職場の同僚、恋人、友人―
一見普通に見える人の中に、危険人物は潜んでいます。
元FBI捜査官ジムクレメンテ氏(Jim Clemente)が警告する危険人物について、知っておくべきことをまとめてました。
元FBI捜査官のジムクレメンテ氏とは?
元FBI捜査官のジムクレメンテ(Jim Clemente)は、海外ドラマ「クリミナルマインド」の脚本家でもあり、現在はご自身のポッドキャストで、犯罪心理や危険を回避する方法を配信しています。
幼少期に性的虐待を受けた経験を持ち、検察官になってからFBIと連携して自らおとり捜査をして加害者を告発し有罪にしています。その後FBIにスカウトされ、22年間勤務しました。
その間、児童性的虐待や殺人事件の犯罪プロファイリングを専門としていました。ジムクレメンテ氏の弟さんも元FBI捜査官でSWATチームの育成をされていた方です。
多くの犯罪者と向き合った経験を、ドラマ「クリミナルマインド」に注ぎ込んでいます。実際に、ドラマのシーンから学んだ回避テクニックを使って殺人犯から逃れた女性の実話も報告されているほどです。
危険人物3選
このような経歴を持つジムクレメンテ氏が警告する危険人物とは。。。
・サイコパス
・ソシオパス
・ナルシスト
よく耳にする言葉ですが、その違いを明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか?
曖昧な理解が、危険を見逃す原因になります。
また、これらの特徴を言語化できるようになることで、実際の被害を正確に他者に伝えることができるのです。
被害に遭っている最中は、「何をされているのか」「何が起きているのか」が分からず、混乱状態に陥ってしまいます。
これは大人も子供も同じです。子供が被害を説明できないのは、「何が起きているか」を表す言葉を知らないから。大人でさえ、巧妙な心理操作の中では言語化できずに苦しむのです。
しかし、その行動に名前をつけることができれば、状況を客観視し、適切な助けを求めることができるようになるのです。
サイコパス
生まれつき共感能力が欠如しており、罪悪感を感じません。表面上は魅力的で社交的に見えることが多く、計画的に人を操作します。
ソシオパス
環境や育ち方により共感能力が育たなかった人物。衝動的で感情的になりやすく、長期的な人間関係を築くのが困難です。
ナルシスト
極端な自己中心的思考を持ち、他者を自分の価値を高めるための道具としか見ません。批判に対して攻撃的になり、支配欲が強い傾向があります。
※日本で「ナルシスト」というと、「自分に酔っている自惚れ屋さん」という軽いイメージがありますが、ここで警告しているのはそれとは全く異なります。「自己愛性パーソナリティ障害」のことです。
危険人物の共通点
この3つのタイプに共通するのは、他者への共感の欠如と、自分の目的のために人を利用することへの躊躇のなさです。
表面上は魅力的で親切に見えることが多く、初期段階では見抜くことが困難です。相手をコントロールし、孤立させ、精神的に支配することで自分の優位性を保とうとします。
日本のメディアが描くサイコパス像は、あまりにも極端すぎるように感じます。報道では凶悪事件と結びつけられることが多いため、「自分には関係ない話」と感じてしまいがちです。
実は、これらの特性を持つ人は人口の数%存在すると言われています。つまり、皆さんの周りにもいる可能性が高いということです。
極端なタイプばかりではなく、一見普通に見えるマイルドなケースや、3つの特性が複雑に絡み合ったケースの方が、むしろ日常的に遭遇する危険があるのです。
身を守るために
危険人物の手口を知ることが、最大の防御です。そして、気づいた時点で「逃げる」、「避ける」ことです。
ジムクレメンテ氏は、危険人物が最初に行うのは「ターゲットの孤立化」だと警告しています。
家族や友人から徐々に引き離し、自分だけに依存させる―これが典型的なパターンです。
関係の初期段階では、
・情報を与えすぎない
・弱さを安易に見せない
・必ず第三者がいる場所で会う
違和感を感じたら、
・直感を無視しない
・家族や友人との連絡を意識的に保つ
・やり取りの記録を残す
危険人物は、あなたの優しさにつけ込んできます。
「相手を傷つけたくない」
「もう少し様子を見よう」
「自分の考えすぎかもしれない」
―そんな思いやりこそが、彼らにとっての入り口なのです。
特に日本人は、学校教育で
「他人を優先すること」
「我慢すること」
「協調性」を学んできています。
この道徳観が、危険人物にとっては格好の餌食になります。
自分を守ることは、わがままではありません。
「相手を優先する」「我慢が美徳」という古い価値観は、もうアップデートする時期ですね。
「なぜ自分は、いつも同じタイプの人に振り回されてしまうのか?」
その答えは、あなたの生まれ持ったデザインに隠されているかもしれません。ヒューマンデザインを知ることで、あなたがつけ込まれやすいポイントや、無意識に引き寄せてしまうパターンが見えてきます。
自分の取扱説明書を手に入れることで、不健全な関係から自分を守ることができるのです。