経営理念と運営理念【会社を成長させる両輪とは】

記事
ビジネス・マーケティング
多くの企業が経営理念ビジョンを掲げています。それは社内外に向けて、会社の存在意義を知らしめる内容がほとんどでしょう。

例外なく、私も社長時代にこの問題について深く考えました。そして理念を作りましたが、私の作った理念は少し異なっていました。

私が突き詰めて考えついたのは、経営理念ではなく、運営理念でした。倒産間際になり、この過ちに気がついたのですが、時既に遅し。

経営理念を追及しなかったのが、会社倒産の要因を作ったのでは、と今でも反省しています。
その後も経営のノウハウを身につけて、経営コンサルタントなった今、下記のことが、最重要課題であると至りました。

経営理念運営理念は車の両輪のように非常に大切です。私の運営理念は数十年前は革新的でした。何も知らない経営者だったからこそ、考えついた内容だったと思います。

その運営理念の良さで、飛躍的に企業は大きくなり、自分の掲げていた夢や目標をはるかに上回るまでに成長しました。しかし、経営理念が欠如していために、大きな壁を越えられず倒産してしまったのだと今だからこそ断言できます。

では、経営理念運営理念の違いはどこにあるのでしょうか?

少し話は逸れますが、急成長し大企業になった会社は?と聞かれるといくつか上がると思います。例えば日本ではソニー・パナソニック・ホンダ、海外ではマイクロソフト・アップルなどがありますよね。

実はそのような会社は例外なく、経営理念を持った経営者のそばに運営理念を持った右腕とも言える人物が存在しているのです。

繰り返しますが、経営理念とは、その企業が社会の中で存在する意義を内外に向けて発信する内容であるのに対し、運営理念とはその企業がどのような組織体を目指しているのかを示す役割りです。

しかし、現実では素晴らしい経営理念を持った人としっかりとした運営理念を持った人が出会うのはと言えます。

企業経営とはこの二つが揃ってこそ初めて組織体として上手く機能し、問題が起こりにくくスムースな成長を促し、問題が起こったとしても乗り越える企業組織が出来上がるのです。

経営理念ビジョンに近いものを掲げている企業はたくさんあります。しかし、確たる経営理念やビジョンを掲げている企業となると、明らかに少なくなります。これはハッキリ言って経営者の努力不足でしょう。

さらに、経営理念に加えて運営理念まで考え込んでいる経営者がほとんどいないのが現状です。どのような組織にしたいのか、何に重きを置いて運営するのか、いずれも経営をしていく上で欠かせない要素なのです。

このような現状の中で、少しでも運営のプロとしての助力をできればと考えています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも参考になったと感じていただけたら、お気に入りとSNSでのシェアーお願いいたします。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す