デザイナーコスト削減政策にものいいをつける

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 世の中の少なくない企業がコスト削減という名の経営方針を上げリストラという名の人件費削減とそれに伴うレイオフといった事態が全国各地で起きたのが1990年代の初頭からの出来事でした。
 コストカットの真っ先の項目はなぜか「広告・宣伝費」次いで「人件費」という本来ならば付加価値をつけるべき大切な項目が犠牲になってしまっているのです。
 コストカットの主な原因は低価格路線の展開でした。特に小売業界における20%オフ、二個で一個の価格ですなどの政策が売上を伸ばすといった経験をしたため、多くの企業が追随することになったのですが、その結果顧客は商品の「真の価格」と「価値」を知ることとなり(誤解かもしれない顧客の想いとはいえます)通常価格で買うことが減り。何らかの「キャンペーン」を待つという事になります。
 結果「価格」が最大の購入決定の要因となり、ブランドによる差別化戦略は崩壊していったのです。
 また、我が国において生産者や販売者が実は生活者であり消費者であるという根本を忘れてしまったかのごとき在り様を創ってしまったのです、所謂「デフレ経済」への突入という事になります。
 低価格なものを供給するためには人件費をカットしなければならないがその結果給料が減り益々低価格を求めるといった循環、海外の安い労働力を活用する、野菜なども後進国から安く仕入れるといった苦肉の策を講じなければならないという羽目になって行ったのもバブルがはじけた以降の現象でした。
 よせばいいのに飲食業界においても低価格路線の嵐が吹き荒れていきます。
100円バーガーの登場、牛丼の価格290円戦争、レストランではバイキングの台頭、人手不足に対応するサービスのカット、ドリンクバー、冷凍食品の活用による職人の排除等・・それら一連の動きが30年たった現在、プロ不在のオペレーションが当たり前になってきて、正直飲食店のレベルはかなり落ちてきました。職人不在のレストランの乱立はアンコモディティの場所としての役割を放棄したとしか思えない時代を経ました。
 かたや国は国で「公共事業」無駄論を永年提唱してきたことから、道路のメンテナンスなどの予算も削ったのか、国民の大切な生活インフラの維持すら不十分となっていったのです。現在各地の道路陥没事故など見るたびに思うのですが、出張先での話 地方の市や村にあった建設業や土木業、などの会社がことごとく廃業し、何か事が起きても工事できる人がいないという事でした。公共事業の元受けから仕事をもらっていた子請、孫請け、ひ孫請けといった業者がなくなり、当然後を引き受ける人もいないという現象が起きているという事から移民受け入れ、作業をしてもらうということになっています。
現業部門での外国人活用はこうして起きてきました。ビッグプロジェクトの推進はかって、農村部からの出稼ぎ労働者で賄ってきたのが今や海外からといった構図となっています。
 今回ブランド展開のすすめというテーマでしたがその前段で現実の問題と、ブランド化に至る道筋の根本に関して説明させていただきました。
 本来ブランドというものは、その構築にコストがかかるものです。企業においての無形資産となりうるのですが、そのことの理解がないとブランディング推進は難しいものです。
短期の突発的な売上高及び期間損益といった点では低価格路線は成功するのかもしれませんがこれはあくまでも「戦術的なこと」であってなかなか永続しません。ブランド化こそが重点的課題となっていき多くの消費者に浸透したとしたらそこに「価格競走」という事がなくなります。
 会社や団体だけでなく個人も、地域も「ブランド化推進」していきましょうよと提言したところで。
今日の落書編は👇
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