考えているつもりの経営者【場当たり方式経営】

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ビジネス・マーケティング
振り返ると、経営者の仕事は本当に大変だとつくづく感じます。最大の理由は、常に最後の決断を自分でしなければならないからではないでしょうか。

自分の代わりに誰かが決めて、その決定に従うのであれば、最後に言い訳が出来ます。
「決めたのは自分じゃない。」

しかし、決定したのは自分ではないと自分に嘘はつけないでしょう。だから、経営者は常に考え、決断を下さなければなりません。

さらに、経営上起こる問題は常に新しい問題だということも厄介です。経営の仕事はルーティン業務でありませんし、新しいことに挑戦すれば、新しい問題が起こるからです。

その問題解決をするときに、当然対策を考えますが、ここで問題を抱え続ける経営者伸びていく経営者に分かれてしまいます。

本気で考える
本質的に考える

似ているようで大きく違います。本気で取り組むのは当たり前と言えば、当たり前なのですが、本気過ぎると感情に囚われてしまい、本質を見抜けなくなってしまいます。

多くの経営者が、あまりにも本気で考えているようです。この結果、自分の出した回答が感情論に支配され、場当たり的な解決策を積み上げていくことになってしまうのです。

それを避ける方法はたった一つ。本質的に考えることです。問題が起こったときに、真の原因がどこにあり、どのようなルールを作れば似たような問題が起こっても対処できるのです。

過去の事例と矛盾しないようにするには、どうすれば良いのか?過去の事例と矛盾する場合には、どのように新しいルールを確立していくのか?

本質的な考え方をしていかない限り、問題は雪だるま式に大きくなっていきます。本気で考えすぎて情で判断すれば、一時的にはある人の利益になりますが、大半の人が不利益を被る可能性があるからです。

そのような判断を続けると、最終的にどの判断も疑られるようになってしいます。

逆に難しい考えになるかもしれませんが、本質的に物事を捉えて、問題の根本を解決する決定をしていけば、後々問題が起こっても事例に沿って解決・応用できるようになります。

良い経営をするためには、本質的に物事を捉えて、論理的に問題分析を行い、いずれ起こるであろう未来の問題を予測し、根本的に問題を解決すべく考えるのが重要です。

本質的に考えることが本当に大切で、これが出来れば問題は解決して本来やらなければいけない仕事に時間を割けます。

考えていない経営者はほんのわずかでしょう。多くの経営者が日々悩み考え抜いていると思います。

本気ではなく、本質的に考えて、悩みのタネを減らしていきたいものです。

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