ仕様の「文章リライト」提案 
ライターとして数十年培った技術をフル活用します。一行のキレ、語彙の選択、リズム感……「新人賞の下読み」の手が止まるような、プロの文章に引き上げるための具体的アドバイスを贈ります。

以上を、10万字原稿ならば、たとえばA4で10枚以上のフィードバックをお返しすることもある。引用文は含まないですよ。

また、自分のスタンスとして作品の「全否定」はしません。あなたの「書きたいこと」を一番大切にします。今の良さを活かしたまま、どうすれば「化ける」かを一緒に考えます(※激辛希望の人には「令和の虎」のごとく容赦なく行きます)。

講評については、もう少しだけ説明します。

●【実践】具体的に「何を」チェックするのか? 


「講評サービス」について。主なチェックポイントは以下です(全てに触れるとは限りません。どこかに特化する場合もあり)

1、 書き出し
2、 登場人物について(造形や行動、セリフについて)
3、 ストーリー展開や構成について
4、 文章表現、文法問題について

1つ目。書き出しは大事です。
よい作品なのに、出だしでミスったばかりにその先を読まれないなんて悲しすぎます。1次で9割落とされる公募文学賞では大いに不利です。

なので、本サービスでは最後まで読んだうえで、冒頭が作品全体にどんな効果を与えているかを逆算する。場合によっては「出だしはこっちのシーンから始めた方がよいかもよ」なんてアドバイスをすることもあります。

2つ目。書き出しよりも、さらに大事な登場人物
人物Aの造詣はみごとなのに人物Bはなんだか書き割りっぽいということもままある。作者がその人物を理解していないとバレバレになるところでもあります。

読んでみて、その人物がどのように見えるのか、どんなところが魅力的か、行動やセリフに矛盾がないか、場合によっては「彼はこんな行動取らないですよ!」みたいなお節介コメントを入れることがあります。

キャプチャかぼちゃん.PNG


なお、お節介コメントを入れる場合は「こうしたらどうすっかね?」みたいな代替案を提示する場合もありますが、必ずしも従う必要はありません。

登場人物と何十時間、何百時間(あるいはもっと?)と過ごしてきた作者の方が、彼ら彼女のことをよくわかっているはずだからです。「いやいや、そういうことじゃなくて」という否定の声が湧き上がるのででも、閃きに繋がれば上等です。最終的にその斜め上のアイデアが出る等々を期待しつつの代替案です。

3つ目はいわゆるストーリー運びやプロットについて。

展開に不自然さはないか、上記の登場人物と大いに関わってくるところでもあります。

一つ一つのエピソードは面白いのに、作品全体を通すと「中だるみ」してしまう。その原因の多くは「ペース配分のミス」です。読者がページを捲る「引き」をしっかり機能させるため、本サービスでは物語の構造を解体し、構成を最適化します。

① 物語全体のバランス(王道の構成) 
物語には、読者を飽きさせない「黄金比」があります。3部構成で全体が100枚の小説なら「導入25:展開50:結末25」といったやつですね。といえ、神経質に枚数を数える必要はないですが、基本構造から大きくズレてしまうと物語の推進力が落ちる、というか素人くささが目立ってしまいます。

② シーンごとのテンポ 
物語が動くべきシーンで、主人公の自分語りや過度な情景描写(文章が上手い人ほど陥りやすい・・・・)が長く続くと、一気にテンポが悪くなります。実は、書いている作者自身では客観視しづらい点でもあります。こうした「リズムの停滞」を見つけ出し、「この説明はカット」「見せ場となるシーンを前倒し!」など、物語の骨組みを強固にするための具体的な再構築を提案します。

※ちなみに、作品提出時にあらすじもお願いしていますが「あらすじがよく書けている」作品は本編そのものの構成も上手な方が多い体感です。

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4つ目は文章表現や文法について

文章が読者に伝わるか、伝わらないか。書き込みが少なすぎないか、逆に書き込みすぎて冗長になっていないか。また、文体に個性がある人ほど文法が微妙であるのもよくあること。

本サービスでは「てにをは」を含め「どうしたら伝わりやすくなるか」、元の文章をまるまる修正してお伝えすることもあります。(誤字脱字などは講評ではあまり触れません。読みながら気がついた箇所はWord校閲の方で指摘することもあります)

講評サービスはオールカスタマイズのため、作品によってどこを指摘するか、その配分も作家さんによってかなり違ってきます。人によってはキャラクターに集中することもあるでしょうし、文章表現ばっかりについて指摘するケースもあるでしょうし、視点のズレについての話になるかもしれません。主に「その人ならの強み」「ここを改善すれば伸びそう!」といった点を中心に見ていきます。

●「通常講評」と「Word添削」サービスの違いって何よ?


以上がメーンの「講評サービス」ですが、オプションの「Word添削サービス」について少し。この2つはどう違うのよ?ということですが。

① 通常講評サービス
Wordテキストに講評を書いてお渡し。作家としての強み、弱みとも、がっつり、じっくり分析し、修正案なども記述します。

② Word添削サービス(オプション・月二枠までの限定販売)
「Word校閲」機能を用い原稿に直接コメント入れ。「この表現が若干わかりづらいので〇〇に変更しましょう」など短文の指摘が中心。5000字講評では触れられなかった細かい箇所を見ます。「ココ好き」的な単純な感想だったり、「前文の○○と重複。トル」などあっさりめの指示も含みます。朱入れ的な要素もあるので、①より若干厳しめに感じるかもしれません。位置づけ的には②は①の補足です。

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●今が一番安い? 価格と「熱量」の話


本サービスの料金は長編になればなるほど「うっ……!」となる価格だとは承知しています……。にもかかわらず、随時値上げをしていることもご報告しておかなくてはなりません。

自分でいうのもなんですが、出版のど真ん中に数十年身を置いたベテランです。プロのコンサルサービスとして考えると十数時間を費やしたりなんだりなんて桁が違うと知っています。なおかつココナラの手数料がメチャクチャ高かったりする。結果、学生バイトに毛が生えたくらいの時給になったりで、今度は自分が「うっ……!」となったりするのです。

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もちろん、読んでいる時は採算なんかまったく過らない。ここだけの話、低温の出版業界の人たちよりも、熱量マックスの作家志望者の方と仕事をしている方が楽しかったりするのです。一方で、本業を基準にすると10万字原稿で5万円くらいにしないと長く続けられないのでは?とも思っています。

高っ! 
もちろん、いきなり1万円とか上げるつもりはないです。
ちょっとずつ、数年くらい掛けてかなとは思っています。講評文字数を短くしたライトプランを出すなども検討していますが、現行の5000字講評は今が一番安い可能性が高いです。「安い可能性が高い」って赤字入れたくなる文章ですね。今も高いけど、迷っている方はお早めの方がまだお得になります。

といえ、一番はココナラが手数料を安くしてくれることでしょうか。
それがムリならばどうかどうか。
皆さんのお給料がどうか爆上がりしますように。
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