経営の勉強とは【どうやって勉強するか】

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ビジネス・マーケティング
日々、多くの経営者と話をしていて思うことがあります。
それは経営に対して熱心ではあるけれども、勉強する方向や方法が誤っているのでは?という疑問です。

私が社長になったのは数十年前で、27歳の時でした。その頃は若手起業家などはほとんどおらず、社長としての威厳も何もなく見下されました。
年齢が若い、というだけで…

当時、私自身も「社長とは何をすれば良いのか?」と自問自答を繰り返しながら日々の業務に追われる毎日でした。
しかし、単に営業が得意・物作りが好き、だけではとてもトップとしての仕事が全う出来ている状況では無かったことを思い出します。

その時に私が良くやっていたことといえば、経理の勉強・啓発セミナー・啓発本、そして他の社長に話を聞きに行く、と行ったことでしょうか。
一人の社長の言葉は今でも覚えています。それは
「君には迫力が欠けている。若いから仕方がないが、目力が足りない。動物園に行って、虎と睨めっこをして来い。」
という言葉です。すぐに動物園に行って、実際に虎と何時間も睨みあったのも覚えています。経営の勉強とは座学だけでは済まないものも多々あります。

いろいろ工夫している中で、徐々に分かって来たことがありました。
ある日のことですが、自己啓発セミナーに出ていたときのことですが、頭に講師の話が全く入らず、どうしても他のセミナーや本と同じことを言っているように聞こえたのです。
「必死に努力して、自分なりに工夫して、頑張れ!」の一言です。
それからも自己啓発は意味が無いと思い、すっかり本も読まなくなり、セミナーに行くのも辞めてしまいました。

結局は、他の社長と話すことが一番だったのですが、それも限界があります。そこで私が始めた方法は、経営者が書いた本・戦略家が書いた本を片っぱしから読むことでした。

「凡人は経験から学び、偉人は歴史から学ぶ」と言われます。決して私が偉人だとは思いませんが、やはり偉大な過去の経営者、戦略家から学ぶことは多々ありました。

経営学という大きな幹の先に、経理・営業・製造・税務・人事などの知識を付けていかなければ、結局は小手先の技になったしまうと感じています。

現在は、今まで学びえた知識と経験を合わせ、学問として経営学を学んでいます。それら全てを結集させて「経営とは一体何なのか?」の本質を追随し、本質的なコンサルティングを行おうと考えています。
かつてのような企業経営をすることは、私の残りの人生では無いでしょうが、私が得た【知恵】を一人でも多くの経営者に伝えたいと考える毎日です。


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