アンリセット #45 父の視点

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(前回のあらすじ)
私の次の気持ちが分かるまで動きたいの。
――入力したこの言葉でAIが物語を展開。
一莉は父に起業への思いを語り、動きながら気持ちを確かめたいと伝えた。

(本編)
「会社員として言わせてもらうけどな」父は腕を組み、まっすぐに一莉を見た。

「会社ってのは、毎月の給料が約束されてる。その代わりに、やりたいことよりも会社の指示を優先するんだ。安定はあるが、自由は少ない」

彼は少し息を整えてから続けた。
「でもその安定があるからこそ、家のローンも組めたし、お前たちを育てる余裕も持てた。リスクを避けて、計画を守る――それが会社員の考え方だ」

一莉は黙って聞き入る。父の言葉は重く、生活の実感からにじみ出ていた。

「起業は真逆だろうな。自由はあるが、毎月のお金は誰も保証してくれない。だから俺は怖いと思う」

父の視線は一瞬、柔らかさを帯びた。
「それでも挑戦したいなら、どうしても譲れない理由が要るんじゃないか?」

父の問いが、静かに部屋に落ちた。

「多分起業ってのは、自分を全部肯定する覚悟がいるぞ」

父は一莉に静かに言った。

「会社員なら失敗しても周りが補ってくれる。起業は違う。うまくいかないことも、間違いも、全部自分に返ってくる。だから自分の決断も、判断も、行動も、全部自分で受け止める覚悟が必要だ」

一莉は父の言葉を胸で反芻する。
「自分の選択を、自分で責任を持って肯定できなければ、起業はできないのか」

父は頷いた。「その覚悟があるかどうかで、起業の景色は全く変わる」

一莉は言葉を噛みしめ、心の中で自分に問いかける。
「私は、自分を肯定する覚悟を持てるだろうか」
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